新潟駅でのバス乗り場表示がイマイチはっきりしなかったので、南口に出てしまった。
佐渡汽船乗場行きのバスは、反対側の万代口の方で、
新潟に着いた早々の失敗、先が思いやられる。
フェリーは「おおさど丸」5373t。
両津までの67キロを2時間30分かけて航行。
新潟~両津間は、佐渡の南東側を行くため高波の影響を受けにくいらしい。
信濃川河口に建つ旧新潟税関の建物を眺めながら海洋へ出て行く。
うまくキャッチ出来たのだろうか?
利尻・礼文へ渡るフェリーでは、カモメに餌やり禁止だったが、
こちらのフェリーには、そんな貼紙はない。
ウミネコやカモメもよく分かっていて、ず~っと船の後を付いて来る。
足がピンクなのでカモメだろうが、羽根の色は茶色い。
セグロカモメorオオセグロカモメだろうか?
フェリーは新潟港を出て日本海へ。
この航路も国道の一部。
佐渡で唯一の国道350号線。
佐渡の両津から島内を南下し小木まで46キロ余り。
小木から又航路を直江津まで78キロ。
竜飛岬では階段国道があるが、海上国道もあったんだ。
天気は良くて、波もなく快適な船旅だった。
セグロカモメ・・・か?
これはウミネコ・・・だろう。
海面すれすれに飛ぶカモメ。
両津からのフェリー「おけさ丸」とすれ違う。
こちらはジェットフォイル。
新潟~両津間を1時間で結ぶ海の飛行機。
早いのはいいが、甲板へ出れる訳じゃなく、指定席に座るのみ。
そして運賃は片道6340円と、フェリーの2等運賃2440円の3倍に近い。
初めての佐渡入り、それに天気もよく、海もおだやか。
時間はかかっても、自由に甲板に出れるフェリーがいい。
朝食がまだだったので、スナックコーナーに行って何か食べよう。
ながもという海草が入った「ながも蕎麦」。
昨夜、自宅での夕食以来何も食べてなく、ほんとに空腹だったせいもあるが、
この蕎麦、だしも薄味でおいしかった。
新潟のフェリー乗場の食堂には、もっとたくさん海草が入った蕎麦があり
これを食べたかったが、時間の関係で食べられなかった。
こちらは1等船室。
ガラガラだった。
何もない2等に比べると、マットがあり、枕、毛布もセットされている。
2等運賃に1050円プラスするだけだが、船内は空いているし、
船室で寝ている訳ではないから、私は2等で充分だった。
フェリーのペットコーナーを初めて見た。
ペットが寂しがらないように、飼い主が座る椅子も並んでいる。
佐渡が見えてきたが、べたっとした島影。
利尻島が見えて来た時ほどの感激はない。
両津港への入り口に建つ灯台。
新潟発9:25、両津着11:55。
結構長い船旅だった。
この佐渡汽船は新潟県も出資している日本初の第三セクター企業とか。
しかし、車の航走料金は5m未満で往復33340円と高い。
佐渡へ車で行くには、車を持ち込むべきか、島内はレンタカーにするか迷ってしまう。
慢性赤字が続いている直江津~小木航路では期間限定で格安料金が設定されている。
大阪から車で行くなら、これだな!