内子へ来たなら絶対にはずせない「内子座」。
大正5年、有志18名による株式会社組織で3423円の建築費をかけ造られた。
回り舞台や花道、せり等を備えた本格的な歌舞伎劇場で、昭和60年に改修工事を終え、
現在は年に1度文楽が、2年に一度歌舞伎公演、その他コンサート等の催しに使用されている。
花道から舞台を見る。
嬉しい事に写真を撮るのに制約はない。
三脚使用、フラッシュ撮影でもいいのだろうか?
2階席から
舞台から
当時の看板がかかる2階席は「大向(おおむこう」という低料金の客席。
天井は折りあげ格天井
扁額には「芸於遊(芸に遊ぶ)」
縦に「いろは・・・」と番号が付けられている。
横は何だったんだろう?
きっと「一ニ三・・・」だろう。
席の定員は650名。
そんなに入れるんだろうか?と、思った。
昭和60年の改修時に整備された奈落。
珍しいものを見せてもらった。
劇場の奈落など見るのは、初めて。
唐破風屋根の横には、繁盛を願ってキツネが鎮座する。
建設当時の内子の繁栄ぶりが偲ばれる「内子座」。
内子の人々の文化的な拠り所として愛用されてきたという。
老朽化して取り壊しになるところを町民の熱意により昭和60年復元再出発。
内子に内子座あり。
町並を拝見するだけでも、驚き感心したものだが、最後に見たこの内子座で
私は、内子のとりこになってしまいました。
わずか2時間ほどの滞在しか出来なくて、食事もお茶すらも口にしないで
慌しく駆け回ったが、次回は、もっと時間をとり、ゆっくり歩いてみたいと思う。