2012-0604-man0618
万葉短歌0618 さ夜中に0554
さ夜中に 友呼ぶ千鳥 物思ふと
わびをる時に 鳴きつつもとな 大神郎女
0554 万葉短歌0618 ShuB532 2012-0604-man0618
□さよなかに ともよぶちどり ものもふと
わびをるときに なきつつもとな
○大神郎女(おおみわの いらつめ)=未詳。「大神氏(…)出身の郎女であろう。8-1505 にも家持に贈った歌があり、その歌も鳥を詠む。」
【編者注】題詞原文は、「大神郎女贈大伴宿祢家持歌一首」。
【訓注】さ夜中(さよなか=狭夜中)。物思ふ(ものもふ=物念)。もとな(本名)。