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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

九州水の旅-2(不二の湯)

2012年05月22日 | 旅-九州・沖縄

朝の5時から営業する「不二の湯」で朝風呂・・・と、いう事で九州道植木インターで高速を下りる。

ETCの深夜割引適用で大阪からの高速料金は¥6850と安くて嬉しい。

コンクリート工場を目指し、4時30分頃「不二の湯」に到着。

30分程待たなければいけないが、しばらくして女性が現れ、開店準備。

45分ぐらいに「もう入れますよ」と、声を掛けて下さる。

 入浴料金100円を投入して浴室へ。

もちろん誰もいない一番風呂。

男風呂の方はすぐに常連さんが入って来た様子。

湯船は2つ。

多分、一晩中掛け流しになっていたのだろう、贅沢な話だ。

右側の浴槽に源泉が注ぎ込まれ、左側の浴槽へあふれ出ていく。 

3時間で浴槽の湯が入れ替わる・・・と、いうほど多量の湯が投入される。

飲泉用のコップが置いてあるので飲んでみるが、なんだか粉っぽいような複雑な味。 

湯に浸かりながら夜明けの空を眺めるのも乙なもの。

夜通し走って来て、こんなステキな湯に浸かれるとは嬉しい限り。

欲を言えば、朝湯としてはもう少し熱い目の方がいいかなぁ・・・。

田園の中のコンクリート工場に湧いた温泉。

最初は従業員の福利厚生目的だったが、評判が良い湯なので新しい施設が作られた。

不二の湯:ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉
源泉温度:40.8度 湧出量:200L/M
5:00~7:50 10:00~22:30 ¥100

ちょっと生き返ったような清清しい気分で不二の湯を後にして菊池渓谷へ向かう。 


九州水の旅-1(SAにて)

2012年05月21日 | 旅-九州・沖縄

久しぶりの九州で心浮き浮き。

少しでも明るいうちに距離を稼ごうと17:00自宅出発。

SAのトイレに飾られた花、造花だろうと触ってみて驚いた。

見事な生花だった。

珍しい色合いの紫陽花も造花ではない。

 大輪のカラーも生花。

 トイレに入った途端、百合のいい香りが・・・。

JHが民営化されてからSAのトイレが見違えるほどきれいになっているが、
飾られている花にもそれほどの気配りがされているとは・・・。

NEXCO西日本のSAの花は全て生花のようだった。
そういう決まりなのだろうか? 

そして深夜の某SAで・・・。

手前のキジトラが可愛い。

思わず誘拐したくなる衝動にかられる。

どうやら母猫とその子供たちのようだ。

尻尾ふさふさのが母猫だろうか? 

マクドのポテトをもらってむしゃぶりつく。

かなりお腹が減っていたのだろう、我が家のネコなら絶対食べなかったのに・・・。

車の下で見守るかのような母猫は、アメショーとの雑種のようだ。 

母猫も食べ始めたが、あまり好きではないようで食いつきが悪い。

出入りする車を気にもせず助手席に座っている私をじっと見ているが、ネコの餌に
なるようなものは持っていない。

家を出る時ネコの餌を持って行こうか一瞬迷い、多分居ないだろうと持って来なかった
のが悔やまれるが、「食べ物をやらないで」という貼紙もあったことだし・・・。

しばらくして、親子はバラバラに闇に消えて行った。

交通事故に遭わないよう、みんな元気に育って欲しい。

それでは関門橋を渡り、いざ九州へ。


水の旅

2012年05月21日 | 旅-九州・沖縄

阿蘇・竹田を中心に3泊(車中1泊)3日の旅から戻って来ました。

水争いの解決策として作られた「円形分水」

白水ダム

通称「六連水路橋」

長小野湧水

いずれも竹田市にある水関連の近代化遺産や湧水です。

詳しくは後日


新燃岳

2011年01月29日 | 旅-九州・沖縄

新燃岳が噴火している。

ここ、登ってたんだ。

と、いう事で古い写真を探し出して・・・。

「みやまきりしま」の背が低い木々をかき分けて登った新燃岳。

火口湖がきれいでした。

前日泊まった「妙見石原荘」で作ってもらったお弁当を食べています。

遠くにかすんで見えるのは、韓国岳。

高千穂の峰へと縦走路が延びていますが、縦走はせずここで下山。

前日泊まった妙見石原荘の大浴場。

好きです、この宿。

こちらは、貸切になる露天風呂。

この湯船の横にもう一つ露天風呂があったのですが、
今は取り壊されてありません。

M教授の進言によったものらしいですが・・・。

幻の露天風呂です。

川に張り出すように作られていたこの湯船。
湯がぬるくて、川の流れを眺めながら、いつまでも入ってられるお風呂でした。

書いてるうちに妙見温泉へ行きたくなりました。

2002年のこの頃と違い、宿泊代は高くなっているからなぁ・・・。


唐津へ-5(唐津土産)

2010年10月25日 | 旅-九州・沖縄



新鮮な魚買って帰るならここで・・・と、洋々閣の仲居さんに教えてもらった
産栄市場へやって来ました。

釧路の和商市場などをぐんと小さくした感じで、魚屋さんが数軒並んでいます。

宿もレストランもそして一般人も、ここで魚を買うようです。

活きの良さそうなものばかり並んでいましたが、なま物は諦めました。



産栄市場がある中町の商店街、朝市を思わせる雰囲気です。

新鮮な野菜が並んでいます。
買って帰りたいけど、車じゃないし・・・。

新物の銀杏を2袋だけ買いました。



そして、川島のざる豆腐も・・・。

豆腐ソフトも売っていて、店の前で食べている人がいました。

私も食べたかったけど、列車の時間が迫っている。



唐津土産といえば「松露饅頭」。

いつもは、大原老舗の松露饅頭を買うのですが、今回は、「宮田屋」の松露饅頭


シャッター街と地元の人が言う、寂しい呉服町商店街に店がある。




「松露饅頭」は、ここ宮田屋の登録商標で、「大原老舗」は、それを借りているらしい。

松露饅頭といえば「大原」だと思っていたが、元祖のような店があったのだ。




大原のよりは、皮がや厚め。
アンコも少々甘い。

私は、こちらの方が好きだなぁ。



こちらは、開花堂のさよ姫。

洋々閣さんのお迎え菓子に使われていた。



和三盆を使った干菓子で、海のそばらしく貝を形どっている。

どちらかと言えば、歯ごたえがあり、虎屋の落雁のように、
口の中で溶けてしまうような事はない。



福岡空港から伊丹へ。

国東半島上空から瀬戸内海へ出、今治から高松上空を飛ぶ。

薄い雲がかかっていたが、下界はよく見え、↑の写真は来島海峡大橋。



こちらは、鳴門海峡大橋で、奥の陸地は淡路島。

洋々閣さんに泊まるだけが目的の旅だったが、焼き物好きには
唐津は楽しい町だろう。

私は、どちらかといえば、唐津焼きは、あまり好きではない。
それに、いいなぁ・・・と、思うものは、凄く高い。

寂しい街だなぁ・・・と、感じた。
呉服町商店街、今日は休みなのか?と、思ってしまうほど閉まっている店が多い。

朽ちかけたような空き家も見られる。
もっとも、大都市だって、そういう空き家は増えているだろうが・・・。

もうすぐ唐津くんち。
この時ばかりは都会へ出ている若者も戻って来、観光客であふれるだろう。

唐津くんち・・・行かない事にしました。
飛行機、早割りで予約していたので、キャンセル料金半額は痛い。
こんなので儲けるのか航空会社。


唐津へ-4(唐津いろいろ)

2010年10月22日 | 旅-九州・沖縄



町の中、あちらこちらから唐津城が眺められる。



松浦川にかかる城内橋。



お茶碗窯通りは、唐津焼き(?)のタイル敷き。





中里太郎衛門窯房。

すっごい入りにくそう。

で、入らず、写真だけ。



海の方へ続く石垣の散歩道。

左手の自転車は、「アルビノ」で借りた、レンタサイクル。
無料です。



突き当たりは海。



前回も見学に行った「旧高取邸」へ。

凄いです、ここ。
唐津の宝です。

炭鉱で財を築いた「高取伊好(これよし)」の邸宅。

2300坪の敷地に居室棟と接客用の大広間棟が建ち、立派な能舞台まで作られている。

町屋に能舞台が現存するのは、日本中でここだけらしい。

杉の板に描かれた「杉戸絵」が72枚。
100年以上も前に描かれたものだが、今も色鮮やか。

ほこりを払っただけで、加筆されていないとの事で驚く。

パンフには「石炭王の美学に迷い込んでみる」とのキャッチコピー。

確かに、その通り。

意匠を凝らした欄間、タガヤサンなど珍しい木の床柱・・・。

ず~っと、係りの人が案内してくれます。
見終わるまで1時間ぐらいかかったような・・・。


唐津神社横にある「曳山展示場」へ。

11月2日から始まる唐津くんち。
その準備で水主町の「鯱」が表に引き出されていました。



こちらも準備中の、中町の「青獅子」。



「やま」が勢ぞろい。

くんちの様子がビデオで流れる。

唐津くんち見に11月3日に再び唐津へ来る予定だが、このビデオを見ていたら
もう、いいかなぁ・・・と、いう気持ちになってしまった。



木綿町の「武田信玄の兜」。
元治元年(1864年9に作られた。



今回、飛行機で福岡入り。

福岡空港から地下鉄+JRが相互乗り入れし、唐津までは乗り換え無しで1時間30分程。

便利といえば便利なんだが、JR筑肥線に入ってからが長い。

そして、列車の席は通勤電車の横長。
この席に1時間30分は、凄く長く感じて、唐津到着が待ち遠しかった。

唐津くんち、やめようかなぁ・・・と、思う一番の理由は、この列車。
きっと、当日は、えらく混むだろう。

夏の五所川原が頭に浮かび、くんちはとりやめる方向。


安心院のコテ絵

2008年03月31日 | 旅-九州・沖縄

院内には数多くの石橋がありました。
お隣の安心院には、コテ絵がたくさん残っています。

このネコ、いいでしょ。



以前は壁にあったものでしょう。
民家の軒先に飾られていました。

ネコもこんな風に戸袋に居たのでしょうか?

上ばかり見ていてはいけません。
なんと!壁一面に富士山か・・・?

この水墨画のようなコテ絵って珍しいのではないでしょうか?

窓の回りを丸くコテ絵で飾っていました。
この重松邸は、明治17年に建てられた元庄屋のお宅です。

少し薄くて見難いですが、妻壁に描かれたコテ絵。

時間が少ししかなくて、安心院の数あるコテ絵の
ほんの一部しか見ていません。

まだまだ、多くのコテ絵が町中にひっそりと
あなたの訪れを待っています。

安心院観光協会で自転車を貸してくれるようです。

 


院内の石橋-2

2008年03月30日 | 旅-九州・沖縄

大正14年架橋の富士見橋です。
橋の上から豊後富士(由布岳)が見えたので富士見橋と名付けられたとか。
お~い、見えるかい?

ダンナが見てたのは、橋の下。

今は静かな流れですが、川岸の岩を見ると
深くて、水量の多い川だったのかも・・・?

石橋の貴婦人とも呼ばれる荒瀬橋。

細いスマートな橋脚がそう言わせるのでしょう。
それなら、私は、橋脚が太い富士見橋。

この橋、工事費がかさみ大きな赤字になったので
しばらくは、有料だったそうです。

遠くに宇佐別府道路が見えています。

院内の石橋には驚きました。
数の多さ・案内板や整備がきちんとされている・・・。

残念に思ったのは、橋の側面が草ぼうぼう。
橋脚のたもとには、流れ着いた草木がひっかかったまま。

これをきれいに見せて欲しいというのは、観光客のわがままでしょう。
町の中を車で通り過ぎ、なんらお金を落としていかない。
申し訳ないです。
せめてもの償いに、アクセス数は少ないブログだけど
ここにアップしました。

これだけ、かたまっている地域も珍しいのでは?
もっと自信を持って、大きな声で「院内の石橋」を
アピールしてください。
院内町の宝です。
凄い、観光資源だと思いますよ。





院内の石橋群

2008年03月29日 | 旅-九州・沖縄

銀橋に続いて橋話題を・・・。

お正月の九州旅行で立ち寄った大分県院内町の石橋群です。

熊本に多いと思っていた石橋ですが、なんと、大分の方が多い。
九州に石橋がこれだけかたまっているのは、
優秀な石工がいた、材料の石に恵まれた・・・らしいです。

玖珠からR387を北上し院内町を目指す。

院内には数多くの石橋があるが、まずは分寺橋へ。

 比較的新しく、昭和20年に竣工したという3連アーチの分寺橋。

考えてみれば、終戦の年。
男性は戦争にかりたてられ、残された女、子供が
協力して作ったのだろうか・・・?

院内町は石橋を観光の目玉にしておられるようだ。
しっかりとした標識が建てられ、分かりやすい。

道の駅いんないにも石橋コーナーがあり
ここで、地図を頂いた。

こちらは、明治に架けられた飯塚橋。



当時、手摺はなかったのだろうか、鉄製の手摺が付いている

 

 


田平教会

2008年02月28日 | 旅-九州・沖縄

平戸を後にし、田平の教会にやってきました。
日曜日の朝、教会に着いた時、丁度礼拝が終わったところでした。

1915年から3年の歳月をかけて建設されたレンガ造りの教会は、
国指定の重要文化財にもなっています。

大きな建物で、全体を写すのは無理でした。

アーチ型の天井が三列つながっています。
どうも、真正面からの撮影は、イエス様に申し訳なくて・・・。

礼拝終了後、信者さん達の手で清掃が行われていました。
信者さんがおられなかったら、真正面から撮っていたかも・・・。

窓のステンドグラスが素晴らしいです。
聖書の一部を、ステンドグラスにしているのでしょうが
私には、どの場面なのか分かりません。

いっぱい停まっていた車も少なくなり、そろそろ私達も
おいとましようと思いましたが、まだ、数人の信者さんが
庭やトイレの掃除をしておられました。

ただの観光客の私、小さくなって田平教会を後にしました。


さよなら平戸

2008年02月17日 | 旅-九州・沖縄

 

 宿をチェックアウトし、近くに立つ
弘法大師の像を見に行きました。

西暦804年、この海辺から
唐に向けて船出されたという。

指指す先は、唐の都長安。

 

 

 

 

 

 

 

 

弘法大師31歳のお顔です。

9mの台座に7mの尊像。
「えぇ~、そんなにあるかぁ・・・?」と
確かめようとするけど、そんな事で分かるん?

平戸市内に戻り、幸橋という石橋を見に行きました。

1702年に架けられたというこの橋、オランダ商館の
石造倉庫の技法を真似て造ったので
別名オランダ橋というようです。

この橋を渡った所に市役所があります。



この石橋は、ほんとうにきれい。
水面がアーチ部分にきらきら反射して美しかったです。

平戸は、見るべきものがいっぱいある島です。
それに、魚もおいしい、人も温かい。

駆け足で回りましたが、もう1日ゆっくりしたかったですね。

これから、新潟、福島へ遊びに行ってきます。
九州は、又、お預けになりそう・・・。

 

 

 

 

 


平戸にて

2008年02月16日 | 旅-九州・沖縄

海辺の高台に建つ、聖フランシスコ・ザビエル記念教会です。
1549年鹿児島に上陸したザビエルは、翌1550年
平戸に来て布教活動を始めたらしいです。

弾圧の中でも信仰の火を絶やさなかった平戸の人々。
島内には、多くの教会や平戸キリシタンの資料がたくさんあります。
もう少し時間があれば足を伸ばして、紐差教会や宝亀教会
にも行ってみたかった。

内部は解放されていて、誰でも見学できますが
信仰のない私は、ただの観光客。
神社、仏閣の見学は慣れているけど、教会の作法は分からない。
ドームの美しさに見とれたけど、写真は最低限にとどめました。

この教会の横の道を下っていくと、平戸で一番有名な眺めに出会えます。

寺院と教会の屋根が見えるこの光景、
みなさんも見ておられるでしょう。

構図が良い撮影スポットは、案外少ないのです。
何枚か写真を撮りましたが、どれも光の関係でイマイチ。
青空なら、教会の屋根は映えるでしょう。

明日は、田平にある、国指定文化財になっている
田平天主堂へは絶対に行こうと思いながら
今宵の宿、田の浦温泉に向かいました。


平戸

2008年02月15日 | 旅-九州・沖縄

平戸へやって来ました。

この平戸大橋の通行料金は100円。
しかし、少し前までは、なんと片道700円だったそうです。
車でちょっと島外へ行くのに1400円かかった訳です。
生活道路ともいえる橋なのに・・・。

平戸へは40年ぶりの訪問です。
以前は、橋など架かっていなかった。
平戸口から船で平戸へ。
当時は独り旅。

横に座ってる人とはまだ知り合ってもなく、
夢いっぱいの女学生だった。

その当時、行きたくても、バスの便が悪くて行けなかった
川内峠へやってきました。

長崎県を代表する草原で、はるか、かなた壱岐・対馬まで
望めるというが、かすんで、ついそこの島すら
はっきり見えない。お天気はいいのに・・・。

平戸市内に戻り、まずはお目当てのお菓子を買いに・・・。



平戸銘菓「カスドース」。
作っているお店は2軒ほどあるらしいが「つたや」さんで。

 

こんなお菓子です。
大宇陀の「きみごろも」に似てるでしょ。

こちらの中身は、カステラ。
カステラの回りに卵の黄身を塗り、グラニュー糖
をまぶしてあります。

もう少し、中のカステラがしっとりしていれば
言う事ないのですが・・・。
グルメな友人にも土産で買って帰ったのですが、
「きみごろもの方がおいしいなぁ・・・。」とか
言われて、是非、大宇陀に行かなくては・・・と、思った次第です。


世知原の石橋

2008年02月07日 | 旅-九州・沖縄

九州の続きです。

伊万里を後にし、今宵の宿、平戸までどの経路で行こうか
多いに迷ったが、世知原(せちばる)の石橋が見たくて、
海岸線はあきらめ内陸を走る事にした。

国見有料道路、現在は無料。
後で聞いた話だが、平戸大橋の通行料金が
なかなか下がらなかったのは、この国見道路
へ補填していたかららしい。

世知原といえば、案外有名な山暖簾という公共の宿がある。
世知原温泉「くにみの湯」という温泉もあるが、これはパスして
石橋の地図でもないか尋ねてみる事に・・・。
温泉より石橋・・・?
ははは、変わったもんだ私も。

山暖簾のフロントで親切に、地図までもらい教えていただいた。
世知原には、石橋が16基あるという。
その中でも、比較的分かりやすい3橋を紹介してもらう。

まずは、明治30年に架けられた上の写真の尾崎橋
今は水量も少ないが、当時は満々と水をたたえていたのだろう
蛇渕という名が付いている。

この橋、今はどれぐらい利用されているのだろう?
アーチ部分の壁石は草茫々。

こちらは、田園風景の中にひっそりとある桐の木橋
農作業の人が通るぐらいだという。

アーチや欄干も、架けられた大正15年の当時のもので
修復されたところがないという貴重な橋らしい。
回りの風景とよくマッチし、眺めていてもあきない。
なんだか、離れがたい想いだった。

こちらは、かなり大きく、車もバスも通る倉渕橋
大正8年に架けられ、長崎県の単一アーチ橋
としては最も長いらしい。

通りすがりの観光客が、目的の石橋を見つけるのは難しい。
ここ世知原も、後で行く大分県の院内も
先祖が残した石橋を観光の目玉にしておられ、
道しるべもしっかり設置されている。
それでも、車では通り過ぎてしまう事も多々ある。










 

 


伊万里にて-2

2008年01月19日 | 旅-九州・沖縄

大川内山の町並みです。

上り坂が続き、まるで借景
のごとく、奥にそびえる
のは変わった形の
とんご岩屏風岩。

この山々から、磁器の原料
となる岩石がとれるのだろうか?
と、思っていたが
これは、違いました。

窯の煙突や右手前の
煉瓦塀がいい雰囲気で、
私はるんるん。




 

 

 

 

ステキな煉瓦塀は、窯道具や窯の壁の煉瓦が塀として
再利用されています。

 



釉薬がへばりついたものや、花瓶のできそこないなど、
見ていても楽しい壁でした。

メインストリートの鍋島蕃窯坂を上って行きます。
ウインドウの中の磁器を眺め、戻って来る時に
入ってみるお店を決めながら・・・。



こちらも窯元ですが、表からは作品が見えません。



苔むした石垣に、こんな看板がかかっていました。
鍋島青磁原石・・・?
どんな磁器なんだろう・・・?
引かれるように、入りにくいお店へ足が向きました。



ここで、奥様が詳しく説明してくださいました。

現在、青磁の釉薬は化学調合されたものが使われ、
各作家が自分の好みの色に、釉薬に添加して
焼かれるのが一般的らしいです。
だから、青磁といっても様々な色合いがある。

しかし、このお店のは、古くから地元で採れる
鍋島青磁原石から釉薬を作り焼き上げているので
色合いは、ほぼ一定の写真のようなもの。

こういう釉薬を使う人は、ほとんどいないとか・・・。

記念に何か欲しかったが、高価なのと、とびつくほどの
作品もなく、店主に時間をとらせただけになってしまった。

そろそろ、約束の時間。
磁器の橋(陶工橋)近くの駐車場に戻ろう。

結局、ここで買ったものは、磁器のマウスパッド1枚だけ。
娘へのお土産です。

そろそろ、昼食の時間。

予定していたのは、自ら育てた伊万里牛を
食べさせるというステーキハウス。 

でも、旅行中にステーキ・・・?
どうでもいいかなという気持ちになって
ナビも合わさず、伊万里にさよなら
するつもりだった。

しかし、そんな時に、目に入ったの看板。
探すつもりはないのに、見つかったとは
「食べて行け」という事かも・・・。
そんな気持ちで、Uターンしステーキを
食べる事に。

温泉ほどではないけど、日本全国
地元の名を冠したブランド牛がある。

この後行く平戸にも平戸牛

 

 

 

 日曜日の昼時とあって、店は満員。
安いランチを注文。
オードブルに出たローストビーフは固かった。

メインのステーキだが、おいしいかどうか分からない。

時間がかかった。
オードブルからデザート、コーヒーまで1時間余りかかってしまった。

皿が空っぽになっているのに、次の料理が運ばれてこない。
催促しても、急いで出てきたという様子はない。

あぁ、大阪人、待てないんよ~。
しかも、予定いっぱいの旅行中。

旅行中の昼食にしては、贅沢してしまったが
これも、計画通りにこなせた事が嬉しかった。