串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

海潮温泉「海潮荘」

2010年03月17日 | 宿-中国・四国

「日本秘湯を守る会」に加盟している宿のうち、中国地方にあるのは2箇所のみ。

1軒は、鳥取県岩井温泉の「岩井屋」、そしてもう1軒の島根県海潮(うしお)温泉
「海潮荘」に泊まってきました。

海潮温泉へは立ち寄りで2度訪れていますが、泊まるのは初めて。

立ち寄り入浴は、2度とも共同浴場「かじか荘」でした。
ここの、ぬるめの優しい湯が大好きで、いつかは泊まってゆっくりしたいと思っていた。

部屋は、道路側で一番料金の安い別館の10畳間。

ウォシュレットのトイレ、広い洗面所、空の冷蔵庫、電気ポットと
私にとって必要なものは全て揃っている。

川をへだてて、県道24号線が走っているが、車の通行量も多くないのか
騒音というのは、ほとんど気にならなかった。

部屋に置かれている緑茶がおいしい。

最近、後始末の簡単なティーバックのお茶を置いている宿が多いが、
こんなおいしいお茶葉が置かれているとは、緑茶好きの私は嬉しかった。

広いロビーを通って風呂場へ。

土産物コーナーに置かれている屏風を見て驚いた。

漆の上に描かれている人物や鳥など全てメノウ。

細かい木の葉などはメノウではなかったが・・・。

鶴や松の葉までもメノウを貼り付けてある。

韓国製のこの屏風1双、かなり重たいらしい。
そうでしょう、これだけ石を貼り付けているのなら。

浴衣に着替え、さっそく風呂へ。

「宝樹の湯」と名付けられた風呂は、22:00頃、男女で入れ替え。
チェックイン時は、左手の小さな風呂が女性用。

狭い脱衣室だなぁと思ったら、2階にもフットマッサージ機などが置かれた脱衣所があった。

バスタオルは部屋だけに用意されているが、浴用タオルは、風呂場にある。
リンスインシャンプー、ボディシャンプー、それに浴用石鹸のみ。

立ち寄りでも1000円と結構高い入浴料、洗顔石鹸とか化粧落としとか
もう少し揃えておられてもいいような気がした。

小ぶりな内湯に続いて露天風呂。

内湯の湯船から扉を押して直接露天風呂へ出られる。

驚いた!

露天風呂は別になくてもよい。そして、岩風呂は嫌い。
そんな私が、この風呂の素晴らしさに思わず「う~ん」とうなってしまう。

右手前のすべすべの岩から湯が流れ出る。

湯船の底には青石が敷き詰められ、茶色の湯ノ花が浮かぶ透明な湯が満々と。

これなら、大きい方の風呂は、さぞ素晴らしいだろう。
明日の朝が楽しみ。



 

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