2014-0621-man1401
万葉短歌1401 水霧らふ1271
水霧らふ 沖つ小島に 風をいたみ
舟寄せかねつ 心は思へど ○
1271 万葉短歌1401 ShuD402 2014-0621-man1401
□みなぎらふ おきつこしまに かぜをいたみ
ふねよせかねつ こころはおもへど
○=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄船」(船に寄す)。五首(1398~1402)の第4首。
【訓注】水霧らふ(みなぎらふ=水霧相)[≠漲]。沖(おき=奥)。いたみ(疾見)[03-0294]。心は思へど(こころはおもへど=心者念杼)。