評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
福田首相辞任の夜
福田首相の突然の辞任会見は昨夜(9月1日)午後9時半からだった。私は、外で飲んでいたので、通常なら見られなかった筈だが、以下のような経緯で、会見を見ることが出来た。
午後7時半頃、某ギャラリーの小さなパーティーに出ていたが、ある雑誌の記者から携帯電話に取材の電話が掛かってきた。取材内容は、民主党が政権を取った場合の経済政策はどうなるかというものだった。20分くらい電話で話した。概ね、以下のように答えた。
「先ず、民主党の財政・金融政策に対する基本的な態度がわかりにくい。行政の『支出のムダ』を削減するという総論はいいのだが、財政支出の何を削減するのかを結局同党は明らかにしていない。
また、武藤日銀総裁に反対したこと自体はいいとしても、反対理由として低金利政策を長く続けたことを挙げた金融政策理解もトンチンカンだった。デフレの時期に金利を上げるような政策を主張されるのでは大変だ。
また、前回選挙のマニフェストでは、農家の所得補償や高速道路の無料化など個別の産業・業界・商品に対する介入的な経済政策を列挙していたことも、旧自民党的で、心配だ。
また、「文藝春秋」に載った岡田副代表の論文を見ると、経済政策に関しても民主党が一本化されていない印象を持つ。
しかし、先週末に発表された与党の経済対策はどう見ても効果が乏しい。結局のところ、今の時点では、自民党も民主党も経済政策は期待できそうにない。私もそうだが、民主党の支持者の多くは、『政権交代に賛成』ということであって、民主党の政策を長期的な視点から信用し支持しているということではあるまい」
正確でない部分もあるかもしれないが、率直に答えた。もう少し褒めるところを探すべきだったかも知れないが、そのときも、今も、直ぐには見つからない。
ところが、8時半くらいになって、二軒目の新宿のスナックに到着して直ぐに、先の取材記者から電話が掛かってきた。「すみません。9時半から福田首相が緊急の記者会見を行うようです。申し訳ないのですが、先ほどの取材ネタは、次号に掲載されないことになりそうですので、一応ご連絡しておきます」ということだった。
何とも丁寧な記者さんで、感じが良い。しかし、記者も私も、それでは福田首相の会見が何なのかは予想できなかった。大田農水相の罷免か、北朝鮮にでも行くというのか、あるいは解散か?
幸い、その時間は外に客が居なかったので、店の女の子のワンセグ携帯で、福田首相の会見を始めから終わりまで見ることが出来た。
会見の模様は新聞にも出ているので、読者はご存じだろうが、最初に「へー」と声が出たのは、福田氏が、首相就任後の実績を訴える際の冒頭に道路財源の一般財源化を挙げたことだ。消費者庁(←私は無くて良いと思うが)よりも先に、道路財源を挙げたのは意外だった。ご本人としては、かなり思い切ったことだったのだろう。
また、前任の安倍氏の辞任との違いを、「私の場合は国会に入る前だからちがう」と説明したときにも声が出た。「どっちも、いい勝負じゃないか」
8月に組閣を行い、先週末(29日)に総合経済対策を発表し、それらを具体的に機能させることなく福田氏は、首相を投げ出す。無責任以前に唐突である。予定の行動ということはあるまい。真相は分からないが、報道されているように公明党のプレッシャーがきつかったのかも知れないし、これを利用して、麻生氏が一種のクーデターを今度こそ成功させたのかも知れない、などと思いながら小さな画面を見ていた。
記者達の質問は低調だったが(「丁重」ではない。冴えなかったのだ)、最後の二つが良かった。最後から二番目、確か毎日新聞の記者が、内閣改造から直ぐに辞めるのはおかしくないかと訊いた。なぜそれをもっと早く訊かないのか、と思っていた。最後の記者は、喧嘩腰だった。「あなたの言葉は他人事のように聞こえるが」と福田氏に言った。これに対して福田氏は「私は客観的に自分が見えており、あなたとはちがう」と語気強く言い放って会見を終えた。
「客観的」を自称する福田氏には、何が見えていたのだろうか。支持率に対する言及もあったが、推測するに、次の国会での困難だったのではないか。大田農水相の事務所費の問題が追及されるのは確実だろうし、話は福田首相の任命責任に及ぶと予想できる。そうした事態になっては、もう保たないと先の局面が読めたのではなかろうか。
政策を円滑に実現するためには「布陣を変える」必要があると判断したとの会見での福田氏の説明に説得力は無かったし、次の人が上手くいくという保証はないとも彼は言っていたが、福田氏がやるのと「次の人」がやるのとに違いがあるとすれば、農水相の問題はあったのかも知れない。また、一般論として、実は福田氏自身に関わる現段階では報道されていない何らかの問題があったのかも知れない。
いずれにせよ、振り返って見ると、福田氏は、小泉政権時代に、国民年金の未加入問題で早々に官房長官を投げ出したくらい「追求される」ことが嫌いな人だし、もともと総理大臣を強く目指していた人ではないから、嫌気がさしたか、半ば怒ったか、して、気持ちが切れたのだろう。しかし、印象として、寂しい幕切れであったことは否めない。
さて、午前二時前に帰宅してみると、一つ問題が残っていた。火曜日の夜にアップする予定のダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」の原稿の書き直しだ。先週末に発表された総合経済対策を取り上げた原稿なのだが、さすがに、首相辞任を反映させないわけにはいかない。考えてみると、このいかにも中途半端で作りかけの経済対策は、定額減税をはじめとして「次の人」が手を加える余地を大いに残したものだ。
結局、「次の人」を麻生太郎氏と想定して、経済政策として彼が何をやればいいかを書き加えることにした。ご興味のある方は、ダイヤモンド・オンラインの拙文を読んでみていただきたいが、経済政策については、いわばじゃんけんの後出しが出来る麻生氏は有利な立場にある。
私は、簡単に言うと、金融政策のサポートのために現在財政赤字を追加的に作ることはいいことだが、裁量的な財政支出を拡大して「大きな政府」を作ることは阻止すべきだと思っている。構造改革の目的は財政再建ではないのだが、改革を主張する人たちは、この点を混同しているように思う。具体的にいえば、減税プラス構造改革という組み合わせがあるはずだ。
麻生氏は、先ず、現対策を継承し(いったん出してしまったものは引っ込められまい)、さらに上げ潮派の政策を全て呑み込んで、加えて財政再建目標を先送りすればいい。財政的な景気対策は基本的に減税だけで行うべきだ。また、これは、財政再建目標をそのままに単年度でやっても効果はほとんど無い筈だから、恒久減税で行うべきだ、ということになる。
実は、私は、現在発売中の「日経ビジネスアソシエ」の連載コラムにも麻生氏の立場から同様のことを書いていた。コラムの文脈とはいえ、政治的には、麻生氏を続けて応援することには相当の違和感があるが、経済政策にあっては、彼は有効なことが出来るかも知れないオプションを持っていると思う。
経済政策に関する麻生氏の次の一手に注目したいが、しばらくは政治の季節の喧噪に、経済の話題がかすんでしまうのかも知れない。
午後7時半頃、某ギャラリーの小さなパーティーに出ていたが、ある雑誌の記者から携帯電話に取材の電話が掛かってきた。取材内容は、民主党が政権を取った場合の経済政策はどうなるかというものだった。20分くらい電話で話した。概ね、以下のように答えた。
「先ず、民主党の財政・金融政策に対する基本的な態度がわかりにくい。行政の『支出のムダ』を削減するという総論はいいのだが、財政支出の何を削減するのかを結局同党は明らかにしていない。
また、武藤日銀総裁に反対したこと自体はいいとしても、反対理由として低金利政策を長く続けたことを挙げた金融政策理解もトンチンカンだった。デフレの時期に金利を上げるような政策を主張されるのでは大変だ。
また、前回選挙のマニフェストでは、農家の所得補償や高速道路の無料化など個別の産業・業界・商品に対する介入的な経済政策を列挙していたことも、旧自民党的で、心配だ。
また、「文藝春秋」に載った岡田副代表の論文を見ると、経済政策に関しても民主党が一本化されていない印象を持つ。
しかし、先週末に発表された与党の経済対策はどう見ても効果が乏しい。結局のところ、今の時点では、自民党も民主党も経済政策は期待できそうにない。私もそうだが、民主党の支持者の多くは、『政権交代に賛成』ということであって、民主党の政策を長期的な視点から信用し支持しているということではあるまい」
正確でない部分もあるかもしれないが、率直に答えた。もう少し褒めるところを探すべきだったかも知れないが、そのときも、今も、直ぐには見つからない。
ところが、8時半くらいになって、二軒目の新宿のスナックに到着して直ぐに、先の取材記者から電話が掛かってきた。「すみません。9時半から福田首相が緊急の記者会見を行うようです。申し訳ないのですが、先ほどの取材ネタは、次号に掲載されないことになりそうですので、一応ご連絡しておきます」ということだった。
何とも丁寧な記者さんで、感じが良い。しかし、記者も私も、それでは福田首相の会見が何なのかは予想できなかった。大田農水相の罷免か、北朝鮮にでも行くというのか、あるいは解散か?
幸い、その時間は外に客が居なかったので、店の女の子のワンセグ携帯で、福田首相の会見を始めから終わりまで見ることが出来た。
会見の模様は新聞にも出ているので、読者はご存じだろうが、最初に「へー」と声が出たのは、福田氏が、首相就任後の実績を訴える際の冒頭に道路財源の一般財源化を挙げたことだ。消費者庁(←私は無くて良いと思うが)よりも先に、道路財源を挙げたのは意外だった。ご本人としては、かなり思い切ったことだったのだろう。
また、前任の安倍氏の辞任との違いを、「私の場合は国会に入る前だからちがう」と説明したときにも声が出た。「どっちも、いい勝負じゃないか」
8月に組閣を行い、先週末(29日)に総合経済対策を発表し、それらを具体的に機能させることなく福田氏は、首相を投げ出す。無責任以前に唐突である。予定の行動ということはあるまい。真相は分からないが、報道されているように公明党のプレッシャーがきつかったのかも知れないし、これを利用して、麻生氏が一種のクーデターを今度こそ成功させたのかも知れない、などと思いながら小さな画面を見ていた。
記者達の質問は低調だったが(「丁重」ではない。冴えなかったのだ)、最後の二つが良かった。最後から二番目、確か毎日新聞の記者が、内閣改造から直ぐに辞めるのはおかしくないかと訊いた。なぜそれをもっと早く訊かないのか、と思っていた。最後の記者は、喧嘩腰だった。「あなたの言葉は他人事のように聞こえるが」と福田氏に言った。これに対して福田氏は「私は客観的に自分が見えており、あなたとはちがう」と語気強く言い放って会見を終えた。
「客観的」を自称する福田氏には、何が見えていたのだろうか。支持率に対する言及もあったが、推測するに、次の国会での困難だったのではないか。大田農水相の事務所費の問題が追及されるのは確実だろうし、話は福田首相の任命責任に及ぶと予想できる。そうした事態になっては、もう保たないと先の局面が読めたのではなかろうか。
政策を円滑に実現するためには「布陣を変える」必要があると判断したとの会見での福田氏の説明に説得力は無かったし、次の人が上手くいくという保証はないとも彼は言っていたが、福田氏がやるのと「次の人」がやるのとに違いがあるとすれば、農水相の問題はあったのかも知れない。また、一般論として、実は福田氏自身に関わる現段階では報道されていない何らかの問題があったのかも知れない。
いずれにせよ、振り返って見ると、福田氏は、小泉政権時代に、国民年金の未加入問題で早々に官房長官を投げ出したくらい「追求される」ことが嫌いな人だし、もともと総理大臣を強く目指していた人ではないから、嫌気がさしたか、半ば怒ったか、して、気持ちが切れたのだろう。しかし、印象として、寂しい幕切れであったことは否めない。
さて、午前二時前に帰宅してみると、一つ問題が残っていた。火曜日の夜にアップする予定のダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」の原稿の書き直しだ。先週末に発表された総合経済対策を取り上げた原稿なのだが、さすがに、首相辞任を反映させないわけにはいかない。考えてみると、このいかにも中途半端で作りかけの経済対策は、定額減税をはじめとして「次の人」が手を加える余地を大いに残したものだ。
結局、「次の人」を麻生太郎氏と想定して、経済政策として彼が何をやればいいかを書き加えることにした。ご興味のある方は、ダイヤモンド・オンラインの拙文を読んでみていただきたいが、経済政策については、いわばじゃんけんの後出しが出来る麻生氏は有利な立場にある。
私は、簡単に言うと、金融政策のサポートのために現在財政赤字を追加的に作ることはいいことだが、裁量的な財政支出を拡大して「大きな政府」を作ることは阻止すべきだと思っている。構造改革の目的は財政再建ではないのだが、改革を主張する人たちは、この点を混同しているように思う。具体的にいえば、減税プラス構造改革という組み合わせがあるはずだ。
麻生氏は、先ず、現対策を継承し(いったん出してしまったものは引っ込められまい)、さらに上げ潮派の政策を全て呑み込んで、加えて財政再建目標を先送りすればいい。財政的な景気対策は基本的に減税だけで行うべきだ。また、これは、財政再建目標をそのままに単年度でやっても効果はほとんど無い筈だから、恒久減税で行うべきだ、ということになる。
実は、私は、現在発売中の「日経ビジネスアソシエ」の連載コラムにも麻生氏の立場から同様のことを書いていた。コラムの文脈とはいえ、政治的には、麻生氏を続けて応援することには相当の違和感があるが、経済政策にあっては、彼は有効なことが出来るかも知れないオプションを持っていると思う。
経済政策に関する麻生氏の次の一手に注目したいが、しばらくは政治の季節の喧噪に、経済の話題がかすんでしまうのかも知れない。
コメント ( 25 ) | Trackback ( 0 )
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×大田農水相
○太田農水相
本文にも記載がありますが、
単純に「政権交代のため」だけですね。
コンピュータゲームで言うリセットボタン!
自民党より民主党が良いとは思いませんが、
今の状態が続くよりは、政権交代が起こった方がましです。
切れる・騒ぐ・投げる(投げつける)管理職の方が多いと思っていたら、大親方まで・・・ぐったり。
こんにちは(いま9月2日pm4:00頃です)
福田首相の辞任、なんとも哀れでしたね。
まさに孤独死ならぬ孤独辞任。
①行政の長として町村さんや与謝野さんとも話せず
②自民党総裁として麻生さんや中川さんとの調整もとれず、
③相棒であるはずの公明党には無理難題を押し付けられ、
④小泉さんのように国民を味方につけることもできなかった。
最終的には奥さんにも話すこともできないかったらしい。
自民党は誰がやっても、この構図は変わらない。
根本的に、60年続いてきた既存勢力(慣性の法則)の
論理は破綻している。いままで、絆創膏でやっていた政策もとうとう断末魔にきたのだ。
いっぽう、民社党。
不安はある。もっと悪くなるんじゃないか?
一時的にはあるかもしれないと思う。
思うが、例えば、福田さんがその成果に挙げた「道路財源の一般財源化」。
官僚をうまく手なずけて、実行に移すには、自民党より、はるかにやりやすいことは確かだろう。
官僚もここに来て、その流れしかないのだとなる、それに逆らってばかりはいられないだろう。
民社党に甘いと思われるかもしれないが、いまはこの慣性の法則を、別のモデルにしていくしかないのではないかと思っている。
懐かしいです、民社党
どれがどうだか、わからなくることがよくあります。
自分が思う政治的理想と政党が宣言する政策をそのまま重ね合わせるのは、現代の有権者として、たぶん、単純すぎるのでしょう。ご指摘のように、私は小さな政府論者ですが、これを実現するためには、(手段として)政権交代が有力だろうと思っています。(間違えている可能性はあります。特に、現在の民主党を見ると・・・・)
>xtc4241さま
福田氏は、多分最初から最後まで、自分は「総理の器」ではないと思っていたのではないでしょうか。たぶん、そうしたことも分からなかった安倍さんよりもましなのでしょうが、地位への執着は乏しかったのではないかと思います。
>オル太郎さま
私は、閣僚はおろか、選挙に出ないかと誘われたこともありません。選挙に使えるほどの知名度をもっていないことが最大の理由でしょうが、こちらから見ても、政治家は魅力の乏しい職業です。
それはそれとして、万一、私が、厚労相になれば、まずは公的年金の積立金を相当額国民に返し、その後は、年金制度をすっかり作り替えたいと思っています。
>tmさま
仰るように、何はともあれ、政権交代がある方が世の中は良くなるのではないかと、私は思っています。(民主党の政策が相当に怪しいとしても)
昔は田中角栄がこの言葉を体現したかのような政治家だったそうですが、
いまではオタク議員や2世議員などのお坊ちゃま議員しかいません。
東国原知事は下積みを長い事してきたイメージを持っていますし、
橋下知事は自分の才覚でのし上がってきたイメージを持っていますね、
小池百合子議員や、野田聖子議員は光ってはいますが、
懐の深さは不明です。
それぞれの政治家はそれぞれ苦労してきたようですが、
票田を持ってきた2世議員が幅を持つのは仕方ないことなのでしょうか?
アメリカも2世大統領なる者も出てきていますし、
このような世襲国家は滅びの道しかないと思います。
話がそれましたが、
アメリカの大統領選のように
互いの議員が政策をぶつけ合って
国民が審判を下せるような政治家を育てるシステムが日本にも欲しいです。
そうしたら世襲しただけの議員は排除されるか
生き残れば、きっとたくましく育ってくれると思います。
仮にも日本のトップが引退宣言しているときに
「あなたとはちがうんですよ」
などと晩節を汚すような言動には怒りを感じます。
そういえば昔、
「バカヤロー」
といっていた政治家もいましたね。
あれも今回の時と同じような人物だったんでしょうか???
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%A4%E3%83%AD%E3%83%BC%E8%A7%A3%E6%95%A3
調べてみたら違うようですね。
なにかこう、加藤鷹派の潮吹き内閣、を望んでいるようなコメントで、それならわしも、乗る、のだがね。わししか言わないことは、わしが言うしかない、からなあ。
あのね、面倒の多いバンコクを含む万国の乞食然としたハケン労働者どもよ。次の内閣ってーのはねえ、いわゆる
2009年問題
に当たってしまうんだがね。ええか、投票にだけは、いけよ。一生、乞食然と生きるか、決まるんやで、次の選挙で。選挙の前に、あいつとかあいつとかあいつは、わかるね、葬らねばいかんよ。
マスコミは、上げ潮(こげな日本語本気でようつかうねえ、ちみらアイマイなニポン人は)派とバラマキ(と言ってもわし個人に入らないのなら意味なーいじゃん)派、という物語をたれ流すだろうが、どっちに転んでも、アメリカの犬資本の犬然としたハナクソあるいは、パナクソニックが、権力の重心にいすわるだけや。辞めただけ、安倍も福田も、偉い。やめんやろ、顔が○器然とした、日本広域経済暴力団連合会、略して経団連な面々は。この不景気、作り出した責任が、政府にある? おかしな話やないか、マーケットにまかせ、と言うたり、おめーら(政府)がつくりやがった不況、と言うたり。自己責任、どこいった? なんぼ献金して、こげな政府用意したの? あほか、おまえら!
でまあ、大切なのは、権力の重心をずらす、こと。生まれながらの役人面、ヅラけんじ、なんぞにそげな革命的なことができるわきゃなかろうに、ずらせるのは、ヅラぐらいのもんだ。
会う人ごとに、本当に日本を代表する顔が、ヒョットコ、でいいのか? と尋ねられるが、ヒョットコ、は別にええんかもしれんねえ。総裁あるいは首相の顔ではないだけで、日本を代表しても、別に、ヒョットコ顔の男が、あと聖子ちゃんのような、オカメも。
革命おこすんやったら、日銀総裁拉致してパイパーインフレを行って戴くようにお願いするしかないで。財政赤字一挙に解決や。(笑)
「大きな政府」対「小さな政府」
民主党の「戸別所得補償制度」で農業の活性化を図り国内自給率を上げるのには賛成ですが、財源の源泉確保に信頼性が無いのが残念。よって、票取り、非効率農家への支援、ばら撒き政治とみえてしまう。
且つ「大きな政府」にみえるが、民主党若手議員は明らかに「小さな政府」を志向してますので政界再編ガラガラポンをなさったほうがよろしいかと。「大きな政府」対「小さな政府」で選挙が出来れば大変判り易いのですが・・・。
中川・小池ラインの上げ潮派には(外国投資家の再来で株価上昇?)定額減税・公共投資・消費税は据え置きで且つ2011年問題プライマリーバランス均衡と魅力を感じますね。財源確保を明確に説明はしているが、問題点を政策論議を通して麻生氏と戦って戴きたいものです。
麻生氏は明快。「全額税方式」導入で消費税10%(17%でもいいぞ)13兆円財源確保。代わりに、厚生・国民年金天引きなし。低所得者で食べられない方は生活保護者になって戴く。
特に、「株式配当の非課税化」を実現して頂きたいですね。投資信託に流れている個人資産を国内株式に向かわせれば株式相場3万円台も夢じゃありません!?
今日のNHK19:30のアメリカ大統領選挙騒ぎを見ても、最近のロシアの大統領選挙、タイの戒厳令騒ぎ、等々どれを取っても、ギラギラとあまり格好のいい首長選びは見られませんが、福田さんのような首長だけは世界の珍種のような気がします。権力への意志が弱い、日本社会をどうしようという意志も、ビジョンもが感じられない、ただ永田町のシノギだけで首長が決まってくる、・・・?
単純でも、アメリカでは向う4年間の首長を選ぶというお祭り騒ぎだけは感じられるし、ロシアやタイなども、変わりつつある社会の中での親分格への期待、失望のようなものだけは報道されるが、日本の場合は、何とも、カンとも・・・、○○の国、ニッポン!
「大切なのは、権力の重心をずらす、こと」。タイムさん当たりにこれくらいのドスの効いたことを言ってもらうと刺激になるかも・・・。
複数候補の擁立のうえに、党員選挙も実施するようですね。多いに盛り上げて、挙句のはては10月に解散総選挙をする目論見のようです。
談合で小沢党首の無投票再選を決めた民主党は、今頃あせりまくってるでしょう。総選挙を見据えた時期に談合で党首を決めるとは、国民が見えてないし頭が悪すぎます。
福田さんが、ここまで考えた上で仕事を投げ出したわけではないでしょうが。民主党の党首選に後だしで自民党の党首選をぶつけて話題をさらうというのはうまい作戦かもしれません。自民党が勝てば、ある程度は福田さんの功績かもしれません。
「有名な」ってとこが一番野暮ですが、ご質問にお答えしましょう。
取材は、物事の性質上、確かにいきなり電話が掛かってくることが大半です。時間があるテーマの場合は、後日直接会って話をするということもあります。
だいたいの新聞社、出版社とは、何らかのコンタクトがあるケースが多いので、電話はニセ電話ではないと信用して、ほぼどこの取材でも同じように話すことにしています。
個人的なルールとして、大きなメディアだから話すとか、嫌いなメディアだから話さないとかといったことは、なるべくしないようにしていますし、謝礼の有無も関係ありません。
取材に対して謝礼があるケースもあれば、ないケースもあります。新聞は謝礼を払うことが少ないかと思いますが、皆無でもありません。ケースによっては払うこともあります。雑誌は謝礼を払うケースが多いと思います。いずれの場合も事前に謝礼を払いますとか、幾ら払います、と言うことはなく、後から、たぶん先方の社内規定に従って支払ってくるのでしょう。
電話で30分くらいあれこれ話して、後からコメントが載ったというような場合、コメントの長さや応対の手間にもよるのでしょうが、5千円から2万円の間くらい、最頻値は1万円くらいの謝礼ということが多いでしょうか。メディア業界では、原稿料も講演料ですが、事前提示ではなく、支払われてから分かる、というケースが多い点が、一般のビジネス界とは大いに異なります。
先方側で私宛の振り込み口座番号が分からない場合は後から訊かれることがありますが、現金を送ってくるケースもあります(有名な週刊誌でそういう習慣の編集部があります)。後者の場合、おそらくは、税務署に取材ソースを知られたくないのでしょう。源泉徴収抜きで、たぶん、先方の社では税金的には経費にならないのでしょうが、この形です。
問題は謝礼の有無よりも、コメントの内容を確認できるかどうかでしょう。大原則としては、取材を受けた以上、何を書かれてもメディア側の「編集権」の範囲内だという覚悟が必要です。明らかに違う、という場合に、後から抗議したり訴えたりということはできますが、発表前の記事はチェックできないのが原則です。
ただ、お互いの信頼関係のもとに、原稿を開示してくれたり、コメント部分(カギ括弧の中)を事前に確認させてくれるケースが数としては多いように思います。
こちら側から「できればカギ括弧の中だけ確認させてくれると安心なのですが」と申し入れることもありますし、まとめ方が分かっている相手や誤解のなさそうな内容の場合「確認は不要です。お任せしますので、よろしく」ということもあります。
全く取材された経験のない人の場合、相手をどの程度信用するかは人とケースによるでしょうが、質問に答えてしまってから「あの部分は載せないで」と言っても遅いことがあるので、少なくとも、取材のプロセスと記事の確認の可否については、本題に入る前に相手に確認を取ることが重要でしょう。
>hoisaさま
確かに、自民党の総裁選はメディア好みのテーマですし、それらしい展開になってきました。福田氏は、もともと辞めたかった人のようですから、民主党の代表選を狙った可能性は大いに考えられます。ただ、首相の職を投げ出して、さあどうだ、ああさっぱりした、といいたそうな顔の福田氏を見ると、やはり、彼は変わっていますね。
もっとも、一番困っているのは、民主党から分派した新党の4人衆かもしれませんね。もう1人いないと政党助成金が出ないようですし、何よりも、自民党総裁選の話題にすっかりかすんでしまって、忘れられている点が可哀相です。
<国家元首の“サプライズ辞任”は、衆人環視の英国の政界では起こりえない。…日本は密室政治の国なのでとにかくわからないことだらけ。…衆院の解散・総選挙を急ぐべきだ。たとえ民主党を利するとも、政策履行能力のある政府を作ることが、日本にとって、最良の道だ。>
「(新)政権」の政策課題の基本は、山崎店主の同誌「ポスト福田で「経済対策」はどうなるのか」とおそろしく良く似ている(もちろん、店主の方がずっと精密、具体的)。
思うに、「世界の常識」はこんなところにあるのではないだろうか?
和製戦後議員内閣制とは密室政治そのもの、即ち、「官」の「智慧」を接着剤に、「業」「政」と密室で談合する政治システムのことだろう。福田総理はその弥縫策に敗れ、身内に寝首を掻かれた時代錯誤の政治家だ。
「議員内閣制」御本家の御仁は、
<英国の政治の特徴はオープン性とパブリック性であり、時としてメディアの報道が行き過ぎることもあるが、与党内での権力の移行はガラス張りの中で進められている。>
という。即ち、「民主主義」とは、和製議院内閣制、密室・談合政治(非オープン、非パブリック、利権)とは根本的に対立概念であるということだろう。民主主義制度においては「政権」は変わっても、「制度」はイノベートしながら活き続ける。その上で、対外的「インタレスト」(利権?)は主張する。日本は逆だ。
もとより民主党も頼りないが、密室・談合政治の輪廻転生から解脱出来なければ、日本は世界の孤児、男芸者の国、勤勉派遣労働者の国になる。
万国の日本人目覚めよ!!政・官・業のメディア露出作戦(智慧)に騙されるな!!
ただ公明党なんかが宣伝してる?ように、小泉が米国に二つ返事で了承した兵器のうち、地雷を空からばら撒くやつを禁止というほうに賛成したのは良かったと思ってる。
もっとハッキリあのときの小泉の判断は誤りであったと批判すりゃ、もっと良かったのに・・・。
>まずは公的年金の積立金を相当額国民に返し・・
とありますが今度、大臣になった場合の想像話で
良いので大臣になった場合の官僚操作術や官邸との
連携の仕方などを考えてもらえないでしょうか?
今まで様々な業界から政治の世界に飛び込み
期待を集めた人が結局、官僚や派閥の世界に
取り込まれガッカリさせられたことがたくさん
あります。
初心を貫くための政治家のべからず集などを
挙げてもらうと、TVなどで政治家を見る目も
変わるかもしれません。
転職関係の内容の物も含め、貴方の著書は数冊読ませて頂いておりそのお人となりに以前より非常に興味を抱いておりました。
そこで唐突で恐縮ですが「貴方は本当に男らしい方だ」と思いました。そう思った理由はいろいろあるのでいちいち書きませんが絶対にそう思います。
これからも応援していますので是非ご活躍のほどを。
転職関係の内容の物も含め、貴方の著書は数冊読ませて頂いておりそのお人となりに以前より非常に興味を抱いておりました。
そこで唐突で恐縮ですが「貴方は本当に男らしい方だ」と思いました。そう思った理由はいろいろあるのでいちいち書きませんが絶対にそう思います。
これからも応援していますので是非ご活躍のほどを。
過分のご評価ありがとうございます。少しでも、より「男らしく」(いい意味で)なれるように努力します。
別に悪い人じゃないと思うんですが。
なんか辛気臭くて
「自信がない」なんて
私は経済に詳しくないですが、
あの顔見てると景気が上向くような気がしません。
政策は、わかりませんが。
大田さんの方が、明るい印象が持てたのは
私だけでしょうか。
皆さんどう思います?
転職関係の内容の物も含め、貴方の著書は数冊読ませて頂いておりそのお人となりに以前より非常に興味を抱いておりました。
そこで唐突で恐縮ですが「貴方は本当に男らしい方だ」と思いました。そう思った理由はいろいろあるのでいちいち書きませんが絶対にそう思います。
これからも応援していますので是非ご活躍のほどを。ujhtru