goo

「新しい株式投資論」の修正

 「新しい株式投資論」の増刷が決まりました。発売一週間での増刷なので、まずは順調です。皆様のご支援の御蔭です。ありがとうございます。
 著者としては、取りあえず増刷が決まると、5回をリードして投げ終えた先発投手のように、最低限の責任を果たしたような少しホッとした気分になります。(出版社と担当編集者に、損はさせなかったかな、という感じです)
 
 さて、第1刷の読者にはまことに申し訳ないことなのですが、三箇所ほど修正すべきミスを発見しました。これらは第2刷から修正されます。私が見つけたものが一つありますが、残りの二つは、当ブログにご来訪いただいている<作業員>さんのご指摘によるものです。特に、下記の(3)は内容に関わる私のミスです(たぶん不注意によるものだと思いますが、言い訳のできない誤りです。スミマセン)。著者として責任を感じると共に、<作業員>さんに大いに感謝するものです。
 
 拙著には、今後も要訂正箇所が出てくる可能性があります。要修正箇所があった場合には、当面、このエントリーに掲載してご連絡することと致します。

<第2刷での修正箇所>

(1)5ページ7行目  「第四章」→「第4章」 (表記不統一)
(2)167ページ9行目  「脳を、傷つける」→「脳を傷つける」 (不要な読点)
(3)185ページ9行目  「円高」→「円安」 (意味上の誤り)

<第2刷りでは反映し切れていない修正>

(4)69ページ9行目  「TOPIXでベンチマークである」→「TOPIXがベンチマークだからその構成銘柄」
(分の続き具合の修正。この段落は最終行に余裕があるので行を動かさずに言葉を補うことができます)
(5)117ページ9行目  「企業年金基金連合会」→「企業年金連合会」(固有名詞のミス)

(4)は<ZEN>さま、(5)は<ぴょん>さまのご指摘を受けての修正です。ありがとうございます。

(6)173ページ8行目 「form」→「from」

(6)は、泣く子も黙る<作業員>さんのご指摘です。ありがとうございます。

(7)117ページ9行目  「期待値ターン」→「期待リターン」
(8)158ページ9行目  「上昇修正」→「上方修正」

これらも<作業員>さんのご指摘です。
有り難いことに3刷りが決まったので、(4)~(8)の修正を3刷りに反映します(2007.11.15)。

コメント ( 36 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上司の暴言に... 「夜型」から... »
 
コメント
 
 
 
新著熟読中です (thorn1213)
2007-10-25 10:36:37
山崎様

新著のご刊行、おめでとうございます。早速買いました。

ブログですぐに訂正が入る、というのもネット時代ならではですね。現在ご本を熟読玩味しているところです。大変面白く感じていますし、せっかくのよい本なので広く読まれることを期待したいと思っています。

行動ファイナンスやニューロファイナンスについても、いつもご著書や楽天証券のサイトなどから勉強させて頂いており、個人投資家としての自分のリターンの改善に直接つなげるのは難しそうですけれども、知らないと損になることばかりだなあと感じています。

現在、「新しい株式投資論」と並行して、Jason Zweig の"Your Money And Your Brain"にも挑戦しています。なにぶん英文原著ですし恥ずかしながら一月経ってもまだ読了していませんが、脳科学や認知心理学の実験結果を徒に羅列するだけではなく、それらを「翻訳」して個人投資家にとって実戦的で役に立つアドバイスを多々書いている印象です。もしお読みでしたら、感想を聞かせて頂けると嬉しいです。
http://www.amazon.co.jp/Your-Money-Brain-Science-Neuroeconomics/dp/074327668X

私はこれからも勉強を続けて、「へそ曲がりで合理的な個人投資家」として長く運用を楽しみたいと思っています。山崎様がまた新たな示唆を与えて下さいますよう、四国の田舎からご健筆をお祈りしております。

前にブログにあったとおり、もうじきセイラー教授の本も再販されるのですよね。こちらも楽しみにしています。
 
 
 
どうも (作業員)
2007-10-25 12:40:52
グロースとバリューのところが、素人には、ピン、とこんのですわ。株価は常に結果で、色の違いなどないようにも、見えますけんね。手法の違いも、たまたま、に見えたり、ストンと落ちる解説が、ほしいものです。
 
 
 
総合7位 (george)
2007-10-25 12:48:21
山崎様

大変ご無沙汰しております。
拝読いたしました。
金融機関が多いこの辺近くの書店では昨日総合7位でした。
内容はスーッと入ってくる感じで、以前にも増して言い切り度合いが強くなっている印象です。
ありがとうございます。


 
 
 
p.69 (ZEN)
2007-10-25 21:10:40
山崎さん、

新著の増刷、おめでとうございます。
「楽しんで」読んでいます。ありがとうございます。

些細なことで、さらに意味的に間違ってはいないと思いますが、69頁9行目の「(通常、TOPIXでベンチマークである)」は、ランゲージ的、意味的に別の言い方がよろしくないですか?

(TOPIXインデックスの構成銘柄)?
(TOPIXインデックスシリーズの母集団)?

重箱の隅で恐縮です。
 
 
 
さらに隅をつつけば (ぴょん)
2007-10-25 23:28:46
117頁9行目
「企業年金基金連合会」→「企業年金連合会」では?
 
 
 
BMの証券政策 (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-10-26 00:21:12
山崎様、皆様

2007年10月15日号の日経ビジネスに「編集長インタビュースペシャル ブラックマンデー20年 歴史に学ぶ(上)」と言う特集がありました。

123頁からは元北海道銀行頭取にして元大蔵省・証券局長の藤田恒郎氏のインタビューなのだが、これを読んでびっくり仰天、魂消た。
「リスク掌握こそが金融」と言う題名も皮肉だが、事態(ブラックマンデー=BM)に際して当時の大蔵大臣にして政界一の経済通として名を馳せた宮澤喜一氏と藤田証券局長が為した会話の一部始終が当時局長ご本人の口から赤裸々に語られているその内容である。

株価大暴落への緊急対応措置がどう言う目論見でいかなる過程を経て決定実行されたかの経緯詳細なのであるが、(長いが)要約すると:
当時は金融機関も大手商社を筆頭に大企業達も財テク(懐かしい言葉だ)の名の下に株式投資や特金ファントラ(これも結構頻繁に聴いた言葉だ)に極めて積極的に取り組んでいたのだが9月中間期からは決算上で低価法での処理が義務付けられていた為に含み損の発生を嫌っての売却が下げ圧力となって更に株価を押し下げる悪循環が回避出来ない状況に立ち至った。折しもNTT株の上場もあったばかりで多くの政治家も株式投資を熱心にやっていたのだが、宮澤議員&大蔵大臣から金融局長に直々に電話が入り株価を何とかするのが役所の役目だろう年明けすぐに対策を打ち出せとの指示があったのだと言う。頭の切れる証券局長はそこで、特金の含み損と保有株の含み益を抱き合わせて相殺できるよう勘定科目の振替をして良いとの方針を打ち出す一案を講じた、と言う。日本証券業協会からはお褒めとお礼に藤田氏の銅像を建立しようとの話まであったらしいらしい(とご本人がご自慢)。ところがこれがその後のバブルの傷を深くしたとの批判的意見が出てきたのだが、証券局長として信念を持って執り行った政策で、今でも間違った政策だとは思わない。あえて問題点を挙げるならば、担当者が2年程度で変わる人事ローテーションで考え方や打つ手に連続性がなくなることだ。(防衛庁は4年もやってボロが出ましたよね。⇒これは筆者の勝手な一文)

以上がインタビューで藤田氏自らが明らかした経過の一部始終。
当時は今日のように英語のカタカナ読みで「インサイダー」という表現は確かしなかったかも知れないが大蔵大臣と金融行政の高官の株価操作が、斯様な調子で行われそして自慢話として語られて良いものなのでしょうか??

インタビュー記事なので藤田氏の大きな(2/3頁を割いた)顔写真の下の略歴には、ニクソンショック、ブラックマンデー、拓銀破綻など数多くの「大事件」に縁が深い、との記載があるのだが、「大犯罪を犯した」の誤りではないか?!とそう思いながらとても嫌な気持ちで読んだ記事であった。

大蔵大臣と証券局長とが大企業と政治家の為に斯様な行為をする/出来ることが正当な金融政策だとするなら個人弱小株式投資家がベンチマーク近似点の成績を収めるなど夢のまた夢なのでしょうね、なにせ大物インサイダー(もしかしたら経済談合連も?)達が暗躍するのですから。
株価暴落を回避したのだからそれは世の為、経済の為、全ての投資家の為に良かったと単純に喜んで良いのでしょうか??、株価の上下動を舞台裏から演出出来るなら特定の対象者の利益に的を絞っての特定時期での特定操作も可能な筈。どこかがおかしいと感じる。

私の上述のような読み方・理解がもし間違っているとしたらどういう点でしょうか、どなたか教えて頂けませんか。どうもまだ経済・金融・証券のことは判らないことが多いのですが、世の中には「かくあるべし」という一線があるのではないか!あって欲しいと思うのですが、どこかが外れている・ズレている・おかしいのは当方ですか。
 
 
 
増刷、おめでとうございます。 (まさくん)
2007-10-26 01:03:49
山崎先生、こんばんわ。
増刷、おめでとうございます。
初版の訂正箇所、早速、訂正しておきました。
このところの株式市場、外国人が日本株からすっかり遠のいているようですね。
国際優良銘柄のトヨタの株価も6千円を切るなど、ちょっと、先が読みにくい状況となりました。
ですが、市場が大きく壊れたときは、逆張りのチャンスなので、僕はその機会を虎視眈々と狙っています。
それと、気になるのは消費税の増税と物価高です。
インフレの忍び寄る足音が、僕の耳にもヒタヒタと聞こえてくるようです。
株の保有は、必ずしもインフレ・ヘッジになるものではなさそうですが、現金のままで持っていても、危険な気がします。
やはり、リスクはありますが、堅実な企業の株式の保有がインフレ対策には有効のように思います。
 
 
 
藤田恒郎氏について (山崎元)
2007-10-26 02:27:24
サイレントじゃないマジョリティーさま

こんにちは。藤田氏はあちらこちらに、尻尾を出していたのですね。日経ビジネスにも自慢話をしていたとは恐れ入ります。勘違いの恐ろしさです。

実は、先週末に楽天証券の「ホンネの投資教室」にUPした「ブラックマンデーの思い出」という拙文に出てくる官僚X氏は彼です(「東京新聞」の記事を参照して書いています)。特金その他の評価の誤魔化しは、政策として「逆噴射」に近い愚策だったと私は思います。また、藤田氏はその後、天下り経営者として北海道銀行をボロボロにしました。

彼は官僚時代にフランスに滞在した経験があり、北海道銀行の取引先とのゴルフコンペの挨拶では、北海道の経営者達を相手に、フランス滞在とワインの蘊蓄のを長々話しては、嫌われていた、というような自慢話好きのKYです。むろん、北海道銀行の経営悪化の責任の大半は彼にあります。

どの面下げて世間に出てくるのか、というような人物なのですが、ブラックマンデーでしゃしゃり出てくるとは、季節外れの幽霊のような感じです。

それにしても、超一流の経済評論家だった宮沢喜一氏は、当事者になると見事なくらい全然ダメな人だったのですね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-10-26 06:07:40


こいうのって本当かな?


外食産業の裏側
http://rinakoriga.blog96.fc2.com/

一ヵ月後に見事に月間400時間以上の労働時間に達して、店の状態はボロボロになり、そこのエリアマネージャーと口論になり、退社することになった。20代中盤に中途採用され、20年近く働いてきた末路がそれだった・・・さらに次に異動してきた店長も、スパイラルにはまり、超長時間労働になり、ある日、ベットから立ち上がれないとエリアマネージャーに電話を入れてそのまま、退社してしまった
 
 
 
臍が曲がって仕舞いそう (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-10-26 06:30:48
山崎様

お早う御座います。
早速のご教示有難う御座います。
ホンネの投資教室を早速拝誦致しました、19日に更新しておられたのですね、まだ拝誦しておりませんでした。
事実を事実として認識すること&人の思惑からも大きく動く株価とは頼りないものであること、納得です。生きた投資教室としての教訓を今一度肝に銘じておきます。

「季節外れの幽霊」とは流石、また名言集に一つ増えました。
藤田氏も(宮澤氏も確かそうだったかな?)法学を学んだだけあって時効に掛かる安心感の上での放談(砲弾)なのでしょうが、この歴史的証言を引き出したまでは流石日経ビジネス!!と思いつつも、両氏に良心を求めるのは恐らく「亀に腹筋をさせる」よりも難しいのだろうとも思いました。法学を学ぶ目的がすり抜け術の為とは何ともはや・・・・・・・・。(そう言えばお一人は故人であった)
●●
このエントリーには相応しくない投稿をしましたご容赦下さい。
そして遅れ馳せながら、増刷おめでとう御座います。
 
 
 
祝出版 (Mizo)
2007-10-27 19:07:12
本日購入しました。さっそく訂正を済ませました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-10-28 06:04:46


その新人の爺さんの今までの人生がどんなだったかは知らないが、
俺がこの爺さんの孫か息子だとしたら、涙を流して、「もう、仕事なんてしないでいいから」と言っていたと思うくらい
厳しい口調での指導だった。

二人の爺さんたちは、新人の爺さんを残して、喫煙所に行って、タバコを吸って、笑いながら談笑を始めた。


http://rinakorita.blog123.fc2.com/
 
 
 
修正追加 (山崎元)
2007-10-28 21:38:18
ZENさま、ぴょん様

拙著も商品ゆえに重箱の隅まで万全を期さねばなりません。ご指摘どうもありがとうございます。2刷りでは反映できませんが、修正として掲げておきます。

(4)69ページ9行目  「TOPIXでベンチマークである」→「TOPIXがベンチマークだからその構成銘柄」
(この段落は最終行に余裕があるので行を動かさずに言葉を補うことができます)

(5)117ページ9行目  「企業年金基金連合会」→「企業年金連合会」
 
 
 
Unknown (ぎんえもん)
2007-10-30 01:33:39
書店を3軒まわってようやく購入出来ました。
平棚に一冊だけ縦に置いてありました。
読むのが楽しみです。

 
 
 
僭越ながら・・・・・ (名無しのゴンベイ)
2007-10-30 10:57:02
『新しい株式投資論』拝読させていただきました。
「群れとエサの関係」など、市場参加者に着眼する考え方は新しい着想で非常に面白かったと思います。
ただ、私だけの感覚かもしれませんが、一部の文章にくどい部分がみられ、読みづらさを感じたのも事実です。

例えば、以下の部分です。

p24 たとえば、筆者に素晴らしく頭のいい弟がいたとして(実生活では弟はいないが)

p56 他に有効な暇つぶしがなくて自制心が強い方には、強くは反対しないが(何せ、ゲームとしては面白いし)、株式市場をずっと見た状態での投資(というよりもトレーディング)はやめたほうがいいと、筆者は思う。

もう少しシンプルな表現にしても十分に文意は伝わるし、かえってその方が理解しやすいかと思います。

この他、文章全体のなかに()マルカッコが多く、これらのなかに断り書きや筆者の感想などが記載されているのですが、これらが読書中の読者の思考過程にブレを生じさせて理解を妨げているように思えました。

山崎様の文章を拝見させていただきますと、几帳面な性格やサービス精神を反映してでしょうか、一つの文章に多くのことが盛り込まれています。
これらについて、もう少しシンプルな表現にされたほうが幅広い読者層に受け入れられるのではないかと思います。
ずいぶんと生意気なことを書きましたが、一読者の感想としてご参考ください。

 
 
 
ありがとうございます (喜八)
2007-10-30 21:44:43
修正の発表ありがとうございます。
(ぜんぜん気づきませんでした。汗)
 
 
 
文章の中の( ) (山崎元)
2007-10-31 10:34:51
名無しのゴンベイさま

こんにちは。アドバイスありがとうございます。仰ることは、ごもっともだと思います。

もともと私の文章は、一つの考えを一文で言い切ろうとする傾向があり、英語で言うと関係代名詞が複数入るような、長い文になる傾向があります。対談のテープ起こしなどを見てみると、どうも、そうした文章が「地」であるようです。加えて、文を書いているうちに、目で自分の文を追うので、これに注釈を加えたくなる癖があり、結果として、( )の多い、読み手の思考をしばしば途中下車させる文を書きがちです。

しかし、シンプルな文の方が読みやすいというのはその通りで、私もそう思います。

一つには、考えの途中で書くからいけないのでしょう。もっと言うべき内容を固めてから、これを短文で書き出すような積もりで書くと、読みやすい文章が書けるように思います。

長年の癖はなかなかスッキリとは直りませんが、遠からぬ将来に、「おお、山崎の文章は少し読みやすくなったな」と言われるように努力したいと思います。

ありがとうございます。
 
 
 
十分読めるから問題ないけどね (作業員)
2007-10-31 14:15:10
山さんは、「なお、もともと、だが、病」だがや。
書き慣れてくると、ほにゃららはほにゃららであるのであるが、的順接とも逆接ともとれる便利な接着剤でだらだら書き続けてしまいがちである。って、自分でも土方の発言とは思えんが、まあ小説読みなので許せ。ほんでからこういう文体およびカッコで過剰に説明してしまう気質をユング的にインチキ分類してみると、「逃げ道に捨て駒気質」となるだろうか。先の先を読んで書く必要は、本当はないのかもしれん(読者は全員アホでクレーマーだ、とする構えには合理性はあるか)。と、最近数十年ぶりに詰め将棋の本を開いた土方の戯れ言でありました。
あ、あとがきの筆の荒れは、だめだな、書き直しじゃ。ページ140も、なお、が近すぎる、工夫が必要じゃ。ま、洒落ってことで、では。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-10-31 18:11:52
>山崎様の文章を拝見させていただきますと、几帳面な性格やサービス精神を反映してでしょうか、一つの文章に多くのことが盛り込まれています。

それはそれで読み解く楽しみも増すというものですが、
断定が多いほうが分かりいいことも確かですね。

 
 
 
Unknown (ぎんえもん)
2007-11-01 13:54:31
とりあえず第2章まで読みました。
私も少し( )を多用する傾向があるんですが、それとは別に、文章の正確性を大事にされているんだなと感じました。
ちょっと気になったのは、87ページからの経営者評価の項です。
結論には、異論はありませんが、経営者評価の難しさの事例として、さる高名な経営コンサルタント氏(たぶんO氏?)が「絶対にうまくいきっこない」と言った部分ですが、
1)組織が腐っていて、優秀な経営者であるG氏が頑張ったとしてもだめ。
2)組織が腐っていて、その組織を良くする実力がないからだめ。
の両方の可能性がこの文章からは感じられます。

それ以降のこのコンサルタントの言説には矛盾が感じられますから、概ね文脈には沿っているのでしょうが、ちょっと気になりました。
もう一つ付け加えれば、これがO氏のことであれば、彼は実際にN社のコンサルを請負い、営業組織を販売系列(五系列)から地域部制に変えるなどの試みをしたうえで、自分のコンサルが悪かったのではなく、N社の組織が腐っていると判断したのであり、面接などの手段ではないので、事例としてどうかなと思います。
まあ、実際のファンドマネージャーの事例を挙げるのはさしさわりがありますよね。
 
 
 
フロームの話だが (作業員)
2007-11-01 15:32:15
>ttp://web.mit.edu/alo/www/Papers/JPM2004.pdf

やっぱ、ページ173のform は from だな。
 
 
 
平積みにご用心 (mistral)
2007-11-01 21:31:31
 山崎さんこんにちは。
 転勤して地方勤務となったのですが、
 資格試験の二次を受けに東京に行き、
東京駅内の書店で購入いたしました。
 平積みされていたのですが、下にある綺麗な一冊を
とろうとしたら、隣に積まれていた、品格だか道徳だかの本が紛れ込んでいて、あやうく間違って購入するところでした。PHPならではのリスクだなあ、と思いました。
 私は、山崎さんの「手数の多い」四角ばっているが論理的な文章のファンです。好きなドラマーも、故・キース・ムーンですので、私の趣向に合っているのだと思います。
株式投資は今のところするつもりもないのですが、
「それがどういうものか」知るには格好の書だと思い、読み進んでいます。
 そういえば、親父は元証券マンですが、早々にリタイヤし、地方で埋もれた生活をしたのでした。子としては、地方のメリットを享受できたのですが、今になって「親父がどんな仕事に携わっていたのか」知ることができたのも、ありがたいことかもしれません。
 
 
 
 
先入観が・・・ (山崎元)
2007-11-01 23:44:24
作業員大先生

formではなくてfrom。それは、当然その通りです。しかし、最初にご指摘を受けたときに、自分は「from」と書いたつもりでいたので、この題名で「from」のどこに違和感があるのか、と173ページを見ても気付かなかったのでした。しかし、今改めて173ページを見ると、formになっているのですね!参りました!!私はカツラではありませんが脱帽です。
 
 
 
読んでも、勉強していません (タヌ夫)
2007-11-04 01:11:43
おばんです、山崎さま。

投資なんて、チョチョイとしかしないタヌキが、何故に山崎さまの著作を漏れなく読んでいるかといえば、そこに読書の喜びがあるから、それに尽きるのであります。
単純に言えば、読んで面白いんですね。もしかしたら、頭が良くなったりしているのかもしれませんが、ゴロッと寝ころんで、ピーナッツかじりながら読んでいると、浮き世の憂さを一時忘れることが出来るのです。
特にタヌ夫はかつて山崎さまの、「金(gold)は働かない美人の妻」という表現に笑い転げたのでした。結びもふるってた。「盗まれる心配もある」

今度の本もそんなふうに読んでいます。(我ながら、勉強しないタヌキだなあ…)
 
 
 
感想 (くまさん)
2007-11-07 21:41:47
読ませていただきました。その感想というか、たぶん、揚げ足取りです。

「新しい」株式投資論というタイトルがどうかなと思いました。本書で述べられた主要な主張は、文春新書から2006年に発売されたの「臆病者のための株入門」(橘玲)の一部分と重複しています。主張は似通っていますが、それぞれに特徴があります。山崎さんの本には、山崎さんが現場のプロとしての経験や、従来の理論の検討が書かれています。これらは橘さんの本では弱い部分です。一方、橘さんの本では、投資全体を俯瞰して、平易に書かれているという良さがあります。私が他人に株の本を薦める場合は、まず、分かりやすく全体的に述べられている橘さんの本を薦め、それを深めるための2冊目として山崎さんの本を薦めると思います。それが適材適所だと思います。

つぎに『「合理的へそ曲がり」のすすめ』というサブタイトルについてもどうかなと思います。従来の常識に従って株式投資をしても成功しないという「従来の常識の否定」についてははっきり読み取れるのですが、それに替わるはずの肝心の「合理的へそまがり」の具体像が明確に述べられてません。私はもっと明確に「合理的へそまがり」像を具体化して欲しかったです。ちなみに前記の橘さんの本では「インデックスファンドを買え」という明確すぎる結論を下しておりました。

以上より、タイトルを期待して購入した人の期待を裏切るのではないかと思われました。

次に細かいつっこみですが、「金持ちが勝つゲームでない」と述べられております。従来言われているのは、「金持ちが勝つゲームである」ではなく、「貧乏人が負けるゲームである」だと思います。つまり、資金に余裕が無い人が株式投資をすると、それに気が取られて通常の生活に支障を来たしたり、リスクを怖れて落ち着いた判断が出来なくなるということですね。金持ちが有利になると思われる理由は、これ以外にも、単位株が高額な商品を買えるので選択肢が広いとか、取引の金額が大きいので手数料の影響が小さいとか、良い相談相手がいるとかいろいろ考えられますが、まずはこの点について検討して頂きたかったです。

今度、副業についての本を書かれるとのことですが、本業以外からの収入元(財産)を築くという意味では、副業と株式投資は似ていると思います。そちらの本では、これらの類似点と相違点を山崎さんの視点で検討していただけると嬉しいですね。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-11-07 22:42:11
くまさん様

ご感想ありがとうございます。

全体の内容を呼んでいただけると分かると思いますが、単に資産運用としては、「インデックスファンドを買え」でも大きな問題はありません。ただ、インデックスファンド「でなくてもいい」し、もう少し楽しみようがあるのではないかと著者は思っている訳です。

「合理的へそ曲がり」については具体的に例を挙げて、たとえば・・・と書く方法も考えましたが、記述に一般性が失われることと、書かなくても分かる人には分かると思ったので、「具体像が明確でない」と思う読者がいることは予想の範囲内です。たいした内容を書いたわけではありませんが、「手取り足取り・・・」をやると読み物としての質が落ちると判断しました。

具体的な方法は、余程正確に書かないと正しく伝わりませんし、状況によってやり方が微妙に変わるので、コンパクトには書きにくいし、他の箇所とトーンが変わってしまいます。

また、暗にですが、そんなことを他人に聞いてもツマラナイとも書いている積もりです。方法はご自分で考えた方が楽しいと思いますし、思いつかないなら、個別株投資などやらない方がいいでしょう。

「金持ちが勝つゲーム」については、主に資金が大きくて価格に影響力を持つ投資家が有利だという俗説を意識して書いたものです。貧乏人は資金なりにそう不利ではないと思いますが、気分に余裕のない人は資金の大小にかかわらず勝ちにくいですね。

なお、「良い相談相手」が有効だと思う心情は金融業界からみて「いいカモ」の特徴なので、ご注意ください。本当に「良い」かどうかをどうやって見分けることが出来るかがポイントです。

次に出すのは副業の本ではなくて、やや若い人向けのキャリアプランと転職の本です。多分タイトルは「会社は2年で辞めていい」で幻冬舎新書からです。今月の下旬に出ると思います。
 
 
 
>>山崎さん (くまさん)
2007-11-08 00:22:45
すばやいお返事ありがとうございます。

>ただ、インデックスファンド「でなくてもいい」し、もう少し楽しみようがあるのではないかと著者は思っている訳です。

『「合理的へそ曲がり」のすすめ』ですから、「インデックスファンドを買え」という単純な結論では無いだろうと思っていましたが… 前回書いたとおり伝わりにくかったです。

>また、暗にですが、そんなことを他人に聞いてもツマラナイとも書いている積もりです。方法はご自分で考えた方が楽しいと思いますし、思いつかないなら、個別株投資などやらない方がいいでしょう。

なるほど。もやもや感が取れました。このスタンスについては本文中でも明言して頂きたかったです。まえがきでも「手取り足取り…」と断らてはおられますが。ただし、具体的に書きすぎるのは問題だとしても、この副題を付けた(=テーマとして選ばれた)からには、もっと切り込むべきだったと思います。読者の多数は、「合理的へそ曲がり」について納得することを求めて、本書を購入すると思いますので。タイトルを後から付けたというやりかたがまずかったのかもしれませんね。

>「金持ちが勝つゲーム」
確かに、本文からもそういったレベルの大金持ちについて書かれていることは読み取れますね。私は「20万円から始める株式投資」のような、判断を間違ったらあっという間にショートするようなレベルとの対比を想定してしまいました。これは失礼しました。

>なお、「良い相談相手」が有効だと思う心情は金融業界からみて「いいカモ」の特徴なので、ご注意ください。

これは読者として失言でした。専門家のアドバイスは当てにならないと本文中でも明確に述べておられましたね。失礼しました。

>次に出すのは副業の本ではなくて、やや若い人向けのキャリアプランと転職の本です。

副業については一部分で触れられているということですね。別の本のことだと誤解していました。ということは既に本の内容は確定していますね。本屋に並ぶ日を楽しみにしております。
 
 
 
タイトルの後先 (山崎元)
2007-11-08 09:12:56
くまさん

再度のコメントありがとうございます。

たしかにタイトルを後から付けるやり方には問題があります。執筆中にタイトルまたは仮タイトルが頭にありますから、タイトルに納得して一気に書く方が、内容的にも一貫すると思います。

この点、次の本は最初から「会社は2年で辞めていい」というタイトルが決まっていたので(「辞めてもいい」かどうか微妙だったとしても)、サッパリと書けました。この点では大いに期待してみてください。

但し、他の仕事もこなしながら、ほぼ一ヶ月で新書一冊を書くのは結構大変でした。普通あまり休みたいとは思わないのですが、3日くらい何も書かずに済むといいなあ、と思いました。もっとも、だらだらとした私の仕事ぶりでは3日完休は目下無理です。疲労をスッキリ抜いて働くには、もっとメリハリを付けないといけませんね。
 
 
 
あかんあかん絶対あかん (作業員)
2007-11-08 14:07:31
>たとえば・・・と書く方法

すでに山さんの「死には至らない病」については指摘したが、プロの校正家でもなんでもない、49歳でメキシコ遠征するシロー・コシナカのファンというわけでもない、山さんと同じニワカボクシングファンの年季の入ったプロレタリアのただのオッパイ星人のおっさんとして、決定的なダメだし、をしとく。

「山さん、たとえば、使いすぎ」

死には至らんと思うが、かなり重篤やで。置換機能等で、たとえば、何個使ってるか、数えてみなされ、ギネス級や。たとえ話、の中でも、たとえば、で、たとえとるがな。いちいち挙げないないが、以後、気をつけるように。たとえば、ページ158の、たとえば、一行に二回。たとえば、たとえばを使わずに、たとえ話をすることはできる。言い換えの工夫をするか、気づき、を指摘する者に、たとえば、その癖を事前に通達しておくように。
それから、「」の前後の「点」、自分なりに打つにしても、もう少し絶対性、みたいなものを、たとえば用意しておいた方がいいか、と思う。点は、息継ぎではなく、意味上と視覚上、キレ、る所に、たとえば、打つ方が、小論では読みやすいぞな。
ほんでから、受け身を能動でかえす癖もあるみたい。ページ55の、「判断する」は主語があいまいだが、「判断される」なら、たとえば、わかりやすいか。
 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-11-09 13:48:52
>合理的へそまがり

避けられるリスクは合理的に避けた上、単純な逆張りというよりは、他人の気づかない裏に張る、というような意味に解釈しましたが、間違っているかもしれません。


 
 
 
Unknown (UNKNOWN)
2007-11-09 14:17:08
(追記)あるいは、合理的ではあるが感情的には違和感のある対象にあえて賭ける、という意味もあるのかもしれませんね。

 
 
 
気づきを追加して校正ひとだんらく (作業員)
2007-11-09 14:50:18
おおかたのことは、好み、でありやして、好きなことを好きなように、書きゃええのであります故、右から左に聞き流してもらって結構、でござるが。いくつか、洒落で。
ページ20の「ゲームの行動・・・」の二行は、日本語の作文技術、という本が今書かれると、悪文の代表で引用されてしまうんじゃないか、というぐらい「語呂」が悪い。ついでにもう一つ拾うと、ページ186の「ファンド・・・」の二行も、なんとかならんか、シメの二行じゃないか、と思う。あくまで、好み、やけんど。
「点」については、たとえば、ページ69。文頭の「また」には、点がつかず、後ろから二行目の「また」には点がついている。これはこれで、好み、の範囲かとは思う。のだが、ページ197最後のパラグラフ文頭の「まず」には点がない、のもまあいいとして、ページ78「まず株価の動き」の「まず」は、点は関係ないが、まずい。「改善することなどまずできない」がおさまりがいいか。で、そのあとの、「では、」に至っては、なじぇ、では点、なのか、なにが「では、」なのか、好みを超えて理解に苦しむのであった。
まあ、わしのスピリチュアルな気づきはそんなところでありやした。ページ25の「平均75」というのが、なんの平均か、一瞬気になったのだが、訂正にはおよばないと判断した。同ページ「手数料ぶん」の「ぶん」は「分」がいいかどうか、考え始めると、今夜も寝られなくなり、夜型が深まるので、これはこれでいい、ことにした。このあたりのことはすべてたとえば、好み、だから、ノイローゼにならんように、右から左に受け流してほしい。
 
 
 
NBonlineにて書評が出てます (くまさん)
2007-11-12 17:44:28
日経ビジネスオンラインのサイトの下記リンクにて、書評がありましたので紹介します。残念ながら閲覧するには(無料)登録が必要なサイトなので、登録済みの人は閲覧してください。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071108/140086/

まあ、書評というよりあらすじの紹介と言った方が良いですね。しかし、最後の部分では、レビュアーの感想というか注文として、以下のように締めくくられています。

>「行動ファイナンス研究を株式投資に応用せよ」という主張は「論」と しては興味深い。だが、それが世に受け入れられるための試金石は、果たして実効性ある投資「術」になり得るのか、ということだろう。次はぜひ事例に基づいた実践編を期待したいところだ。

私は、山崎さんがそこまで踏み込んで行動ファイナンスを売り込んでいるとは読めませんでしたので、私とは違う感想なのですが、具体性を求めている、という点では共通しています。
 
 
 
注文の多い山崎商店スピリチュアル校正班班長より (作業員)
2007-11-13 15:28:25
山さんの「たとえば病」が、煩悩と同じく百八個でとどまるか、とカウントしてみたら、なんと、125個だった。末期だな、こりゃ。ついでに言うと、中期の「もちろん病」でもあるので、安静にして、プロより校正成績のいいアマに仕事をまるなげするように、わしはそろそろ飽きた、メモ夫人の偽装請負でどうか。

で、ページ117後ろから六行目の 期待値ターン は、期待リターンか期待値、のどちらかではないか(期待値ターンという業界用語があるなら、わしゃしらんが)。

他に誤植っぽいものはないのだが、いくつかスピリチュアルな気づきを追加して、日本語のただひたすら好みについて細かな指摘をしていきたい、暇に飽かせて。

まず、漢字ひらがな、については、完璧に好みだから、どうでもええのだが。「じつは」「とくに」「いう」「あげる」「ちがい」「いま」「たとえば」「かかる」等、については、統一的に校正をかけてほしいものだ。なんとなく、例えば、が漢字なら、ここまで使いたおさんのではないか、と思ったりもした。
次に、助詞の話をすると。できれば、「なになには、なになには、」という、主格につく「は」をつなげないほうがいい。といっても、ほとんどの場合は、いたしかたない、ので、気にしておく、ぐらいでええのであるが。
接続詞については。「しかし」を安易に使いすぎるので、頼むからなんとかしてほしい。「また」も、さらに、などに言い換えることが可能なところがあるから、お願いだから意識してほしいものだ。
「・・・・・・」が、ジジイのしょんべんみたいに、長目に見えるのは、わしだけか? あと、ウエイトは、今時は、かっちょよく、ウェイト、と書くのであったのだな。「キチンと」は、別に、きちんと、でいいようにも思うがの。
本日最後のスピリチュアルな気づきは。「株式投資する」か、「株式投資をする」か、語呂もあるだろうが、一応、統一しておくのもいいだろう、頻出するだろうからこの先も。
うまいへた、は別にして、本日はこんなところだ。気になる箇所は、40あるのだが、まあ、そのへんは本当にあくまで好みだから、おいおい。
 
 
 
期待リターン (山崎元)
2007-11-15 11:52:36
作業員さま

丁寧な文章指導ありがとうございます。自分の文章の癖がよく分かりますし、自分で自分の書いた本を読むの気になりにくい理由も分かったような気がします。

ご指摘はいずれも得心の行くものですが、一点だけ事情説明しておきますと、「ちがい」とか「いま」とか、漢字を平仮名にひらくかどうかは、出版社サイドの方針を反映したものです。

雑誌の原稿でもそうですが、この点に関しては、出版者側で個々のケースについて方針を持っており、特に新聞社系は(偉そうに)自社流を強制する傾向があります。著者側では、面倒だからこの点は編集サイドに任せて気にしない、という態度になりがちで、私もその例に洩れません。

この問題に対する、私の考え方は、(1)漢字の方が意味の視認性が高くて読みやすい、(2)但し漢字が続くと読みにくくなる場合があるので、(3)使えるところは漢字を使いたいが、(4)全体での統一には必ずしも拘らない、というものです。要はその場その場で読みやすいのがいいのではないか、という事なのですが、近時の出版社の傾向とは、(A)できるだけ平仮名が多い方が読者に優しい印象になるので好ましい、(B)漢字と平仮名の使い分けについては統一しなければならない、というものです。

私の場合、もともとは、(1)~(4)のようなつもりで書いて、後は出版社に丸投げすることが多く、「文芸作品ではないので、意味が伝わればいい」という態度です。

全体の中での用字の統一については、「言う」と「いう」のように、特に発言することを強調したいときは前者を使うが、それ以外は、(「・・・といえる」というような場合)後者を使う方が字面が読みやすい、というようなこともあり、必ずしも校正者と意見が合わない場合がありますが、あまり拘らないことにしています。

177ページの「期待値ターン」は明らかに「期待リターン」の間違いです。同じ行の「企業年金基金連合会」を訂正したときに見つけていないわけで、自分で自分のミスを見つけることの困難さを感じる事例です。ご指摘ありがとうございます。

文章の悪癖はそう簡単には直らないと思いますが、何か書くチャンスがある限り、すこしずつ改善に努めようと思っています。私の文章的成長の期待リターンは高くないかも知れませんが、せいぜいマイナスにならないように気をつけることにします。
 
 
 
読者は誤解なきよう (作業員)
2007-11-15 13:38:16
新書を買ったのはたぶん五年以上ぶりだ。ふだん、立ち読みのななめよみ誤読しかしていないわしが、せっかくなので精読するぐらいだから、内容がないわけではない。ちゅうか、間違いなく、読んでためになる本だ。買って損はないから、けちらずに、ジェニ儲けはしたいんだろうから、みんな買え。アマゾンで二百位に入らんのは、読者(自称投資家)の方の頭が悪いんじゃないか。9月の統計による11月号マネーポストに投資先聞くなら、郵便ポストに聞いた方がましだ。

山さんの作文方針は、よくわかった、別にそれでかまわん。編集者など、別に日本語のプロではない。日本語にプロもアマもあるか。投資にプロアマないのと同じじゃ。まあ、あくまで乳がでかいだけの女が好きか、メモ夫人のように感度のいいでか栗の貧乳が好きか、という好事家の与太話として、右から左に受け流しておくんなまし。
日本語というのは、本当に難しくてなあ。「成果を上げる」は、挙げる、でもよし、とされるが、どっちかにしろ、と言われたら、やっぱ、上げるに収斂するか、とか考え始めたあら、今日も寝れんようなるから、山さんは、酒飲んで寝てくれ。

用語用法の統一、なんてのは、すべて本屋がやりゃいいんだ、プロだからなあ、一応あやつらも。一点挙げると。
ページ158九行目 の 上昇修正 は、上方修正、で統一すべきもんでないか。好みの違いを主張したい部位があとどうしても40あるが、もう少ししぼりこんで、嗜好について遊んでみたい。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。