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安楽

2013-04-15 23:17:37 | 日記
先日終わったセンバツ高校野球大会で準優勝した済美高校のエースの名は安楽君だった。珍しい姓である。 家人の姪の息子の名は「泰生(たいせい)」君であるが、この2人の姓名を合わせると「安楽泰生」となって、これは一生左うちわ的な字並びになるし、文字を入れ替えても安泰楽生となって、これもGOODだ。 なんて安楽投手のピッチングをテレビで観ながら、バカなことを考えたりしていた。   はっきりした場所は知らないが、関西の方に「ぽっくりさん」と呼ばれる寺があって、高齢者の参拝が盛んだそうだ。これはむろん、ぽっくりと死にたいという願望からであって、私を含む多くの老人の、最後の希望は安楽死なのだ。 少し不正確な記憶だが、落語の或る師匠は、前夜に好物のウナギで盃を傾け、床に入り、朝になっても起きて来ないので家族が見に行ってみると亡くなっていた~のではなかったか。 もしそうだとすれば、これほどの安楽のグッドバイはないだろう。  3年前、胸部大動脈瘤破裂でダウンしたときのことを思い出してみると、急に胸部に激痛が走って、それが3分ほど続いて、そうすると急激に血圧が下がって、ほぼ失神状態になり、あとは病院に着いて手術のための麻酔で眠ることになる。つまり、苦痛の時間は5分もないから、もしオペが失敗(あるいは手遅れ)したとしても、これも1ツの安楽死だと言えるだろう。老人が、死ぬのは怖くないと言うのは、10人中5人は本音だと思う。そして、ついでに楽な死に方であれば~という但し書きがつくはずだ。 今夜、酒に酔ってぐっすりと眠り、明日も明後日も~そのまま永遠に眠ってしまうのが理想だ。考えてみれば、生きているときだって、最高の安楽は睡眠ではないだろうか。