万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1557 明日香川1418

2014年11月18日 | 万葉短歌

2014-1118-man1557
万葉短歌1557 明日香川1418

明日香川 行き回る岡の 秋萩は
今日降る雨に 散りか過ぎなむ  丹比真人国人

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あすかがは ゆきみるをかの あきはぎは
  けふふるあめに ちりかすぎなむ

丹比真人国人(たぢひのまひと くにひと)=03-0383歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「故郷の豊浦(とゆら)の寺の尼の私房(しばう)にして宴する歌三首」、その第1首。左注に「丹比真人国人一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第47首。
【訓注】明日香川(あすかがは=明日香河)。行き回る岡(ゆきみるをか=逝回岳)。秋萩(あきはぎ=秋芽)。降る(ふる=零)。散りか(ちりか=落香)。