万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1551 時待ちて1412

2014年11月12日 | 万葉短歌

2014-1112-man1551
万葉短歌1551 時待ちて1412

時待ちて 降りししぐれの 雨やみぬ
明けむ朝か 山のもみたむ  市原王

1412     万葉短歌1551 ShuD620 2014-1112-man1551

□ときまちて ふりししぐれの あめやみぬ
 あけむあしたか やまのもみたむ

 
市原王(いちはらの おほきみ)=03-0412歌参照。
【編者注】題詞は「市原王歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第41首。
【訓注】時待ちて(ときまちて=待時而)。降りししぐれ(ふりししぐれ=落錘礼)。もみたむ(将黄変)[下記注]。
【依拠本注-雨と黄葉】雨が黄葉をうながすとする歌は多く、08-1553・1571・1593、10-2180・2196、15-3697などに見える。