万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0625 沖辺行き0560

2012年06月10日 | 万葉短歌

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万葉短歌0625 沖辺行き0560

沖辺行き 辺を行き今や 妹がため
我が漁れる 藻臥束鮒  高安王

0560     万葉短歌0625 ShuB543 2012-0610-man0625

□おきへゆき へをゆきいまや いもがため
 わがすなどれる もふしつかふな
○高安王(たかやすの おほきみ)=「長皇子の孫。577題詞参照。この歌の時も摂津大夫であったのであろう。」
【編者注】題詞に、裹(つつ)んだ[藻で包んだ]鮒を娘子(をとめ)に贈った歌。
【訓注】沖へ行き(おきへゆき=奥弊往)。今や(いまや=伊麻夜)。我が(わが=吾)。