山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

ご報告【猫目01】

2012-04-12 11:32:01 | 阿部定2012
■猫目ACT-01。

3月30日(金)-4月1日(日)までおこなわれた熊本市河原町でのテント劇場とギャラリーADOでのEVENT「猫目ACT-01」。
その決算と反省会、今後の件についての会議が昨日の4月11日(水)におこなわれた。

劇団夢桟敷からは実行委員会的な集団である「猫目おろち」に3名(工藤慎平、坂本咲希、田中幸太)が所属し、企画集団を立ち上げた。

この企画実施については会場を提供して頂いた妙乗寺の住職様や河原町文化開発研究所の皆さま、大阪からテントを貸し出してくれた劇団☆流星群様、熊本大学演劇部(平台など提供)、仮面工房(照明機など福岡からの提供)、協賛各社様、サイト管理の小島さん(大阪事務所)、参加団体の皆さん、すべてのご協力を頂いた皆さまの力が一体となって名実ともに花開いたことを実感させられました。

まずは、赤字が出なかったことと御来場頂いた全てのお客様に、参加した劇団夢桟敷からも感謝申し上げます。

そして、リーダーであるクドシン(工藤慎平)、近辺から音量の問題などで苦情を言われつつ頭を下げつづけていたことにも一回り大きくなったことにも力強さを感じた。若者たちが頭を下げる姿に涙ぐましい感動もあった。河原町の皆さまの援護もあってのこと。人と人の気持ちの繋がりや、町の実績あっての奇跡的な成功だったとも思えます。

結果、今後のテント公演の難しさも感じた。マチナカでの音を騒音と感じるか文化と感じるかは人によって様々ではある。
そこのところを計算すれば無謀だったとも言える。このEVENTの価値をどう発表し近隣の方々へ説得するか。この一点に課題は残った。
公共広場、例えば公園などでの許可が下りれば問題は解決するのだが、行政の頭は固い。闘うことも必要だとも思える。そのノウハウはあるのだが、ここには権威という武器も必要になってくるからややっこしくなるのだ。やるか?権威!

秋に予定している流星群さんとの合同公演(大阪⇔熊本 演劇エクスプレスVol3)は戦術も必要になってきたことは事実。テントに拘るか、会場をどうするかは話し合いの中から結論を導き出すしかない。

劇団夢桟敷としては、「阿部定」シリーズ・三部作として、このEVENT参加を今後に続けるつもりです。
尚、企画集団「猫目おろち」とは制作の面で共同できるシステムを築き上げることをポジティブに考える。実践や経験を積み上げることによって力は大きくなるからだ。持続すること大切。これが一発屋EVENTの弱さだとも思っており、持続発展に大きな期待をしたい。期待することを夢桟敷で自覚したいのである。私たちは評論家ではない。



只今、5月6日(日)の大衆演劇(大津町成和座こけら落とし公演)や「阿部定」短編実験映画製作、舞台版「阿部定・三部作」公演、河原町へのアンテナショップ進出などを取り組み始めた。プライベートでは住居移転までもある。
毎日が盆正月のドタバタはつづく。頭がおめでたくなっている。一つ一つ整理しながら前へつんのめるのである。新しい頭の下げ方を学習しつつ、頭を垂れるかな。

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