万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1562 誰れ聞きつ1423

2014年11月23日 | 万葉短歌

2014-1123-man1562
万葉短歌1562 誰れ聞きつ1423

誰れ聞きつ こゆ鳴き渡る 雁がねの
妻呼ぶ声の 羨しくもあるか  巫部麻蘇娘子

1423     万葉短歌1562 ShuD632 2014-1123-man1562

たれききつ こゆなきわたる かりがねの
  つまよぶこゑの ともしくもあるか

巫部麻蘇娘子(かむなぎべの まそをとめ)=04-0703歌参照。
【編者注】題詞は「巫部麻蘇娘子鴈(かりの)歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第52首。
【訓注】こゆ(従此間)。雁がね(かりがね=鴈鳴)。妻呼ぶ声(つまよぶこゑ=嬬呼音)。羨しくも(ともしくも=乏知)。