2014-0617-man1397
万葉短歌1397 荒磯越す1267
荒磯越す 波は畏し しかすがに
海の玉藻の 憎くはあらずて ○
1267 万葉短歌1397 ShuD397 2014-0617-man1397
□ありそこす なみはかしこし しかすがに
うみのたまもの にくくはあらずて
○=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄潮」(潮に寄す)。四首(1394~1397)の第4首。
【訓注】荒磯(ありそ=荒礒)。越す(こす=超)。波は畏し(なみはかしこし=浪者恐)。しかすがに(然為蟹)[04-0543]。憎くは(にくくは=憎者)。