自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

すずめの学び舎

2006-12-12 12:20:39 | Weblog
 花にもいろいろあるけれど
師走の土手で咲く花は車の音で消されるが結構大きな声がする。



こんな川面のすぐ隣の出来事です。
雑木に花が咲いていました。



良く見るとおかしい。チイチイパッパの声がもれる。



すずめの先生が何かを教えているようにも見えます。
生徒は飛び、動き回って聞いていないようです。





先生は考えました。良く聞けと飛びながら教え始めました。
何を教えているのか聞いてみると
他の鳥たちが裸にした「クコ」の薬効を教えているではありませんか。
少し前まではこんな綺麗な実をつけていました。



すずめの先生の話を通訳しますと。

クコは疲労回復に良く効き、私達のお爺さん、お婆さんのその前の前のお婆さんからずーつと飲んでいたものです。
お婆さんがいつも先にこつそり飲むから、今でもおばあさんのほうが長生きしてるでしょう。

今日はクコの赤い実「枸杞子」のお話をします。
この実は疲労回復以外に低血圧、高血圧の血圧安定、熱が出たとき解熱の薬として使います。私達は冷え性でいつも丸くなっていますが冷え性にも良く効きます。



使い方は
この実が秋に赤く熟したら採取して、日干しにします。そして35%の焼酎1.8リットルに200グラムの乾燥した実と氷砂糖を200グラム瓶に入れて暗く涼しい場所で6ヶ月寝かせます。
時期がきたらお酒を越して飲みます。
1日さかずきに2杯から3杯飲むのです。沢山飲んではいけません。

こんな具合に鞭を振り振り、羽をバタバタさせながら教えておりました。

ちなみに人間にはすずめの先生が教えるより他に
春の若葉を御茶代わりにして飲むと胃腸強化、便秘、血液の補充、糖尿病
等にも効くそうです。