2014-1120-man1559
万葉短歌1559 秋萩は1420
秋萩は 盛り過ぐるを いたづらに
かざしに挿さず 帰りなむとや 沙弥尼
1420 万葉短歌1559 ShuD628 2014-1120-man1559
□あきはぎは さかりすぐるを いたづらに
かざしにささず かへりなむとや
○沙弥尼(さみに)=前歌参照。左注読下しに「右の二首は沙弥尼等(たち)。」
【編者注】「故郷の豊浦の寺の尼の私房にして宴する歌三首」の第3首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第49首。
【訓注】秋萩(あきはぎ=秋芽子)。かざしに(頭刺)。帰り(かへり=還去)。