万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1395 沖つ波1265

2014年06月15日 | 万葉短歌

2014-0615-man1395
万葉短歌1395 沖つ波1265

沖つ波 寄する荒磯の なのりそは
心のうちに 障みとなれり  

1265     万葉短歌1395 ShuD395 2014-0615-man1395

おきつなみ よするありその なのりそは
  こころのうちに つつみとなれり
=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄潮」(潮に寄す)。四首(1394~1397)の第2首。
【訓注】沖つ波(おきつなみ=奥浪)。寄する(よする=依流)。荒磯(ありそ=荒礒)。なのりそ(名告藻)[03-0362、07-1167ほか]。障み(つつみ=疾)[05-0894、06-1021]。