串カツ子の旅日記

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半田市の赤レンガ建物

2015年12月27日 | 旅-関東・中部

半田市にある赤レンガ建物。

文化庁の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産に認定され、半田市の景観重要建造物の第1号と立派な肩書がいくつもある。

広い駐車場はあるが、一方の入り口は封鎖してあり入れない。

回りをぐるぐる・・・やっと、建物を通り越した所を左折し駐車場へ。

入り口の上部の壁に機銃掃射の弾痕が残っている。

昭和19年からここは中島飛行機製作所の衣糧倉庫になっていたため攻撃目標とされた。

清水組の施工で明治31年、カブトビールの製造工場として竣工。

平成8年に半田市所有となり、平成26年から1年をかけ耐震補強や整備の後一般公開となった。

一般公開が始まって、まだ間がない。

上の平屋部分は、ショップやカフェになっている。 

 

H形鋼を渡し、その上に2階の床を作ったという。

そのH形鋼の断面が見えている。

下の鉄製品は、梁を支えていた支柱。

 

 内部は無料で見学できるが、展示室は有料(200円)。

展示室には当時の写真や、機銃掃射で打ち込まれた弾丸などが展示されていて興味深い。

        

 レンガはイギリス積みだろうか?

窓の庇のアーチがアクセントになっているなぁ。

今でこそアチコチに地ビールがあるが、ここで生産されたカブトビールは、その地ビールのはしりかもしれない。

大阪のアサヒ、横浜のキリン、札幌のサッポロなどすでに大手のビールメーカーはあったが、
一流ブランドを目指して巨大ビールメーカーに挑んだ中埜酢店4代目や敷島製パン創業者・・・先人達の夢、志を垣間見たような気になった。

明治33年、パリ万国博に出品し金賞を受賞したカブトビールの復刻品をショップで買った。

1本600円だったかな?

黒ビールだが、もう少しホップが効いていれば・・・と、いうのは私の感想。

 


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