さて・・・っと、温泉です。
ラジウム泉・・・吸って効く療養泉。
効能豊かなのかもしれないけど、香りも味も色もない地味な湯です。
この完璧な宿、角屋さんの何が「又行きたい!」という気持ちを萎えさせるかといえば、私にはこの湯かなぁ・・・。
しかし、湯には責任はないし、吸い込む事によって活性酸素を消去する働きをしたり、
自律神経の乱れを改善するなど、目には見えない効能があるラジウム泉、有り難く入浴する事に。
4つの貸切風呂への入口。
予約も要らず、浴室前の電気が消えていれば空きで一晩中使用可能。
通路左側に内湯x2、右側に露天風呂x2。
「庵の湯」は、脱衣所も浴槽も広い。
ふかふか、清潔なマットが嬉しい。
かつて宿泊した秋田の人気宿での話。
多くの日帰り客で雑巾のようになったバスマット、宿泊者だけの時間になっても
交換されてなくて実に気持ち悪かったのを思い出した。
この宿は立ち寄り入浴は不可。
シャンプー類は、パックスの石鹸系。
せっけんシャンプーでもパックス製品は合格だが、他の銘柄のはちょっと敬遠したい。
化粧品は部屋に置かれていたのと同じポーラ製。
村杉石の湯。
浴槽は、村杉石という花崗岩で造られている。
こちらは「竹ばやし」の湯の脱衣所。
手摺から乗り出すと下に池があり、鯉が泳いでいた。
不思議とアブや蚊に悩まされる事はなかった。
共同浴場の「村杉露天風呂」では飛び交っていたのだが・・・。
洗い場には長いベンチがあり、ちょっとおもしろい造り。
こじんまりした内湯の「里の湯」。
右手の壁には蒸気が出ている「霧湯」が設置された吸う温泉浴室でもある。
湯はぬるめの38度、浴室内は霧湯・・・ラジウム温泉の理想的な風呂らしい。
ラジウム泉のラドンを吸うと、人体の生理的代謝を促進し、老廃物の排出効果に加え、鎮静作用もあわせ持つという。
宿も療養目的で連泊するように勧めている。
料金面では悩ましいところだが、あのおいしい料理を思い出すと数日は泊まってみたい気がする。
又、泊まりに行こう!
- 源泉名:薬師乃湯 3号井
- 温度:25.2度 PH=8.6 湧出量:510L/M
- 成分総計:239mg/Kg
- 泉質:単純弱放射能泉(ラジウム泉) 37.6マッヘ/Kg