裏山のかつての舞台跡に野天風呂がある。
舞台・・・?
この舞台で何が演じられたんだろうか?
江戸時代に発見された塩田温泉。
明治7年、上山旅館創業。
創業140年を超える。
かつて、娯楽の少ない時期、温泉宿に逗留し、舞台で
演じられる出し物を楽しんだのだろうか?
雪駄ではちょっと歩きづらい庭園を歩き、奥の野天風呂を目指す。
浴衣短いです。
仲居さんが身長に合わせてサイズを選んでくれたけど、小さいです。
まずは2ケ所ある貸切風呂へ。
ここにだけタオルがありました。
タオル類は全て部屋から持って風呂場へ。
かぶせていた保温シートをのけて入ります。
奥の石垣、石垣のある露天風呂はちょっと苦手。
その理由は書けない。
同じような貸し切り露天風呂が2ケ所あります。
カタカナが混じるのが渋いですねぇ。
で、入り口に札を掛け、中から施錠。
予約は要りません。
空いていれば、7:30~21:00まで誰でも入れます。
あいにく空いてなかったら、はるばる庭園を歩いて来たのに、ショックですねぇ。
そんな時は横にある男女別の露天風呂へ。
こちらは男女別の露天風呂。
湯舟に覆いかぶさるモミジ、今頃はきれいに紅葉してるかな?
カラン、シャワーたくさんありますが、ここではせっけん、シャンプー類は使えません。
使えたとしても、ここでは寒いでしょう。
季節によっては使えない時もあるようです。
歩いて館内へ戻ります。
雰囲気がいい内湯の入り口。
時間によって男女入れ替え。
民芸調の脱衣室。
チェックイン時女性用だった庭園風呂。
浴室内に柱が3本(だったかな?)。
ちょっと珍しいです。
灯籠の下から湯が・・・。
片隅に17度の源泉風呂もあります。
17度ではとても浸かれませんが、嬉しい事に熱湯が出るカランもあって、
自分で湯温を調節し、大きな湯舟と温冷交互入浴を楽しみました。
夕食中に男女の風呂が入れ替わるが、備品類までは入れ替わらない。
洗顔せっけんはこの庭園風呂だけにある。
こちらはもう一方の内湯桧風呂。
浴室に入った所に源泉風呂があり、湯舟からあふれた湯が
風呂場の入り口の方へざぁ~っと流れ、入り口辺りは常にきれい。
庭園風呂よりは小ぶりな桧風呂。
大浴場は23:00までと、朝は6:00~。
湯口からは源泉と熱湯がブレンドされた湯が注がれる。
源泉名:塩田温泉 温度:18.2度 湧出量:1L/M PH=6.58
Na=1230 K=22.2 Mg=60.6 Ca=227 Fe2=4.52
Cl=1390 HCO3=1840 Co2=810
成分総計:5710mg/Kg ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
湯温が低く、湧出量も多くないので、加水・加温・濾過・塩素消毒と好ましくはないが、
濃い源泉風呂もあるし、源泉掛け流し至上主義だけど充分楽しめる宿だった。
食事も奇をてらった料理ではないが、しっかりした味付けでおいしかった。
老舗旅館の長い間に培われた客へのもてなしは、安心して泊まれるという
私の思いを満足させてくれる宿でした。
再訪したいです。
復路立ち寄った道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢
ファームサーカス・マーケットという物産館には神戸の商品が並んでいる。
神戸の良いものを届けたいというコンセプトのもと野菜・加工品がズラリ。
ハイカラな神戸に憧れ、神戸通いをした大阪の娘たち。
懐かしい商品もあるようです。
今日から四国へ行って来ます。
コロナ第三波の中来てくれるな!と思われるでしょうし、こちらも怖い。
それでも行く・・・の?