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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

世知原の石橋

2008年02月07日 | 旅-九州・沖縄

九州の続きです。

伊万里を後にし、今宵の宿、平戸までどの経路で行こうか
多いに迷ったが、世知原(せちばる)の石橋が見たくて、
海岸線はあきらめ内陸を走る事にした。

国見有料道路、現在は無料。
後で聞いた話だが、平戸大橋の通行料金が
なかなか下がらなかったのは、この国見道路
へ補填していたかららしい。

世知原といえば、案外有名な山暖簾という公共の宿がある。
世知原温泉「くにみの湯」という温泉もあるが、これはパスして
石橋の地図でもないか尋ねてみる事に・・・。
温泉より石橋・・・?
ははは、変わったもんだ私も。

山暖簾のフロントで親切に、地図までもらい教えていただいた。
世知原には、石橋が16基あるという。
その中でも、比較的分かりやすい3橋を紹介してもらう。

まずは、明治30年に架けられた上の写真の尾崎橋
今は水量も少ないが、当時は満々と水をたたえていたのだろう
蛇渕という名が付いている。

この橋、今はどれぐらい利用されているのだろう?
アーチ部分の壁石は草茫々。

こちらは、田園風景の中にひっそりとある桐の木橋
農作業の人が通るぐらいだという。

アーチや欄干も、架けられた大正15年の当時のもので
修復されたところがないという貴重な橋らしい。
回りの風景とよくマッチし、眺めていてもあきない。
なんだか、離れがたい想いだった。

こちらは、かなり大きく、車もバスも通る倉渕橋
大正8年に架けられ、長崎県の単一アーチ橋
としては最も長いらしい。

通りすがりの観光客が、目的の石橋を見つけるのは難しい。
ここ世知原も、後で行く大分県の院内も
先祖が残した石橋を観光の目玉にしておられ、
道しるべもしっかり設置されている。
それでも、車では通り過ぎてしまう事も多々ある。