今宵の宿「花の木」に到着。
広い駐車場に古民家風の建物。
案内された部屋は10畳間。
大きな窓を開ければ、椿の木。
前面一面に刈り取りが終わったたんぼが広がり、吹き来る風も清清しい。
すでにフトンが敷かれている。
バス、ウォシュレットのトイレ、冷蔵庫付きで部屋は快適だが、お茶のセットはこれだけ。
ポットには熱いほうじ茶が入っている。
持参したドリップコーヒーを飲む事も出来ず、冷水が用意される事もなかった。
これは、ちょっと寂しい。
この宿は温泉ではない。部屋にはユニットバスの風呂。
近くにある「おぎの湯」、以前は第三セクターの経営だったが、今は、この宿が経営されているとかで、
無料入浴券をいただき、部屋に荷物を置き、すぐに出かけた。
レンタサイクルは便利です。
宿の方で、おぎの湯まで送迎してくださるが、自転車のお陰で人の手も煩わせず・・・。
途中、崖を登ろうと苦労しているキジトラ発見。
まだ子猫。
自転車を停めた私にすり寄って来て、自転車の下に隠れる。
誰かに追われていたのだろうか?
顔はうまく撮れなかったが、鼻だけ白く、白足袋はいてる可愛いネコだった。
道路を横切り、民家の方へ逃げていってしまった。
おぎの湯の休憩室は広くて、窓からは海が見える。
大浴場は広い湯船。
露天風呂はない。
PHが9.6もあるので、浴感はヌルヌル。
かすかに黄土色し、湯はなまり気味。
湯に浸かりながらの眺めはすこぶる良い。
源泉名:小木海岸温泉
泉温:25.2度 湧出量:27L/M PH=9.6
成分総計:504.8mg/Kg のアルカリ単純泉
泉温が低く、湧出量も少ない。
循環せざるを得ないだろう。
湯船も大き過ぎる。
シャンプーだけして、おぎの湯を後にした。
しかし、外へ出ると、すでに陽は暮れ、あたりは真っ暗。
アップダウンの大きい道路を自転車で宿まで帰るのが怖かった。