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国民栄誉賞

2013-04-02 23:58:43 | 日記
長嶋茂雄さんと松井秀喜さんに国民栄誉賞が贈られることが決まった。この世には多種多様な賞があるが、この賞の人選は特に難しいのではないだろうか。 たとえば、美空ひばりさんは受賞しているのに、なぜ石原裕次郎さんは選ばれなかったのかということがあるし、野球に限っても、400勝投手の金田正一さん、3000本安打の張本勲さんはどうなのかといった考え方をする人は少なくないはずだ。 イチロー選手は「まだ現役だから」と言って、また福本豊さんは「そんなものをもらったら、窮屈でたまらんわ」として、受賞を辞退しているが、特に福本さんの言葉には、どこか関西人の粋のようなものが感じられる。また、衣笠祥雄さん(受賞している)は「キャバクラへ行ってもおとなしくしてなあかん」とボヤいているという噂もあった。 国民栄養賞の選考基準には、国民に多くの希望と感動を与え~とあるようだが、端的に言えば、みんなを楽しませてくれたということだろう。その点で文句なしなのが、長谷川町子さんだ。私が推したい松本清張さんは、推理小説ファンの数から考えるとムリか。  少し前に亡くなった大鵬さん(受賞者)は「巨人・大鵬・
玉子焼き」という言葉について、「巨人のような大金を使って好い選手を集める集団と違って、私は褌一丁、裸一貫でやって来た」と、少し怒ったような顔で言ったが、もちろん大鵬さんは、その3ツが、ただオンナ子供も知っている、誰もが好きなものの代表であることはご存じだ。そうそう、巨人(王、長嶋、松井のみなさん)も大鵬さんも栄誉賞に輝いたのだから、玉子焼きも表彰するべきではないか。 国民栄養食で、どうだろうか。日本中のニワトリ達も、「こりゃ、ケッコウ」と喜ぶのではないか。

ダサい

2013-04-02 00:56:01 | 日記
野暮ったい、不粋、TPOに合っていない、センスがない…ダサいという言葉は誰が作ったものか知らないが、恰好悪い+田舎臭いというような意味合いではないだろうか。この「田舎臭い」は、昔から使われてきた語であって、地方の悪口を言うのではなく、否かと都会の間には、たとえば服装のことだけを較べても、感覚の差はあった。  茨城の中学時代の恩師や仲間とのクラス会の写真があって、そこに並ぶ男達の襟元には揃ってループタイが下がっている。真田紐に金属か木製の飾りをつけて首からつるす形なのだが、そんなものは全く必要なく、暖かい(あるいは暑い)季節なのだから、そんなものをつるさないで、少し洒落たシャツを着るだけで充分ではないか。 服装というのは、基本的に、見よう見真似であるが、ある部分は自分でなければならぬ。 怒られそうな悪い言い方をすれば、ループタイは猿真似だと思う。  今日は4月1日である。茨城の中学生だった(昭和23,4年頃)、エイプリルフールという英語が耳に入って来て、それは、ウソをついてもいい日→ウソをつかなければ損をする日と、子供達に受け取られた。同級生の女子に、「おいA子、ホッペタになんかついてるぞ」「B助、背中に変なものがついているよ(これは実際に、誰かが『この人、大安売り』と書いた札を貼り付けていた)」といったダサい悪戯だった。 私は一計を案じて、学級委員長のC男に、「昼休みになったら、『今日は午後の授業が休みだから、昼で帰っていい』と言ってみろ」とけしかけた。むろんC男には、その度胸がなく、私のソソノカシだけが、クラス担任の耳に入った。私は学級の叱られ役だったから、説教は平気だったが、教師にも「こういう悪い企みとエイプリルフールとは関係ないぞ。もっとセンスのいいものを考えろ」ぐらいは言ってほしかった。戦後間もない田舎の中学では、生徒(私)も教師も、まだダサかった。