山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌90-vol.4(倉田記)

2024-01-04 23:59:59 | 練習日誌

 正月三が日が過ぎ、いよいよ今年も演奏活動が始まります。

 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 それぞれの休日を堪能した後は、1月22日の第90回定期演奏会に向けて本腰を入れなければなりません。

 その間にもちろんオケ業務もありますので、個人の時間を工夫して磨きをかけて行きます。

 本日は、F.シューベルトのD.471とD.581(第1稿)のリハーサルをば。

 F.シューベルトの弦楽三重奏曲は、と言うか彼の作風ですが、先輩のハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンと比べるとメロディーが先にあり、その後にカチッとした伴奏があるわけでもなく(ベートーヴェン達はカチッとした伴奏〜例えば8分音符や16分音符の刻みなど)、先輩達と違う伴奏〜三連符や速い楽章でのロングトーンなど〜を用います。

 三連符を使用することで、ふあ〜とした雰囲気を出したり、死と乙女のような曲では追い込むような切迫した雰囲気作りを伴奏隊に与えます。

 音型もギター好きから、4度での音の進行も多く、中々演奏家泣かせでもあります。

 先輩3人の作品などは、誤解を恐れずに言えば、演奏家の気合いで乗り切る演奏もアリかと思いますが、シューベルトの場合、特にこの弦楽三重奏曲2曲は気合いは入りません。

 常に心地よい音色で、優しい性格の音楽が流れます(その事がヴァイオリンはかなり難しいですが!)。

 隣の楽器と2度でぶつかったり、短4度の和音が頻繁しますが、本日はその和音づくりのための音程など、ゆっくり練習しました。

 後は、個人練習あるのみ!

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま22箇所及び山形市内公民館

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迎春 2024

2024-01-02 23:59:59 | 雑記

  迎春

 今年も頑張ります!!よろしくお願いします。

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山形Q 練習日誌90-vol.3(倉田記)

2023-12-27 23:59:59 | 練習日誌

 13 keys clarinet I.ミュラー作(写真)

 オーケストラ業務が昨日無事終わった本日、山形Qの年内最後のリハーサル日となりました。

 前回、初合わせの時からゲストの川上一道氏が参加したために、弦楽の3人での打ち合わせをしていない状態でしたので、後から来る川上氏との合わせに備えて、I.ミュラーのクラリネット四重奏曲を弦メンバーだけで練習。

 ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン・シューベルトなどよく演奏されている作曲家の作品が、長い時演奏されて整えられてきたのを実感させられます。

 その周辺の作曲家、ボッケリーニやヴァンハル、その他、星の数ほどいる作曲家の作品を演奏すると、演奏者側があまり演奏しないような音型や不思議な和音に出会う事!

 昔の演奏家達が、数多く演奏される作品に関しては助言したり、アーティキュレーションなど整えたりしたものが現在出版されているもので、マイナーな作曲家の作品にはそれがありません。

 作曲されたまま、凸凹のある楽譜が、これまた大手ではない出版社から出たりしているので、間違いかな?と感じる音のまま印刷譜として残ってしまっています。

 今回出会ったI.ミュラーの作品もまさにそれ!

 各パート色々やらかしていますので、演奏する方で気づくことが大切になってきます。

 不思議な和音も現代曲まで知ってしまっている私たちの耳には、別に問題にならないこともあるでしょう。

 しかし、なるべく古典の音楽にしないと・・・・。

 その不思議発見が、こういう作品を演奏する時の楽しみでもありますけどね。

 練習後半、川上氏も加わって、4人でリハーサル。

 シューベルトは年末年始の宿題。

 今年も応援してくださる方々に感謝を申し上げ、終了します。

 ありがとうございました。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま22箇所

 

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Merry Christmas

2023-12-24 23:59:59 | 雑記

 A Merry Christmas to you!

            Yamagata Q

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山形Q 練習日誌90-vol.2(倉田記)

2023-12-21 23:59:59 | 練習日誌

 来年1月22日(月)19時〜やまぎん県民ホール スタジオI で開催予定の山形弦楽四重奏団 第90回定期演奏会に向けたリハーサルが、始まりました。

 毎度のことながら、キリ番の90回目の定期演奏会ですが、特別なことはしません。いつも通りお客様と一緒に作品を楽しむだけです。

 今回は、F.シューベルトの弦楽三重奏曲2曲とI.ミュラーのクラリネット四重奏曲2曲。

 シューベルトは、第1番は2019年の第73回定期演奏会で取り上げていますし、第2番は第2稿を2022年7月の第84回で演奏しています。

 今回の第2番は、初稿の方を演奏します。

 第2稿は、やはり改訂されているだけあって出来上がった曲でしたが、同じような曲なのに初稿の方は、ところどころ慣れていないせいもありますが、演奏し辛い箇所が散見されます。しかし、作曲者の最初の着想を楽しむ方向でリハーサルを進めてゆきたいと思います。

 一方、Iwan Müller(イーヴァン・ミュラー)は、メンバー誰も知らなかった作曲家で、エストニア生まれのドイツのクラリネット奏者・作曲家・クラリネットの開発、発明者らしいです。

 細かい知識はこれからですが、クラリネット奏者の作品は、もちろんクラリネットが大活躍する作品です。古典派からロマン派に移行する時期に書かれた作品ですが、モーツァルト・ハイドン・ベートーヴェン・シューベルトのように世界中で演奏されてきた作品ではないので、楽譜整備がまだ進んでいないようで、手に入れた楽譜にもアーティキュレーションの疑問点、書いてある音の疑問点が多くあります。

 本日は、ゲストの川上一道氏と共にリハーサルを進めながら、整理整頓を行いました。

 もう少し個人練習や曲の理解度を深めて行く事で、本番までに解決して行くでしょう。

 年末にもう一度リハーサルをしますので、頑張ります!!

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま14箇所

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藤田の丘分校〜朝日学園スクールコンサート

2023-12-18 23:59:59 | 演奏活動

 ここ数日の12月にしては温かい日々が、突然冬将軍の訪れによって過去のものとなってしまいました。

 本日は、山形弦楽四重奏団の大江町スクールコンサートの日でした。

 伺ったのは、藤田の丘分校〜朝日学園さんです。

 ただいま大規模工事中で、工事車両が多く入っています。

 雪が積もってしまった窓の外の風景を見ながら、ちょっとだけ寒い体育館(古いので隙間風も建て直すのかもしれません)で2年前と同じくスクールコンサートをしました。

 児童たちと生徒達〜10人ほどの子ども達と先生方、関係者の皆さんに聴いていただきました。

 最初は寒いと思っていたのですが、子ども達や大人達の楽しそうに聴いている姿に励まされ、こちらも楽しく演奏できました。

 この古い体育館は、音楽を演奏するのに環境はともかく、良い響きがするんです。

 冷たくなった手でも演奏出来るようになったベテランの味を味わっていただきました。

 関係者の皆様ありがとうございました!!!来年も是非!お呼びください!

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大江町立本郷東小学校コンサート終了。2023

2023-11-13 23:59:59 | 演奏活動

 寒さが心配されましたが、なぜか前後は雨雲が大活躍だったのに、晴れてまずまずの天気の中、スクールコンサートが行われました。

 本日は、大江町立本郷東小学校様にお伺いしました。

 10年以上前から大江町の小中学校(現在3校)及び朝日学園でのスクールコンサートを依頼されて、各学校に順番に秋も深まった季節にお邪魔しています。

 スケジュールの関係で、冬の大雪の時に集まって演奏した事もありました。それに比べたら今日は極楽。

 本郷東小学校には、もう4回目か5回目かしら。

 児童数もおそらく少しずつ減っているでしょうけど、興味のある事には貪欲に接してゆく姿勢がある児童さんたちです。

 今回は、W.A.モーツァルト 弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調 K.174をゲストの犬伏さんと田中さんと一緒に演奏しました。

 その他、弦楽四重奏曲も演奏しましたが、ヴィオラは、田中さんがほぼ担当し、倉田は司会業に専念できるいい環境でした。

 時間を設けて、子供たちからの質問コーナーをやりましたが、最初の一人が質問してくれたら、後から質問攻めにあい、ほぼ犬伏さんが上手く答えてくれていました(話し上手なのに吃驚!)。

 町の教育委員会の方々、そして校長先生、準備をしていただいた学校の先生方には心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 倉田記

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山形Q 練習日誌90-vol.1(倉田記)

2023-11-09 23:59:59 | 練習日誌

 随分と朝晩冷えるようになりましたが、日中は11月だというのに暑く感じる事も。

 気温差がありますので、皆様も体調管理にはお気をつけください。

 さて、第90回定期演奏会に向けての練習が始まりましたが、今日は、11月と12月に行う大江町のスクールコンサートのためのリハーサル。

 メインのプログラムは、W.A.モーツァルト 弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調 K.174です。

 この曲、2004年の4月27日(火)の第11回定期演奏会に取り上げて以来ですので、メンバーも違えば、担当するパートもチェロ以外は全て変更しているので、曲を知っていてもお初の感じです。

 犬伏亜里さんのおかげて、Allegro moderatoも無謀なテンポになりませんし、急ピッチで仕上がってゆきました。

 この先、3回ばかしこの曲と付き合う予定になっているので、個人的にどんどん深読みしてゆけるのがとても楽しみになっています。

 K.100番台のモーツァルト作品って、魅力的な作品が多いような気がします。

 色々難しいですが、本番まで頑張ります!!

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第89回定期演奏会終了

2023-10-15 23:59:59 | 演奏活動

 第89回定期演奏会を終えました。

 会場へお越しいただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 そして今回ゲストとして参加してくださった犬伏さん、非常に楽しい時間を共に創っていただき、深く、深く感謝。

 演奏では、当日の会場リハーサルの際に皆で交わした「オーケストラでは出来ないことをしたい!!」という言葉に互いに献身的に寄り添い、あんなことやこんなことや色々発現させたと思います。

 お客様にいつになく多くの事象をお届けしたと思います。

 今後、皆様からのお声を届けていただけましたら至極勉強になりますので、是非ともよろしくお願いいたします。

 次回第90回定期演奏会は、川上一道さんをお迎えしての公演になります。

 第100回定期へ向けてさらになる研鑽に努めてまいります。

 今後とも山形弦楽四重奏団をどうぞよろしくお願いいたします。

 なお次回第90回定期演奏会までご案内役は倉田が務めてまいります。

                    

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山形Q 練習日誌89-vol.7最終(茂木記)

2023-10-14 23:59:59 | 練習日誌

 まちなか音楽会2023に出演した後、いつものコミセンに再集合して最終リハーサルでした。

 山形交響楽団のコンサートマスター、楽団の大黒柱を長年務めてこられた犬伏さんと共に取り組む今回の演奏会。

 20年以上職場を共にしてきた犬伏さんとの創作は、家族と過ごすような、互いにリスペクトしながら建設的に意見を交わす時間になりました。

 リハーサルの度に発想が湧き、聴いてくださるお客様の耳にいかに色彩豊かに音楽を届けられるのか検討を重ねてきました。

 明日15日はいよいよ本番。

 皆様に楽しんでいただけるよう、励んでまいります。

 やまぎん県民会館2階のスタジオ1にて、18時30分開演(18時00分開場)です。

 さて、あとは残りの準備作業を。。。

 譜面台などの道具は明日車に積み込めば良いので、チケットの取置きの準備などしておきましょうかね、、、

 そうそう、うちの娘もお師匠様が出演するので張り切り聴きに来ると申しておったのでチケットを用意し、、、、、

 あれ?

 んん〜〜〜〜、チケットに印刷したシューベルトの作品番号がなぜにジェラール番号、、、、、

 あぁ、これは、第88回で演奏したボッケリーニの作品番号だ。

 正しくは、シューベルト作曲 弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 D18 ですね。

 最近、こういう間違いが多くて困ります。

 誰だ、こんな間違いしたのは!!

 わたしだ!!

       

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま41箇所及び山形市内公民館

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山形Q 練習日誌89-vol.6(茂木記)

2023-10-07 23:59:59 | 練習日誌

 山形Qの第89回定期演奏会が一週間後まで迫りました。

 昨日までの旅の疲れも忘れ、本日も山形市内某所にいそいそと集いリハーサルを行うのでした。

 リハーサルも残すところ本日を含め残り2回ということで、ゲスト第一ヴァイオリンの犬伏さんも合流し打ち合わせも仕上げの段階へ。

 今回はヴァイオリンのお二人が頭脳もお指もよく回り、山形交響楽団でともに過ごされた時間も長いので気心もよく通じ合っておられますし、ヴァイオリンの2パートの掛け合いが見ていてとても面白いのです。

 特に長らく四重奏団で第一ヴァイオリンを演奏していた中島氏が第二ヴァイオリンを演奏するということで、第一ヴァイオリンの譜面を熟知している中島氏の繰り出す気遣いが隅々まで行き届く●ルサンのように広範囲を細やかにサポートしてゆく様子は、見ていてとても勉強になります。

 本日も四人の歩みを順調に進めました。

 雨降りの一日でしたが、リハーサルを終えて建物の外に出ると遠くに大きな虹。

 来週の本番で虹のように色彩豊かな音色の音楽をお届けできるよう、ラストスパート頑張ります。

  チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま38箇所及び山形市内公民館

 

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山形Q 練習日誌89-vol.5(茂木記)

2023-10-01 23:59:59 | 練習日誌

 第89回定期演奏会まであと二週間となり、本日は男衆三人での最後の準備作業。

 次回からはゲストの犬伏さんをお迎えしての仕上げはいりますので、今回はメインのベートーヴェンを中心に、細かいところをクリーニング。

 14年前に山形Q定期で演奏した時には気にならなかったところが気になったり、以前は弾くのに手こずったところを弾けるようになったり、今回は(加齢?からか)妙に譜面が見え辛かったり、色々な面で新鮮な気持ちで取り組めています。

 総合的には今の方が作品に親密に接することができているので、歳をとるのも悪くないと思います。

 そういえば、加齢のせいか、ブログの記事を作ることが歳を追うごとに苦手になってきました。

 前々回の練習日誌などは、練習前日におおよその内容を打ち込んでおいたのですが、想定外の用事(娘の学校からの呼び出し)が入ったことで下拵えが徒労に終わりました。

 その点、日曜日のリハーサルは良い。

 娘は家に居て、妻が家に居るので、リハーサル中に急な呼び出しがかかる心配が無い。

 そんな時に限って、事前の下書き準備を出来ずにリハーサルを迎えました。

 閑話休題。

 そういえばベートーヴェンといえば、ドイツ人のJ.N.メルツェルなる人物が商品化した「メトロノーム」をいたく気に入り、1817年に出版社の刊行紙に交響曲の1番から8番までの各楽章、各部のテンポ設定をまとめて掲載したとの逸話が残っています。

 それ、弦楽四重奏曲にもやっておいて欲しかったな。。。

 残っていないものは仕方がないので、四人のコミュニケーションを発展させる良き材料とさせていただきます。

 ところで、音楽家が頼りにする資料のひとつにニューグローヴという大変大きな音楽辞典がございます。

 その辞典によれば、メルツェルという人物は発明家で、色々な楽器を自動演奏する装置も造り、1808年にはウィーンで宮廷機械技師に任命されたり、ベートーヴェンが愛用した補聴器のひとつも彼の手によるものだったり、とあります。

 ベートーヴェンと深く親交を温めたメルツェルでしたが、一方で他人のアイディアをかすめ取るという困った手癖の人物でもあったようで。。。

 ベートーヴェンとロンドンへ演奏旅行を行うべく資金調達の演奏会を企画したメルツェル。

 自身が造った自動演奏装置のために楽曲の草案を練り、それを基にベートーヴェンが作曲を行った「戦争交響曲」、それをさらなる資金稼ぎになればとベートーヴェンに勧め完成した「戦争交響曲」の管弦楽版、そして演奏会の際にそうした楽曲を自身の作品として発表してしまうメルツェル。

 ベートーヴェンは腹を立て友交を断絶し訴訟まで起こしますが、最後までメルツェルを懲らしめるには至りませんでした。

 ベートーヴェンの怒りを買ったメルツェルはというと、その後、オランダ人のヴィンケルという機械技師が考案した装置を手直し(目盛りを付け加えた)して特許を取得、メルツェル社を創設して1816年までにパリの工場で「メトロノーム」を大量生産し販売します。

 「メトロノーム」に関しては、ヴィンケルに訴えられて敗訴し特許を失いますが、「メルツェルのメトロノーム」という名称が後世まで残り、楽譜のテンポ表記にその頭文字を用いて「M.M.」と記す場合があります。

 昔からいたんですね、こういう困、いや、迷惑、というか、とてもたくましい方。。。

 ともあれ、絶交した相手が売りまくっていた「メトロノーム」をいたく気に入ったというベートーヴェン、画期的で優れた機械だと理解しそれを受け入れた、懐の深〜い話でした。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま35箇所及び山形市内公民館

 

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山形Q 練習日誌89-vol.4(茂木記)

2023-09-25 23:59:59 | 練習日誌

 今秋の山形交響楽団は、いつになくたくさんのお客様に演奏を聴いていただくシーズンになりました。

 はじめて伺うホールや久しぶりに伺うホールなど、また遠方へ出向く機会も多いのですが、どこの会場でも終演後にお客様から「楽しみました!!」とお声がけを賜り、最後は互いに「ありがとうございました!!」と挨拶を交わして会場を後にする日々が続いております。

 演奏活動が生命力の私たちには、とても幸せなことです。

 そして本日はもうひとつの幸せ生命維持活動、山形Qのリハーサルでした。

 今回も男三人、土台作りの密談議でございます。

 前回のリハーサルは、突然の呼び出し事案があり少ししか調整を行えませんでしたので、今回はしっかりと。

 まずはシューベルトの第1番から。

 シューベルトらしい、主題メロディーの美しさが際立つ作品なのですが、その後に生み出す歌曲、交響曲や室内楽などで紡ぐような語彙力の醸成はまだ、といった感じ。

 だからと言って「稚拙」な作品といわけではなく、14歳の若者が家族や友人と一緒に演奏するため精一杯の心を込めた、あたたかな気持ちが心地よい作品。

 若きシューベルトが作品に込めた愛情を精一杯懐深く抱きしめて演奏したいと思います。

 続いて、モーツァルトの第1番。

 シューベルトの1番と同じ14歳の時に書いた作品ですが、幼い頃からヨーロッパ各地巡って経験を詰んだアドヴァンテージを感じさせる、同じ14歳でもより練れていると感じます。

 それでもはじめて書いた弦楽四重奏曲なので、やはり歳相応の純朴さがありゴテゴテしていない分すっきり爽快感がある。

 自分が学生の頃には、シューベルトやモーツァルトの最初期の四重奏曲には目もくれず、ベートーヴェンの中・後期の四重奏曲やシューマンやブラームスなどを弾きたかったものですが、最近は大作曲家の若い頃の作品を心地よく味わえるようになりました。

 中年のおじさんから見ると、若人の初々しい息吹が眩しくも羨ま、、、、、、、。

 さて最後にベートーヴェンの第1番。

 やはりこれが一番難しい、意気込み一番で練りに練って出版前に校訂版と差し替えただけあって、音楽の完成度が高い。

 さらなる個人の仕込みが必要です。

 本日、終了。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま32箇所及び山形市内公民館

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山形Q 練習日誌89-vol.3(茂木記)

2023-09-14 23:59:59 | 練習日誌
 本日の山形交響楽団はオフ日。

 今週末のドラクエ由利本荘公演・北上公演の備えをしつつ、山形Qもしっかりリハーサルを行います。

 本日は男衆三人での集い、ゲストの犬伏さんがより引き立つようにアンサンブルの土台を作る作戦タイム。

 少しゆったり目に集まり、気合いを入れてはじめたリハーサル。

 最初の休憩で携帯電話に目を遣ると、某所から電話がバンバン入っており、そちらへの対応で一旦席を外さざるを得なくなりました。

 忙しい時ほど、予定外・想定外のことが起きるものです。
 
 一時間ほどを費やしコミセンに戻り、リハーサルを再開しましたが、シューベルトとモーツァルトについて確認を軽く行い終了となりました。
 
 ところで、今年度はとてもありがたいことに山形交響楽団の業務が多く、演奏旅行もいつになく頻繁です。

 こういう時は物事の合間を縫って色々な準備をうまくこなしてゆかなければなりません。

 一昨日と昨日は、オーケストラ業務の後、午後に生じた貴重な空き時間を利用して置賜地方や北村山地方などのホールや公共施設まで山形Q第89回定期演奏会のチラシを預けにまわりました。

 今週末も演奏旅行で、、、あれ、10月の頭も演奏旅行で第二月曜には祝日まで。

 本番の日から逆算すると、、、あと一週間でプログラムノートを入稿しないとダメなパターン。

 あれま、頑張ります!!
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま31箇所及び山形市内公民館
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山形Q 練習日誌89-vol.2(茂木記)

2023-09-11 23:59:59 | 練習日誌

 いつも練習を行うコミュニティーセンター(コミセン)を取り囲む田んぼにも稲穂が頭を垂れ、いよいよ秋本番に突入!!

 と思うのですが、何をどう間違ったのか、真夏を彷彿とさせる猛暑一歩手前の陽気がぶり返しましたね。

 これも異常気象でしょうか、

 茂木家の裏山の食料も乏しいとみえて、茂木家の庭のオクラがカモシカ(と思われる)にむしゃむしゃと喰い荒らされておりました。

 チ〜ン。。。。。。

 いいもん、ケダモノが見逃した脇芽にだってオクラは成るもん!!

 。。。。

 。。。。。。。。

 練習日誌でしたね。

 はい、ちゃんと記してまいります。

 実は、前回の練習では、ベートーヴェンの作品にあまり時間をかけられなかったのでした。

 で、今回も犬伏さんとともに四人でベートーヴェンを中心に作戦タイム!!の回。

 今まで第一ヴァイオリンをしこたま弾いてきてからの第二ヴァイオリンを演奏する中島氏。

 楽しそう、

 アンサンブルの隅々まで痒いところに手が届きます。

 そして今回、ベーレンライターの新版スコアを参照しつつ参戦してくださっている犬伏さん。

 古典派の作品において「新版」の楽譜とは、現在、作曲家が書いた音楽に「忠実」であるのは何なのか?を模索するためのツールのひとつでもあります。

 作曲家が遺した自筆譜が読み解き辛い場合の対処をしていたりする初期の出版、後世の演奏家がより良い作品になるという信念で味付けを行った時代の版、現在までに加えられた味付けを取り払うとどうなるのかを知ろうとする現在の版、それぞれの時代に出版社は様々な努力を重ねながらその時代の価値観に見合う「新版」を出しています。

 最後は、演奏者の選択に委ねられるのですけど。。。

 今回、色々な発見を重ねながら新しい解釈に身を委ねることで、とても自然体で演奏できる場面がたくさん増えました。

 3人寄れば文殊の知恵、4人寄れば釈迦のひらめき、と願いつつ。。。

 良い味付けをお届けできればいいな!!

 リハーサル終了後、田んぼの前で撮影会をしてもらいました。

 田んぼがキレイでしたので。

 「そのもの地味な衣をまといて金色の野に降り立つべし、、、」以下、ご想像にお任せいたします。

 アニメ大好き、茂木でした。

  チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま12箇所

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