万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1553 しぐれの雨1414

2014年11月14日 | 万葉短歌

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万葉短歌1553 しぐれの雨1414

しぐれの雨 間なくし降れば 御笠山
木末あまねく 色づきにけり  大伴稲公

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しぐれのあめ まなくしふれば みかさやま
  こぬれあまねく いろづきにけり
 
大伴稲公(おほともの いなきみ)=原文は「衛門大尉(ゑもんのだいじょう)大伴宿祢(すくね)稲公」。「大伴旅人の異母弟で、家持の叔父。」
【編者注】題詞は「衛門大尉大伴宿祢稲公歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第43首。
【訓注】しぐれの雨(しぐれのあめ=鍾礼能雨)。降れば(ふれば=零者)。御笠山(みかさやま=三笠山)[奈良市春日山辺]。木末あまねく(こぬれあまねく=木末歴)。