串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

晩秋の北海道旅(オタモイ海岸)

2008年11月07日 | 旅-北海道

国道229号線に戻ってきました。
往路も見ているハズなのに、見る方向が違うと
全く違う景色に見えます。

夕陽に照らされる岩。何岩だったろう?
急がなくちゃ陽が暮れます。

オタモイの街中で「オタモイ海岸→」と書いた看板を
見つけ海岸へと降りて行く道を行きます。

しばらく行くと、突如、門が現れました。

「唐門」といって、オタモイ遊園地にあったのを
昭和53年に、この場所へ移したようです。

いよいよ、オタモイ遊園地の跡地へ行くんだ・・・と、
いう期待感に胸膨らみます。

舗装はされているものの、離合も困難な細い道を海岸に
向かって下りて行くと、広い駐車場に到着。

他に車が3台ほど。
こんな所、誰も来ないだろうと思っていたので意外でした。

でも、人が居て良かった。
誰も居なければ、気の小さい私は怖いです。

以前、鹿児島の吹上浜に行った時の話。
広い海岸線には、ひとっこ一人も居ません。
テントを張るつもりだったのですが、
ぞくぞくとした恐怖心に襲われ、早々に後にしました。

その時分、市川さんと増元さんが拉致されたのはこの海岸だったのです。
後で分かった事ですが、あの時、ここでキャンプしていたら
私の家族全員、今頃は、かの国に居るかも・・・。

話がそれました。

遠くに唐門と、赤く塗られた遊歩道のようなモノが見えます。

三脚がなかったので、一番の望遠にすると
シャッタースピードが遅くて、手ぶれしてしまいました。

ここ、何だと思います?

北原ミレイの「石狩挽歌」に歌われている
「オタモイ岬のニシン御殿」は、ここの事でしょうか?

かつて、この寂しい海岸に一大遊園地があったのです。

詳しくは、こちらを参照にして下さい。
今は、崖崩れで遊歩道が立ち入り禁止になっています。
遊歩道を歩けなかった私には、非常に興味深いサイトでした。

この道は、海岸まで続く道ですが、凄い傾斜で
雨に濡れた道は、滑ると下まで転げ落ちそうでした。

オタモイ海岸は、夕陽がきれいな所とか。
残念ながら、天気が悪くて夕陽は見えません。

遠くの唐門を眺めながら、隆盛を誇った当時の
様子が頭を駆け巡り、去りがたい思いでした。

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 晩秋の北海道旅(温泉998) | トップ | 晩秋の北海道旅(大通り公園) »

旅-北海道」カテゴリの最新記事