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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

佐渡へ-5(花の木)

2011年10月17日 | 宿-甲信越

 

今宵の宿「花の木」に到着。

広い駐車場に古民家風の建物。

案内された部屋は10畳間。

大きな窓を開ければ、椿の木。

前面一面に刈り取りが終わったたんぼが広がり、吹き来る風も清清しい。

すでにフトンが敷かれている。

バス、ウォシュレットのトイレ、冷蔵庫付きで部屋は快適だが、お茶のセットはこれだけ。

ポットには熱いほうじ茶が入っている。

持参したドリップコーヒーを飲む事も出来ず、冷水が用意される事もなかった。
これは、ちょっと寂しい。

この宿は温泉ではない。部屋にはユニットバスの風呂。

近くにある「おぎの湯」、以前は第三セクターの経営だったが、今は、この宿が経営されているとかで、
無料入浴券をいただき、
部屋に荷物を置き、すぐに出かけた。

レンタサイクルは便利です。

宿の方で、おぎの湯まで送迎してくださるが、自転車のお陰で人の手も煩わせず・・・。

途中、崖を登ろうと苦労しているキジトラ発見。

まだ子猫。

自転車を停めた私にすり寄って来て、自転車の下に隠れる。

誰かに追われていたのだろうか?

顔はうまく撮れなかったが、鼻だけ白く、白足袋はいてる可愛いネコだった。

道路を横切り、民家の方へ逃げていってしまった。

 

おぎの湯の休憩室は広くて、窓からは海が見える。

大浴場は広い湯船。

露天風呂はない。 

 PHが9.6もあるので、浴感はヌルヌル。

かすかに黄土色し、湯はなまり気味。

湯に浸かりながらの眺めはすこぶる良い。

源泉名:小木海岸温泉
泉温:25.2度 湧出量:27L/M PH=9.6
成分総計:504.8mg/Kg のアルカリ単純泉

泉温が低く、湧出量も少ない。
循環せざるを得ないだろう。
湯船も大き過ぎる。

シャンプーだけして、おぎの湯を後にした。

しかし、外へ出ると、すでに陽は暮れ、あたりは真っ暗。
アップダウンの大きい道路を自転車で宿まで帰るのが怖かった。


佐渡へ-4(小木)

2011年10月17日 | 旅-関東・中部

小木へ行くのに、佐渡歴史伝説館で、路線バスの小木線に乗り換える。

承久の変で佐渡へ流された順徳天皇が祀られている真野宮がそばにある。

順徳天皇は24歳で佐渡へ島流しになり、21年間をこの地で過ごし、
都へ還るのが絶望的になったと感じ、45歳の時、自ら絶食のうえ亡くなられた。

 地元の女性との間に、内親王を儲けられたとか。

この歴史伝説館には、ジェンキンスさんが働いておられるのは知っていたが、
バスの乗り継ぎ時間は25分しかないので、ここに入る訳にはいかない。

曾我ひとみさんの二人のお嬢さんの一人は保母さん、
もうお一人は酒造会社で働いておられると聞いた。 

幸せに暮らしておられるなら結構な事です。

入り口の屋根には、佐渡出身の佐々木象堂氏製作の1対の瑞鳥が飾られている。

横を流れる小川にアヒル2羽、あとはカモだろうか?

 お腹が空けば、この歴史伝説館の近くへ来て、餌をもらっている。

1時間近くバスに揺られ、小木へやって来た。

小木のシンボル、たらい舟もお客待ち。
横一列に並ぶお姉さん方。

海に浮かぶたらい船を見たかったが、開店休業中。

小木の佐渡観光協会でレンタサイクル。

電動サイクルを24時間2000円で借りる。

小木の街を自転車で走ってみた。

驚いたのは、この木造5階建ての元旅館。 
そびえてる~。

避難ハシゴだろうか?

国の登録有形文化財に指定されている。

尾崎紅葉や長塚節らが投宿した旅館「かどや」跡。

 

矢島・経島へやって来た。

ここでも観光用たらい舟があるが、店じまいをしている様子。

岩礁が入り組んだ海岸では、小船での操業も難しく、
このたらい舟が一番むいているらしい。

観光用だけでなく、今も、これでワカメやアワビ、サザエなどの漁に使われている。

人ひとり居ない夕方。

空も鉛色、わびしい雰囲気で、早々に後にする。

 

 

今宵の宿は、宿根木に近い所にある。

宿根木まで行くバスは1日に数本しかなく、宿は電話すれば小木まで
迎えに来てくれるとの事だったが、レンタサイクルで向かう事にした。