評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
【楽天証券】確定拠出年金について伝えたい5つのメッセージ
楽天証券ホームページでの連載「山崎元のホンネの投資教室」に「確定拠出年金について伝えたい5つのメッセージ 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。)
確定拠出年金は、課税される金額以上の所得が見込まれる方にとって、「ほぼ確実に儲かる」と言える数少ない金融サービスであるにもかかわらず、利用していない人の多い制度です。
記事では、確定拠出年金について今、是非ともお伝えしたい・言いたいと思っている以下の5項目について書いています。
■確定拠出年金について伝えたい5つのメッセージ
1・利用しないと「もったいない!」
2・運営管理機関・運用商品の「地雷」を避けよ
3・金融機関による投資教育を警戒せよ
4・手数料が安い外国株インデックスファンドを選べ
5・70歳まで加入可能にして欲しい
今月、確定拠出年金の改正法案が国会を通過しましたが、ちょうどそのタイミングで「確定拠出年金の教科書」(日本実業出版)という確定拠出年金の解説書の出版を進めていたため、ぎりぎりで改正法案の内容を本文中に紹介することが出来ました。先の5項目は、それぞれ拙著にて更に詳しい説明をしています。
確定拠出年金については、今後要望したい点が大きく言って二つあります。
1つには、移換をはじめとする各種手続の改善です。一部の手続は恐ろしく面倒ですし、全体的にみても手続きは不便で遅く、手数料も掛かかります。この改善は継続的に要望していこうと思います。
もう1つは、原則として60歳迄としている年金の拠出可能年齢を、早急に70歳迄に引き上げることです。日本人が相対的に長寿・健康であること、働き方が多様化していることなどを踏まえても、加入資格年齢の引き上げは、政策が目指す方向性と合致するはずです。
皆さんには、ご自分の加入資格を確認して、確定拠出年金を是非使ってみて欲しいと思っています。そのためのガイドブックとして、拙著が少しでもお役に立つなら、著者としては大変嬉しく思います。
確定拠出年金は、課税される金額以上の所得が見込まれる方にとって、「ほぼ確実に儲かる」と言える数少ない金融サービスであるにもかかわらず、利用していない人の多い制度です。
記事では、確定拠出年金について今、是非ともお伝えしたい・言いたいと思っている以下の5項目について書いています。
■確定拠出年金について伝えたい5つのメッセージ
1・利用しないと「もったいない!」
2・運営管理機関・運用商品の「地雷」を避けよ
3・金融機関による投資教育を警戒せよ
4・手数料が安い外国株インデックスファンドを選べ
5・70歳まで加入可能にして欲しい
今月、確定拠出年金の改正法案が国会を通過しましたが、ちょうどそのタイミングで「確定拠出年金の教科書」(日本実業出版)という確定拠出年金の解説書の出版を進めていたため、ぎりぎりで改正法案の内容を本文中に紹介することが出来ました。先の5項目は、それぞれ拙著にて更に詳しい説明をしています。
確定拠出年金については、今後要望したい点が大きく言って二つあります。
1つには、移換をはじめとする各種手続の改善です。一部の手続は恐ろしく面倒ですし、全体的にみても手続きは不便で遅く、手数料も掛かかります。この改善は継続的に要望していこうと思います。
もう1つは、原則として60歳迄としている年金の拠出可能年齢を、早急に70歳迄に引き上げることです。日本人が相対的に長寿・健康であること、働き方が多様化していることなどを踏まえても、加入資格年齢の引き上げは、政策が目指す方向性と合致するはずです。
皆さんには、ご自分の加入資格を確認して、確定拠出年金を是非使ってみて欲しいと思っています。そのためのガイドブックとして、拙著が少しでもお役に立つなら、著者としては大変嬉しく思います。
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この場をお借りしてご質問させてください。
来年1月より個人型DCを始めようと思いますが、外国株式のインデックスファンドを考えております。
勤務先に出入りの銀行では野村DC外国株式インデックスファンドのみ選べるのですが、いつも利用している楽天証券だとたわらノーロード先進国株式が候補になります。
銀行では手数料が年4,000円かかりますが楽天証券はタダなのでこちらを選ぼうかとも考えるのですが、ファンドの設定から1年程度の商品の安全性というのはどんなものなのでしょうか。
山崎さんだとこの条件の場合どちらを選びますか?
教えていただけると幸いです。
(1)先ず、確定拠出年金の商品選択として、外国株式(先進国株式)のインデックスファンドは適切です。複数ある場合は、運用管理手数料(信託報酬)が安い方を選ぶということでいいでしょう。
(2)設定から間がないファンドでも、実質的にマザーファンドで運用するファミリーファンド形式のものであれば(インデックス・ファンドに多くあります)、運用は安定しているので、選んで問題ないと考えます。
(3)ファンドの資産残高がごく僅かの場合に、ファンドが不安定になることがありますが、ファミリーファンド形式の場合問題が生じることは少ないでしょうし、残高が数十億(例えば50億円)あれば、安定性に問題は無いでしょう。
以上のような一般論を踏まえて、手数料コストを節約できる選択をされるといいと思います。ご運用の成功を祈ります。
問題なしとのことで早速申込書を取り寄せました。
ところでもう一つ質問させてください。
御著書(ほったらかし投資術、信じていいのか銀行員)等では普通預金より個人型国債変動10のほうが安全と書いてありますよね。
これが初心者にはしっくり来ないのです。
国家財政より銀行の方が先に潰れるというのもあまりイメージがわかないです。
かつて日本が預金封鎖や新円切替をやったときに、日本の銀行は総潰れしていたのでしょうか。
そもそも国家破綻や国家財政が潰れるとはどういうことだろうか。
私自身も理解したいのですが、どうも私は政府より金融機関の方が安全と思ってしまっているようなのです。
もっともっとうまいというか、わかりやすい理屈や説明はありませんか。
またMRFについては証券会社がつぶれても財産自体は信託銀行に分離されて保管されているとされていますが、その信託銀行がつぶれたら、やはりMRFもパァなんでしょうか。その信託銀行の安全性はどうなんでしょうか。
以上、回答いただけるとありがたく思います。