万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0631 うはへなき0566

2012年06月16日 | 万葉短歌

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万葉短歌0631 うはへなき0566

うはへなき ものかも人は かくばかり
遠き家道を 帰さく思へば  湯原王

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□うはへなき ものかもひとは かくばかり
 とほきいへぢを かへさくおもへば
○湯原王(ゆはらの おほきみ)=第375歌参照。
【編者注】題詞原文は、「湯原王贈娘子歌二首」。その第一首。第631歌から642歌までは「娘子」との恋歌の贈答歌群。
【編者注-娘子(をとめ)】湯原王が旅先で通った女性。妻を伴って旅へ出て来た王から、激しく恋される。ひと月ほどの贈答関係らしい。
【訓注】うはへ(宇波弊)。かくばかり(然許)。家道(いへぢ=家路)。帰さく(かへさく=令還)。