2014-1101-man1537
万葉短歌1537 秋の野に1401
秋の野に 咲きたる花を 指折り
かき数ふれば 七種の花 山上憶良
1401 万葉短歌1537 ShuD601 2014-1101-man1537
□あきののに さきたるはなを およびをり
かきかぞふれば ななくさのはな
○山上憶良(やまのうへの おくら)=原文は「山上臣(おみ)憶良」。01-0063歌参照。
【編者注】題詞は「山上臣憶良詠秋野花歌二首」、その第1首。脚注に「其一」[下記注]。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第27首。
【訓注】秋の野(あきのの=秋野)。指折り(およびをり=指折)[下記注]。かき(可伎)。七種の花(ななくさのはな=七種花)。
【依拠本注-および】『倭名抄』(二)に、「指」について、(…)、オヨビは俗の呼称、つまり子ども向けの言葉であったと推測されるのである。
【編者注-其一、其二】同一題詞のもとに、この歌(短歌)が「其一」、次の1538歌(旋頭歌)が「其二」と並収されている。この事情について、依拠本の考察は諸説を示しながら詳しい。
08-1538 萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花 山上憶良
【アクセス数】2014年10月31日現在(2010年11月01日開設)
順位:15,703 位 / 2,082,531 ブログ中
トータル閲覧数 203891 PV
トータル訪問者数 91898 IP