万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌0620 初めより0555

2012年06月05日 | 万葉短歌

2012-0605-man0620
万葉短歌0620 初めより0555

初めより 長く言ひつつ 頼めずは
かかる思ひに 逢はましものを  大伴坂上郎女

0555     万葉短歌0620 ShuB533 2012-0605-man0620

□はじめより ながくいひつつ たのめずは
 かかるおもひに あはましものを
○大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=第563歌参照。
【編者注】第619歌(長歌)への反歌。長歌の題詞原文は、「大伴坂上郎女怨恨歌一首」。
【編者注-怨恨歌】怨恨歌の語は初出。依拠本は、中国詩の怨詩・閨怨・春怨・春閨有怨・倡婦怨情・秋閨怨・玉階怨などを学んでの創作歌だろう、とする。
【訓注】思ひ(おもひ=念)。逢はまし(あはまし=相益)。