自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

他所のホタル

2012-06-08 10:24:13 | Weblog
広島県は東京銀座にアンテナショップを再度造るようだ。
私がお手伝いしている農業団体も商品「黒姫」を出品したいらしい。
マスコミによれば東京のアンテナショップの名前は「たう」と名がついた。
「たう」の意味だが広島県では「届く」を「たう」という。
例えば「この紐は向こう岸までたうか」と使う。

お手伝いしている団体のトップと新商品開発の共同研究の為福山大学を訪問した。



福山の産物を使った福山の物産が東京へ「たう」のもそう遠くないと思う。
大学から帰り、大学と地元が共生して相互ホタルの地にする団体の活動場所を訪ねた。
本郷ホタルの里、ホタル祭りをしているらしい。





この地は結構地域のお金が投入されているみたい。


ホタルを通した
まちづくりの看板が見える

芭蕉の句


負けてはいられない。堂々川もがんばらなくては!
と言ってもホタルでお店が出るイベント等は考えていない。
(例えば先週の土日は服部のホタル祭り、9、10日は加茂国道182号沿いでホタル祭り)

ただし、文化湧きでるイベントは考えたい。
「蛍みや船頭酔うておぼつかな」
芭蕉もよいが生き物なら負けるな一茶ここにありを紹介しなくては
「馬の屁に吹き飛ばされし蛍かな」
何と言っても初夏の情緒を醸し出すのは清少納言だ。
「夏の夜 月の頃はさらなり やみもなお
 蛍の多く飛びちがいたる また ただ一つ二つなど
 ほのかにうち光りて行くも をかし」

あっちこっちへ寄り道をしていたら「オオムラサキノ里」の看板が見えた。
たとえ12時、お昼が過ぎていても最近、はまった蝶の道、寄らねばならぬ。



6月中旬から羽化が始まると書いてあったが蛹の姿は見えない。
見えたのはナナフシと幼虫らしき影





網をかぶるのでおぼろな姿。


オオムラサキの一生図


かなり回り道をしたが6月6日堂々川のホタルの数
前回に比べ約50匹増えただけだがすべて源氏の光りで増加したのが良くわかる。
今の見頃は1番砂留から2番砂留の間が多い。5番砂留川原の上流部も。



残念だが今年は蜘蛛の繁殖も多く、ホタルはあちらこちらで蜘蛛の糸に絡み成仏



6月6日だけでも蜘蛛に捕獲された蛍は10匹を超える。
もったいない!がこれも自然の定めだろう。