きょう卒業した
冬の小鳥が山へかえる日
赤いリボンをつけたホオジロが
ぼくの手を飛びたった
椿の木から木蓮の木へ
ためらいもなく羽はうつり
空の色に
吸い込まれて消えた
いまも手のひらに残っている
小さな温もりと鼓動
饒舌だった庭の木がいま
さみしさで震えている
椿よ木蓮よキミよ
とっとと赤いリボンをつけて
舞いあがれ空へ
春愁の羽に触れてこい
きょう卒業した
冬の小鳥が山へかえる日
赤いリボンをつけたホオジロが
ぼくの手を飛びたった
椿の木から木蓮の木へ
ためらいもなく羽はうつり
空の色に
吸い込まれて消えた
いまも手のひらに残っている
小さな温もりと鼓動
饒舌だった庭の木がいま
さみしさで震えている
椿よ木蓮よキミよ
とっとと赤いリボンをつけて
舞いあがれ空へ
春愁の羽に触れてこい
心に口があるならば、詩を
心地よく飲んでしまいました。
いつも、ありがとうございます。
熊子さんの心の口に合いましたでしょうか。
せめて、
風邪薬ほどの効能でもあればいいのですが。