評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
【ダイヤモンドオンライン】鴻海に買収されたらシャープ社員はどう振る舞うべきか
ダイヤモンド・オンラインの『山崎元のマルチスコープ』に「鴻海に買収されたらシャープ社員はどう振る舞うべきか」と題する記事を書きました。
鴻海による買収はまだ最終決定ではありませんが、シャープが完全に鴻海傘下に入った場合の元シャープの社員を例に、被買収企業の社員がとるべき行動についてまとめています。
率直にいって、買収されるのは、悪いことばかりではありません。これまで経営層に上手く取り入ってきた「社内エリート」にとっては悲劇かも知れませんが、そうでない社員にとっては、その時に持っている実力と運に見合ったポジションを取ることが出来る可能性が生じる、大きなチャンスとなり得るイベントです。
今回のシャープに限らず、被買収企業の社員はどのように考えて買収を迎えるべきか、記事では、以下の3つの心得にまとめています。
【被買収企業社員の心得3箇条】
1.自分にとっての損得に集中せよ。昔の仲間と群れるな。仕事に不可欠な者以外の同僚は、仲間ではなく、ライバルである
2.様子を見ずに、極力早く買収側の積極的な味方であることを表明せよ
3.買収側にとっての「自分の価値」を最大化せよ
尚、ここで、大事なことは、「自分にとってどうか?」という視点で考えることです。「われわれ(職場単位等)」でも、まして「シャープ」にとってどうか?等と考えてはいけません。そのような利害の単位は、実質的には存在しなくなるからです。
今回の拙稿をお読みになったシャープ社員及びシャープ社員でない読者は、日和見的且つ露骨に、個人的な損得をここまで強調するのかと、意外感や嫌悪感を覚えられたかも知れません。しかし、外資系企業や、国内でも金融機関同士の経営統合(という名の実質は吸収合併)の現実を踏まえると、「マインドセットを個人中心に変えよ」ということこそが、正しいアドバイスだと考える次第です。
鴻海による買収はまだ最終決定ではありませんが、シャープが完全に鴻海傘下に入った場合の元シャープの社員を例に、被買収企業の社員がとるべき行動についてまとめています。
率直にいって、買収されるのは、悪いことばかりではありません。これまで経営層に上手く取り入ってきた「社内エリート」にとっては悲劇かも知れませんが、そうでない社員にとっては、その時に持っている実力と運に見合ったポジションを取ることが出来る可能性が生じる、大きなチャンスとなり得るイベントです。
今回のシャープに限らず、被買収企業の社員はどのように考えて買収を迎えるべきか、記事では、以下の3つの心得にまとめています。
【被買収企業社員の心得3箇条】
1.自分にとっての損得に集中せよ。昔の仲間と群れるな。仕事に不可欠な者以外の同僚は、仲間ではなく、ライバルである
2.様子を見ずに、極力早く買収側の積極的な味方であることを表明せよ
3.買収側にとっての「自分の価値」を最大化せよ
尚、ここで、大事なことは、「自分にとってどうか?」という視点で考えることです。「われわれ(職場単位等)」でも、まして「シャープ」にとってどうか?等と考えてはいけません。そのような利害の単位は、実質的には存在しなくなるからです。
今回の拙稿をお読みになったシャープ社員及びシャープ社員でない読者は、日和見的且つ露骨に、個人的な損得をここまで強調するのかと、意外感や嫌悪感を覚えられたかも知れません。しかし、外資系企業や、国内でも金融機関同士の経営統合(という名の実質は吸収合併)の現実を踏まえると、「マインドセットを個人中心に変えよ」ということこそが、正しいアドバイスだと考える次第です。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 【現代ビジネ... | 【東洋経済オ... » |
コメント |
|
コメントを投稿する |