ふるさと割クーポンを利用して美ヶ原温泉の酒井屋旅館に投宿。
以前、金宇館に二度、そして隣の御宿石川に続き 美ヶ原温泉では3軒目の宿。
隣のナマコ壁は御宿石川。
玄関を入るとピカピカの床が目に入った。
左手に帳場があり、そこにはめ込まれたすりガラスの
デザインが可愛い。
階段を3段上がった右手に男女別の浴室。
反対側の階段を上がり2階の部屋に通される。
2階には5部屋あるが、最近、宿泊客は2組程度と決めておられるらしい。
私達が一番乗りで、後、なかなか客が来ないなぁ・・・と、思っていたら常連さんらしき
ご夫婦がチェックインされ、この日は2組計4名の客だった。
以前は全室に客が入っていたが、最近はそれがしんどくて・・・と、私と同年配と思われる
女将さんが朗らかに話された。
そうですよねぇ、この歳になると目いっぱいの働きは体に悪いです。
部屋は10畳間で、ウォシュレットのトイレ、洗面所、それに通りに面した広縁があり、広げたらいいように布団が置かれていた。
勝手に布団を敷くのかと思っていたが、夕食の間に敷きに来られた。
すぎもと、石川などの旅館が並ぶ温泉街だが、広縁に座っていても時折車が通る程度で、浴衣姿でそぞろ歩くという風情はない。
もっとも、雨降りだったが・・・。
紙コップと歯ブラシが置かれた洗面所だが、きれいにされているので、清々しい気分になる。
洗面所の後ろに空の冷蔵庫。
その上の広い棚はいろんな物が置けて便利だった。
金庫がなく、懐かしい貴重品入れの茶封筒が置いてあった。
ポットは電気ポットではなかったのが唯一の難点。
2階の奥にあるパブリックスペース。
床はどこも同じような木が使われ、玄関同様きれいに磨きあげられている。
何の木だろうか?聞きもらしたが、今様のフローリングでは出せない重厚感にあふれている。
松本を紹介するのパンフレットが各種置かれていた。
15:00過ぎにチェックインし、夕食は18:30~、しかも外は雨。
これでは風呂に入るしかない。
風呂はこの小ぶりな内湯だけ。
源泉掛け流しだが、源泉温度が42.8度なので、今の時期浴槽内の湯はぬるめ。
女性2人だけの客なので、風呂はいつ行っても貸切。
入れば湯船から豪快に湯があふれ出て、気持ち良いがなんだかもったいない気分にもなる。
我が家にもこんな温泉の風呂が欲しい。
残念ながら一晩中入れる訳ではなく、夜は22:00まで、朝は6:00~。