万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0624 道に逢ひて0559

2012年06月09日 | 万葉短歌

2012-0609-man0624
万葉短歌0624 道に逢ひて0559

道に逢ひて 笑まししからに 降る雪の
消なば消ぬがに 恋ふといふ我妹  聖武天皇

0559     万葉短歌0624 ShuB541 2012-0609-man0624

□みちにあひて ゑまししからに ふるゆきの
 けなばけぬがに こふというわぎも
○聖武天皇(しゃうむ てんわう)=題詞原文では単に「天皇」。第530歌参照。
【編者注】題詞原文は「天皇思酒人女王御製歌一首」。
【編者注-酒人女王(さかひとの おほきみ)】題詞脚注に、女王は穂積皇子の孫娘、とあるだけで、伝未詳。
【訓注】逢ひて(あひて=相而)。笑ましし(ゑましし=咲之)。降る雪(ふるゆき=零雪)。恋ふといふ(こふといふ=恋云)。我妹(わぎも=吾妹)。