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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

九州紅葉旅

2012年11月15日 | 旅-九州・沖縄

九州へ行ってきました。

高速料金、深夜割引を使おうと、帰宅したのは1:00前。

 

↑、2枚は菊池渓谷。

菊池渓谷の紅葉は、今週いっぱいぐらいが見頃でしょうか。

産山村の山吹水源に向かう途中のもみじ。

右の畑一面にもみじの散り葉。

深耶馬溪一目八景。

こちらもまさに見頃。

詳しくは後日。


九州水の旅-23(院内の石橋)

2012年06月14日 | 旅-九州・沖縄

院内の石橋を見るべく玖珠インターから国道387号線に入る。

数年前にも見ているので、相棒はしかめ面をするがもう一度見たかった。

まずは分寺(ぶんじ)橋

大正の初期に造られ昭和20年軍事用目的から大改修された3連のめがね橋。

こちらは、ひっそりと架かる宮の瀬橋 

今は通れない。

 

 大正14年建設3連の富士見橋

高い橋脚で橋の上から豊後富士(由布岳)が見えるところから富士見橋と名づけられた。

 

河原には公園があり、この位置からなら橋全体が写せるかもしれないが、
相棒が急かせるのでここまで行かず。

自然に任せて草が生い茂る。

雑草の根は石橋を痛めないのだろうか?

石橋の貴婦人といわれる鳥居橋

昭和26年の台風で付近一帯大変な被害に遭ったが、この橋はびくともしなかったという。

 

院内には大小75基もの石橋があり、日本一の石橋の町といわれる。

のような標識は完備しているようで、その気になればレンタサイクルでもして
全部見て回る事が出来るだろう。

石橋は観光の目玉にはならないのだろうか?

院内の道の駅へ行き、石橋の地図はないだろうか?
探してみたが、地図はおろか、石橋に関するパンフも見つけられなかった。
置いていて探せなかっただけかもしれないが・・・。

前回来た時もなかった。

唯一、このサイトに地図があり、これを印刷して持って行ったのが役に立った。

もっと自信を持って町内の石橋をアピールされてもいいような気がした。

めかりSAであまりおいしくはない焼きカレー を食べ、旅の始まりは対岸の壇ノ浦SA
だったなぁ、あのネコ達はどうしているだろう?

 山口県に入り、パトカーや白バイがやたら目に付く。

背後を慎重に走っていたら、先へ行くよう指示が出て安心して追い越す。

どうやら数日後に山口県で天皇・皇后両陛下出席の全国緑化祭があり、
その予行演習だったかもしれない。

3日間の旅行なのにだらだら引っ張って来ましたが、これで九州水の旅は終了です。

引き続き6月初めに行った佐渡編へ。

 


九州水の旅-22(九重夢大吊橋)

2012年06月13日 | 旅-九州・沖縄

今日は大阪へ戻る日。

寒の地獄温泉をチェックアウトし、九重夢大吊橋へ向かう。

吊橋といえば十津川の谷瀬の吊橋を何度も渡っているので珍しくもないし、
お金を払ってまで吊橋を渡る価値があるのだろうか?

それでも、まぁ一度見ておこうか・・・と、やって来た。

入場券売り場辺りには「入場者700万人達成」の文字が躍る。

広い駐車場だが、これも満車になる時があるのだろう。

吊橋の右下方には紅葉の名所九酔渓が広がり、左下方には震動の滝が見える。

右側の滝は震動の滝の雄滝、左側は雌滝。

両方の滝が見れるとは。

雄滝

雌滝

この景色だけを眺めただけでは、こんなモノか・・・で、終わっただろう。

いったいいくらかかったの?係員に聞いてみた。

建設費20億円を2年程で完済し、5年半経った現在は黒字に転換している。

平成の大合併を断った為、建設費は国も県からも援助がなく九重町単独で建設。

紅葉、震動の滝x2本を見るには絶好の位置に建つ。
地元の事を知り尽くした人でないと計画できないだろう。

係員や警備員、橋の両側に並ぶ土産物屋・・・多くの雇用を生み出し、
観光客が来れば来るほど儲かる現在、九重町の金の卵になってるのかしら?

今回の旅では、必要から造り出された文化財的な構造物を見て、その美しさに
感嘆したが、別に必要でもない、架けなくてもいいこの吊橋の存在意義はよく理解できた。

計画し実行し成功した九重町にエールを送りたい。

 

夏になると子供たちの滝滑りで賑わう龍門の滝へやって来た。

今までも近くを通っているが、見るのは初めて。

大人が一人登って行くが、随分登りにくそう。

2段の滝で幅40m、落差20m。
今、水量はそう多くはないが、2段目から滝滑りをするらしい。


九州水の旅-18(竹田湧水群)

2012年06月12日 | 旅-九州・沖縄

泉水湧水の広い駐車場に分かりやすい↓の案内板がある。

黄色の矢印は、今回見て回った湧水で、この他にも2箇所ある。

諏訪神社の鳥居がかかる泉水湧水。

 

九州一の名水とも言われるが、ちょっと汲みにくそう。

水のきれいな所にはトンボも多い。

こちらは河宇田湧水。

塩ビのパイプを使って水を汲む。

私もやってみたが、水はパイプを通して出て来なかった。

竹田湧水群の中でも一番水量が多く、汲みやすいのだろう、駐車場にはひっきりなしに
車が出入りし、次から次へと水を汲む人の姿があった。

ばかり見て岡城へ行く時間がなくなってしまった。

やまなみハイウェイに出て今宵の宿を目指すが、途中事故現場に出遭う。

いったいどういう状態での事故なんだろう?

眺めの良いやまなみハイウェイだが、道路の幅員は狭くカーブも多い。
気を付けて走らなくては・・・。

今宵の宿は日本秘湯を守る会の「寒の地獄温泉」。

宿の少し手前から硫黄臭が漂い、宿が近い事を教えてくれる。


九州水の旅-17(長小野湧水)

2012年06月09日 | 旅-九州・沖縄

明正井路を後にして竹田方面へ向かう。

進行方向に思いがけず石橋が現れる。 

 

 

大正11年に造られた住吉橋。

この頃になるとコンクリートの橋が造られるようになるが、
さすが九州では昭和初期まで石橋が造られたという。

車も充分通れる幅員があり、路面もきれい。

この橋は地元の人がお金を出し合って造ったという。

今も大事に使われているのだろう。

竹田湧水群のひとつ「長小野湧水」へやって来た。

ちゃんと駐車場がある。

石の鳥居をくぐり、民家の脇を歩いて行く。

椎茸のほだ木が置かれた杉林の中を行くと・・・。

突き当たりに幾筋も滝のように流れ落ちる湧水。

岩には苔がびっしり生え、ちょっと幻想的な雰囲気。

この後も竹田湧水群を何ケ所か見て回ります。

「九州水の旅」も「佐渡」もまだ未完なのに、信州へ行って来ます。

日本秘湯を守る会のスタンプが10コたまりました。


九州水の旅-16(明正井路第一拱石橋)

2012年06月07日 | 旅-九州・沖縄

 白水ダムから次の目的地「明正井路第一拱石橋(めいせいいろ第一こうせききょう)」へ
行くのに手こずってしまった。

県道8号線へ出たいのだが、林道のような道に迷い込みなかなか抜けられない。

やっとこさ県道8号線へ出てしばらく走ると突然目の前に。

これだ

通称「六連水路橋」とも呼ばれ、石橋の水路橋としては日本一の長さを誇り、
今も現役で水を送り続けている。 

その水、今では使われていない・・・という記事もあるのだが

広い駐車場に車を停め仰ぎ見る。

 

明正・・・という名は、明治と大正の時代に計画・竣工したかららしい。 

 

 下を流れる緒方川は、深い青碧(せいへき)色で美しい。

田んぼの方から水路面に上がれる。

 

水路は直角に曲がり流れ去って行く。

長さ78m、高さ13m、幅2.8m、多くの先駆者達の努力によって大正8年完成。

 

 

1連のアーチ下に2車線の道が通り、車の往来も多い。

先駆者達は、健在ぶりを誇りつつ、この光景に目を丸くしている事だろう。

 美しい造形物を有難う。 


九州水の旅-15(白水ダム)

2012年06月06日 | 旅-九州・沖縄

かねてから、一度見たかった白水ダムにやっと来る事が出来た。

白水ダムを見るには、ダムの右側と左側、どちらかを選んで行かないといけない。
左岸ルートと右岸ルート、どちらにするか?

ダムを見下ろして右岸ルートを行く事に。

10台ぐらい車が停められる駐車場があり、他には1台停まっていただけ。

左岸ルートは、ダムのすぐそばに「鴫田駐車場」があるので、歩く距離が短い。

私が行った右岸ルート、現在地より徒歩15分とあるが、行きは下りだが帰りは急な坂道を上がらなくてはいけない。
復路15分ではとても無理。

 

湖面が見えて来た。 

これが、あの、見たかった白水ダムか・・・。 

美しい・・・。

丘陵地帯に農業用水を確保するために造られた白水ダム。
2006年度、二階堂酒造のテレビCMで一躍脚光を浴びたという。 

地盤が弱い場所への流れ落ちる水圧を抑えるために、水がなだらかな曲線を描いて落ちるように設計された。 

下からも眺められるような広場もあり、飽きず眺める。

 

 

他に人はいない、水の流れ落ちる音だけが響く。

水が流れ落ちる様は見ていても飽きない。
後ろ髪引かれる思いでダムを後にした。


九州水の旅-14(円形分水)

2012年05月31日 | 旅-九州・沖縄

大分県に入り、竹田市にある白水ダムを目指す。

道案内の立て札が要所要所に建てられていて、白水ダムへは迷う事なく行けるだろう。

白水ダムはもちろん見たいのだが、その近くにある円形分水も見たかった。

ある所にさしかかると、←白水ダム  →円形分水という立て札があり、
円形分水を先に見に行く事にした。

ナビを緯度・経度で合わせ、円形分水を目指す。

参考にしたサイト

途中、セメントで覆われた天井のないトンネルのような道を通り、ナビに導かれて行く。

円形分水の立て札は、あの1ケ所にあっただけで、ほんとにこの道で合っているのか心配。

このトンネルの手前に広い駐車場があり、ここだっ!

ナビは、もっと先を示していたが・・・。

① たんぼの一画にあり、小さな祠が祀られていて大切にされているのが分かる。

② 水路が2本あり、右側の水路は円形分水から流れ出、ある地域へ送られる。 

おっと、こんな看板が・・・。

ここからでは遠い。

もっと近くで見たい。

ごめんなさい、禁を破りました。

③ 真ん中から凄い量の水が噴出し、20に開いた窓から3方向へ流れ出て行く。

④ 20の窓は5、8、7と、各地域の田の面積によって分けられている。 

淡々と書かれた歴史の中には、水を巡り自然と人、
人と人の争いが繰り広げられていたのだろう。

「水は農家の魂なり」・・・。

山吹水源にあった「水恩碑」も水への感謝からだろう。

蛇口をひねれば水がほとばしり出る普段の生活が当たり前だと思ってはいけない。

 ⑤

 ⑥ 真ん中の噴出し口を見ていると吸い込まれそうでちょっと怖い。

この水はいったいどこから来てるのだろうか?

2000m離れた水源から暗渠を通って、写真左側の柵の所から
円形分水の中心へ水が入っていく。

⑦ 左側は円形分水から別れ出た水。

右側の水路は円形分水を通らず、トンネルから出て来た水。 

⑧ 

⑨ いいものを見せてもらった。

先人が生み出した知恵の結晶。

美しい造形物。  


九州水の旅-13(山吹水源)

2012年05月30日 | 旅-九州・沖縄

産山村で予定していたもう1ケ所「山吹水源」へ。

扇田から車で5分程、公園のように整備され、駐車場も完備した
産山村のもう一つの湧水の水源地「山吹水源」。

「水恩碑」と彫られた石碑が建つ横の道を5分程歩く。

標高の高い扇田のたんぼも、この水でうるおっているのだろうか?

他にもこの地域には数十ケ所の小さな水源があるらしい。 

① もみじやケヤキの大木の中を歩いて。

付近一帯は村有林の杉林が広がり、伐採も盛んに行われているようだ。

② 水源から流れ出した水が小川を作る。

③ マムシ草が生えている。

本物はいないだろうか? びくびくしながら下ばかり見て歩く。

 ⑤ 湧水量は毎分30トンで熊本の名水100選の一つ。

産山村は分水嶺で、熊本県にありながら流れ出る水は全て大分県へと流れて行く。

 ⑥ 水汲み場が設けられている。ペットボトルに何本か頂く。

見物を終えて帰って来る1組のご夫婦に会ったが、他には誰とも会わない。

もみじの木がたくさんあり、紅葉時も美しいだろう。

森の妖精に出会えそうな気がした山吹水源、秋にも再訪したい。


九州水の旅-12(扇田)

2012年05月30日 | 旅-九州・沖縄

やまなみさんをチェックアウトし、産山村で見たかった2ケ所へ。 

産山村、道路標識が各所にしっかりとあり、迷う事なく行ける。

まずは扇田へ。

① 7本の杉が迎えてくれる。

平成2年に「全国旨い米作り100選」に選ばれた扇田は、
「全国棚田100選」にも選定されている。

② 標高850mほどで、付近にはきれいな水が湧き出る「山吹水源」があり、
きれいな空気と水がおいしい米を作りだすという。

③ 田植えの終わったばかりのたんぼも、これからのたんぼもあった。

 

④ 少し上からだと扇の形が分かりやすい。

 

⑤ この山の上からならもっとよく形が分かるだろうが、ここまで登って撮る時間はない。

⑥ 絵を描いていた人が1組。

他には誰もいない静かな高原の中のたんぼ。


九州水の旅-7(池山水源)

2012年05月27日 | 旅-九州・沖縄

阿蘇を後にして、今宵の宿がある産山村へ向かう。

国道265号線からやまなみハイウェイに出て、美しい草原を眺めながらルンルンのドライブ。

すでにチェックインできる時間だったが、宿から車で5分ほどの池山水源を見に行く。

池山水源は全国名水百選にも選ばれていて、この辺り一帯の飲み水に利用されている。

もちろん今宵の宿「やまなみ」も、全ての蛇口から出るのはこの池山水源の水。

広い駐車場に車を停め、ちょっと鬱蒼とした林の中に入って行く。

湧水池の底の藻が陽の光を受けてゆらめき、小魚が泳ぎ回り、実に幻想的な雰囲気。

デジブック 『池山水源』

駐車場近くに水汲み場が設けられていて、私も少しいただく。

 長い1日だった。

美しい眺めの連続で興奮気味の私だが、疲れは思いっきりたまっているだろう。

日本秘湯を守る会の宿でもある「奥阿蘇の宿 やまなみ」さんへチェックイン。


九州水の旅-6(白川水源)

2012年05月27日 | 旅-九州・沖縄

昼食はお蕎麦。

軽い目の昼食にしておかないと、宿の夕食が食べられない。

前もってリサーチしておいた高森近くの「蕎麦工房 まつ田」さんで。 

国道325号線を高森方面へ。
ドラッグコスモスを左折し、広域農道を走る。

一帯は別荘地だろうか?

自然豊かな所にいくつかの店が点在しているようだが、そこの看板がなければ行けない
見つけるのも大変かもしれないが、まつ田さんはすぐに分かった。

庭もよく手入れされ感じがいい。

蕎麦もきっとおいしいだろう。

 鴨のくんせいサラダ。鴨肉がおいしく、野菜も新鮮。

店はご夫婦でやっておられるのだろう。

奥様のサービスがつかず離れずで絶妙。

お勧めは「鴨せいろ」と「そばがきの揚げ出し」との事だが、鴨・・・あまり好きじゃないので
せいろを注文。

そばがきの揚げ出し 目当てでこの店を選んだ私、もちろん頂きます。

案外小さい。

ダンナと半分っこしたが、もっと食べたかった。

そばがきを揚げて出す蕎麦屋ってそうない。

山形の金山にある「谷口がっこそば」で初めて食べた、揚げ蕎麦の味が忘れられない。

あの時は、これぐらいの大きさのが3つあった・・・かな。

細い繊細な蕎麦で、量も結構ある。

咽喉越しも良く、おいしい蕎麦だと思うが、個人的にはもう少しゴツゴツした蕎麦がいいかな。

つゆはどの味もとがってなくておいしいものだった。 

いい環境で飼われてますね、看板犬の「そばちゃん」。 

少し戻って白川水源を見に行く。

以前も見てるんだが、その時は料金って要らなかったような気がするが、
今回は協力金100円を徴収される。

駐車場も無料だし100円ぐらいならお安いものです。

駐車場から土産物屋が並ぶ小道を少し歩いて水源へ。

50年程前に降った雨が大地のフィルターを通して湧き出してくる。 

阿蘇の恵みか、水の豊富な熊本県。

じょうごと柄杓で水を汲む。 

どこででも水を汲む私だが、この汲み方は敬遠してしまう。

 写りがよくないのではっきりしないが、砂を巻き上げて水が湧いて出る。 

今回の旅では水のきれいな所ばかり巡ったので、 トンボをよく見かけた。

 


九州水の旅-5(火口見れず)

2012年05月26日 | 旅-九州・沖縄

 駐車場へ入る車の渋滞を眺めながら、早い時間に仙酔峡に来て良かった。

そして、「混むだろう土曜日でなく平日で良かったでしょ。」と、ちょっと自慢してみせる。

中岳の火口を見ようと、いったん下り火口西へ向かう。

根子岳を正面に見て快走。

放牧中の牛・馬を車の中から撮る。

停まって!にも無視されるので、仕方なく車内から

 

 

何枚か連続撮影すると、1~2枚はピンボケでない使える写真もある。

馬の姿は、案外少なかった。 

 

 

右手一帯は草千里。 

 残念ながら、この日は中岳へは行けなかった。

道路も封鎖、ロープウェイも運転していない。

噴火活動が活発になっているのだろう。

阿蘇へは何度か来ているが、火口を見れなかったのは今回が初めて。

噴火口が見れないのならここで長居は無用と、高森方面へ下る。

山肌に紅葉しているかのように見える新芽。

幸い好天に恵まれ、ほんとに快適なドライブだった。


九州水の旅-4(仙酔峡のミヤマキリシマ)

2012年05月25日 | 旅-九州・沖縄

 薬が効いたのだろう、ダンナの体調も戻った様子。

伊豆へ行った時は、宿の夕食さえ食べられないほどひどかった。

菊池阿蘇スカイラインを走り、大観峰・阿蘇神社経由で仙酔峡を目指す。

久しぶりに見る阿蘇山。

中岳から噴煙が上がり、カルデラの中の水田は田植えの準備が整ったよう。

世界一のカルデラの中に列車が走り、多くの人の営みがある。

阿蘇山東に到着。

すでに駐車場に車はいっぱい停まっているが、係員の誘導で待たされる事なく駐車。

かつて、この阿蘇山東からロープウェイで火口東へ上がると、火口西までマウントカーと
いう乗り物が走っていたが、いつの間にかそれはなくなっている。

このマウントカーの存在を知っている人は、ほとんどいないだろう。
私も乗った事はない。

その上、阿蘇山東から火口東までのロープウェイさえ、老朽化のため3年ほど前から
運転が休止されている。

火口東からの眺めは歩いて登った人しか見れない。

 5万本ともいわれるミヤマキリシマは見頃だというが、上の方はまだ咲いてはいない。

いや、咲いてはいないように見えたが、そばに寄ってみるとすでに咲き終わって
花が散ったように思えた。

見頃は5月いっぱい続くという。

阿蘇のミヤマキリシマの美しさは江戸時代の書物の中にも出てくるらしい。

デジブックに写真をまとめました。

デジブック 『ミヤマキリシマ』

見終えて山を下りる頃には、駐車場へ入る車が渋滞していた。

宿のテレビでもローカル局からの放送で、朝も夕方もこの仙酔峡からの中継が見られた。

この日は平日にもかかわらず、この混雑ぶり。

翌日の土曜日は、もっと凄い人出だろう。


九州水の旅-3(菊池渓谷)

2012年05月24日 | 旅-九州・沖縄

 真夜中のSAで思いがけず可愛いネコに出会えたし、いつか入りたいと思っていた
「不二の湯」で朝湯を使い、幸先上々・・・と、思っていたのに恐れていたことが・・・。

低血圧気味のダンナ、寝不足になると車酔い状態になってしまう。

数年前伊豆へ行った時も、去年の正月四国へ行った時にもなってしまい、
ゲロゲロ&車を停めて眠らなければいけない。

替わって私が運転すればよいのだが、情けないペーパードライバー。

自分が運転する車で車酔い・・・?
洒落にもならないが、本人はいたく辛い様子。

これに効く薬は酔止め薬。
今回は早い時に服用したので、これが効いていくと思うが、ひどくなった状態で
服用しても、吐いてしまうので全然効果がない。

と、いう訳で私一人で朝食を食べに・・・。



朝焼け、朝もやの中を走り、私は美しい光景に見とれていたが、ダンナはそろそろ
気分が悪くなってきていた。


菊池渓谷に到着したが、ダンナは車で寝ているからと、渓谷へは私一人。


遊歩道に入りしばらく歩くとごぉ~という爆音が聞こえてきた。

まるで、これから見に行こうと思っている白水ダムのようだ。

 

川に沿った遊歩道を歩きたかったが、時刻は7:00過ぎで、他に観光客はいない。

薄暗い林の中を一人で歩くのは、この歳になっても気味が悪い。

ダンナが一緒だったらなぁ・・・。

しばらくすると、後ろから三脚を持った男性が歩いて来た。

少し話して、男性の後を付いて川辺へおりて行く。

この男性の話だと、9:00を過ぎれば観光客が多勢やってくるので、写真を撮るには
早い時間でないと・・・。

そして、去年の紅葉はイマイチだった・・・と。

 

足元近くを轟音をたてて水が流れ下る。

かつて、おぼれて亡くなった人もいたらしい。

水に濡れた岩、滑らないよう慎重に歩く。 

 

 

 

 岩に生えるコケが美しい。



 

秋にはこの青葉が真っ赤に燃えるのだろう。

紅葉の頃は多くの人で、道路も渋滞、駐車場も満車になるんだろうが、
今度はダンナと一緒に、紅葉の菊池渓谷を歩いてみたい。

菊池渓谷のほんの一部を見たに過ぎないが、奥入瀬よりいいかも・・・と、思ってしまう。 

渓谷入り口に戻って来て、道路を横切り下を眺めると「掛幕の滝」が見える。

20mもの高さから流れ落ちる様は、舞台に張られた銀幕のように見えるところから
「掛幕の滝」と名づけられた。

繊細な美しい滝に気持ちが洗われるような気がして、車で寝ているダンナにも
優しい声をかけてやらなければ・・・と、駐車場へ向かう。

散策1時間半、その間にダンナは回復したようで、キリシマツツジを見るべく阿蘇へ向かう。