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ある賭け

2013-04-10 23:40:42 | 日記
高校時代、学生食堂のランチでいちばん値段が高かったのはカツライスで、120円だった。大相撲の季節になると、それがカケの対象になった。クラスで最も相撲に詳しいAが、その日の取り組みから3番を選び、その勝ち負けについて賭けるわけで、もちろん勝敗が明らかなもの(たとえば横綱対幕内5枚目など)は避け、つまり大関同士、関脇同士、あるいは平幕の中堅どころといった難しい対戦が対象になるわえで、そこがAの腕の見せどころだった。 そして面白かったのが、自分で取り組みを選ぶAの成績が最悪で、よく他人のカツライス代を払っていたことだった。Aはリャンコ(双差し)のシノブと呼ばれていた信夫山の大ファンで、よく3取り組みの1ツに組み入れて、もちろん自分は信夫山の価値に張っていたのが敗因だったのかもしれぬが、彼の「おかしいなぁ。今日の大内山の勝ちはどう考えてもおかしい」などと、よくボヤいていた。 団地に住んでいた頃、麻雀仲間で、或る年の暮れに忘年会をやることになって、その会費はワリカンでなく、麻雀で決めようということになった。方法は簡単で、ゲームで負けた人の金を勝者は受け取らずに、宴会用に積み立てるというものだったが、これがなかなかにおもしろく、試合開始が正午頃で、5時には(ちょっと数字は忘れたが)充分な酒代、ツマミ代が集まった(といっても、近くのマーケットから日本酒とビール、ウィスキーを買って来て、あとはメンバーの奥さん達が余った金で刺身や揚げ物を用意してくれた)。 私は、親しい仲間うちの宴会費集めはこれが最適だと思ったので、何人かの雀友に宣伝したが、御礼を言われたことがないので、実践したケースはないのかもしれない。しかし、このアイデアは、ぜひを付けてオススメしたい。 利点の1ツは、負けてもみんなに奢ってあげた気分になれること、その2は、驚くほど早く金が積み上がることである。

認知症

2013-04-10 23:33:06 | 日記
友人のAと電話で話す。「Bが肝臓を悪くして1カ月前から入院しているそうだ」「俺も、ガンマなんとかっていう肝臓の数値は高いんだ」「みんなそうだよ。半世紀以上も呑み続けているんだから当然だ」…どうしてもこういう会話が多くなる。 私のことで言えば、「あいつは、3年前に胸部大動脈瘤破裂で死にかけた」「今は腰痛で、家の中でもステッキを使っているそうだ」とウワサされているだろうし、その通りである。何度も書くが、友人達も私も、完全な健康など望むべくもない、つまり生き過ぎなのだ。むろん30人に1人ぐらいの例外はいるけれど。  胃も肝臓も糖尿も、あるいは腰痛、ヒザ痛といったことも年齢を考えれば当然である。しかし、そういった老苦の中でいちばん気になるのが認知症だ。  この6,7年間で私の年賀状は20枚近く減ってしまった。同好会などでの交際では、先輩が多かったことがあるから、他界した方も少なくないが、認知症の知らせが家族から届いた例も5つ6つあって、それが他の病気以上に悲しく感じることがある。昨年まで、達筆な賀状をくれていたのに。。。と驚いたりする。  100歳以上というか、長寿のみなさんが、マスコミにその秘訣を訊かれて、「静かにのんびりと、怒ったり心配したりせずに、自然に暮らすこと」と応えていることが多いが、私はホンマカイナと思ってしまう。 そういう言葉をおっしゃるわけだから、認知症ではないと思う。 しかし、私は、ボケないための最高の薬は欲を持つことだと思っていて、欲すなわち刺激だと確信している。大事なのは刺激だ。これまた再三書いているが、私に2K(株と競馬)の欲(一喜一憂)がなければ、とっくに認知症老人になっているだろう。いや、今でもすでに半ボケであるかもしれないけれど。