万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0623 松の葉に0558

2012年06月08日 | 万葉短歌

2012-0608-man0623
万葉短歌0623 松の葉に0558

松の葉に 月はゆつりぬ 黄葉の
過ぐれや君が 逢はぬ夜の多き  池辺王

0558     万葉短歌0623 ShuB540 2012-0608-man0623

□まつのはに つきはゆつりぬ もみちばの
 すぐれやきみが あはぬよのおほき
○池辺王(いけへの おほきみ)=「壬申の乱に敗死した大友皇子の孫。葛野王の子。淡海三船(…)の父。額田王の血を引くわけである。神亀四年(727)。従五位下。天平九年(737)内匠頭。」
【編者注】題詞原文は「池辺王宴誦歌一首」。宴誦歌の語は初出。
【訓注】ゆつりぬ(由移去)。黄葉(もみちば)。逢はぬ(あはぬ=不相)。