串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

3度目のグランディア芳泉の食事

2020年07月29日 | 宿-北陸

コロナで予定していた3つの旅が消えてしまった。

残念だったという気持ちはあるが、むしろしんどい思いをせずに
済んだとほっとしているかもしれない。

5泊もの用意をして早朝のフライトで北海道へ飛ぶ。

これまた早朝のフライトで屋久島へ。

無理な計画をたてたものだと、今はそう思う。

もう旅は出来ないのかもしれない。

せいぜい近場のお気に入り宿で、湯につかりおいしいものを食べる。

それがピッタリの宿、芦原温泉のグランディア芳泉。

7月初め3度目のグランディア芳泉。

福井県民向け、県内宿泊半額補助という事で、この日宿泊客は多かった。

これを使っての予約の63%が芦原温泉に集中したらしい。

料亭遊膳で文月特別懐石の夕食。

先附はウニ豆腐。

福地鶏卵で作られた卵豆腐にウニが乗るジュレ掛け。

卵豆腐の下に敷かれたジュンサイ。

竹の器を使い、天の川をイメージした逸品。

2人分が盛られた八寸。

飾りや器は前回の方がいいが、今回も手の込んだ料理の数々に大満足。

                   

ほうづきを割ると、西京味噌に漬けた温泉卵の黄身に
削ったカラスミをまぶしたものが現れた。

鮎の子うるか

                     

 

特産のトマト越のルビーフォアグラ寄せ。

とうもろこしと思って口に運んだら、芯は真薯だった

タコの柔らか煮と蒸しアワビ。

 

刺身は、若狭ハタ(珍しい)、シマアジ、中トロ、イカ、もう一つは何だったかな?

 

右は梅肉、左は泡醤油。

白身魚や貝類は梅肉で、脂ののった中トロは、泡醤油で食べるのがお勧めとか。

椀は鱧のお吸い物。

出しがいい味です。

素麺かぼちゃも出世してるね。

焼き物色々。

前回、脚付の皿で供され、演出に驚いたが、今回は地味なお皿。

ウロコが付いたグジを食べるのは随分久しぶり。

30年ぐらい前まで、グジ(アマダイ)はよく食卓に上ったが、
最近では手の出ない高級魚になってしまった。

他に若狭牛の麹焼きなど。

福井丸岡産の石臼挽そば粉で手打ちされた冷たい蕎麦。

キーンと冷えた蕎麦で口の中がさっぱり。

大きい荒削りの鉢。

随分軽い。

漆器の軽いのは、木地がプラスチック製だと思い込んでる私。

でも、まさか芳泉さんでプラスチックはないでしょう。

両手で包み込むとしっくり手に馴染む。

いいなぁ~。

漆器にも目が行き始めた。

近くの鯖江にはうるしのさと会館があり、展示即売されている。

この次、芦原へ行く時に立ち寄ってみよう。

で、器の中には揚げ物が。

〆は鮎ご飯。

お釜がテーブルへ運ばれた。

う~ん、おいしい!

鮎もさることながら、このかやくご飯の味は今まで食べた中でも最高においしい。

調味料の割合、教えて欲しい。

すでにお腹はいっぱいだったけど、食べれるだけ食べた。

卑しいわ。

デザートです。


 

朝食はバイキングではなかった。

食事処も前夜と同じ遊膳で。

 

 

残念ながら鮭はちょっとカスカス。

スイカのデザートは出たが、コーヒーはなかった。

ほんとに食事はおいしい。

総料理長 部谷 保氏
料理長 石井 隆一氏

3度目のグランディア芳泉の食事は以上です。

今、朝の4時。

しんどい旅は嫌だと言いながら、始発近くの電車に乗り関空へ。

Peachの宮崎便で鹿児島へ飛び、妙見石原荘と神の郷温泉のお泊り旅です。

妙見石原荘は実に15年ぶり。

どう変わっているか楽しみです。