高取城跡の紅葉です。
仁多町にある「鬼の舌震」へやって来た。
県道25号線沿い「宇根」の駐車場に車を停める。
広い駐車場だが、金曜日とあって車は、ほとんど停まっていない。
駐車場料金は無料。
探勝コースの入り口に、よく分かるパンフが置いてあり、
これで、入場者のカウントをするみたい。
駐車場・パンフ・遊歩道・・・よく整備されていた。
帝釈峡のある広島県、こちらは島根県。
島根県の方が観光に力を入れているのかしら?と、感じた。
時間もあまりないので、遊歩道一周はせず、途中で引き返す事にして歩き始める。
ず~っと下りが続く。
と、いう事は、帰りは上りが続くわけで・・・。
下りきった所に吊橋があり、ここから渓流沿いに遊歩道を歩く。
烏帽子岩と名付けられた大きな岩。
ここの紅葉が一番見事だった。
渓流に大きな岩がゴロゴロ。
水量も多い。
「鬼の舌震」・・・。
由来は古く奈良時代にさかのぼる。
ワニ(サメ)が美しい姫を恋い慕った「ワニのしたふ」が変化した・・・らしい。
雨壷(姫の湯殿)と呼ばれる大きな甌穴がある。
こんな立派な甌穴を見るのは、初めて。
高さ60mにも及ぶ絶壁の「小天狗岩」。
道は続くが、このあたりで引き返す。
私達が車を停めた反対側にも下高尾駐車場があり、
そこからバリアフリーの遊歩道が600mほど続いている。
よく整備されているのに驚いた。
帝釈峡のおとなしさとは全く違う、大きな岩がゴロゴロの鬼の舌震。
1日で両方見れたのは嬉しいが、どちらも途中で引き返し半分しか見ていない。
何をやっても中途半端。
大阪府河南町にある弘川寺の紅葉が見頃を迎えたというので、
道の駅かなんへ買い物に行ったついでに足を延ばしてみた。
天智天皇の時代に役行者によって開設された古刹で、西行法師終焉の地と言われている。
本堂奥の紅葉が見頃。
このあたりの紅葉だけ見ていると、まだまだ見頃という感じはない。
桜と違い、紅葉の見頃は、植わっている場所や、木の種類によっても違うので、
長く楽しめるかもしれないが、私はぜ~んぶ真っ赤という場面が好みかなぁ。
庭園の拝観は10:00~と遅くて、まだ拝観できない。
「まだか?まだか・・・?」と、連れがうるさい。
写真、撮るには一人で来ないと・・・。
帝釈峡を後にして仁多町方面に向かう。
広島と島根の県境あたりを走っているのだが、里山の紅葉はまさに見頃。
黄砂にさえぎられたぼんやりとした陽の光のせいで紅葉は映えないが、
今年の紅葉狩りはもういいかなぁ・・・と、思ってしまうほどステキな車中からの眺めだった。
奥出雲の紅葉名所である櫻井家へやって来た。
櫻井家は、江戸時代にこの地で製鉄業を営んだ鉄山師頭取の屋敷で、
国の重要文化財に指定されている。
松平不昧公も訪れたという庭園の紅葉が素晴らしい。
明治時代の絵師田能村直入がつくった茶亭「掬掃亭」。
不昧公が名付けたという庭園「岩浪」。
屋敷内の通路を挟み、反対側にも庭園が広がる。
丁度、茶会が開かれていた。
ガラス戸に写り込む紅葉。
屋敷内には櫻井家に伝わってきた文物を展示する可部屋集成館もあるが、
時間の都合で見学はカット。
たたら製鉄にも興味があったのに少し残念。
庭園のみの見学は300円。
可部屋集成館は別に400円の入館料金。
門前にあるそば処「清聴庵」で、蕎麦を食べることに。
窓側の席に座ると、眼下の紅葉がきれいに見えた。
この紅葉を眺めている。
出雲に多い三段重ねの割り子蕎麦。
薬味は、ネギ、粉カツオ、それに青海苔。
ワサビは付いていない。
出雲の温厚な人々には、ワサビは不要なんだろうか?と、思ってしまう。
薬味を3等分して蕎麦にのせ、つゆをかけて頂く。
横を流れる川にかかっていた水車で搗いた十割蕎麦。
蕎麦は、地元「阿井の郷」産の奥出雲の在来種。
おいしい!
歯ごたえ抜群、甘味さえ感じる。
そして青海苔が香ばしい。
これで750円とお安い。
いい昼食だった。
そば処「清聴庵」
紅葉シーズンは毎日営業(シーズン以外土・日・祝のみ営業)
12月中旬~3月下旬まで休業
11:00~15:00(売り切れご免)
TEL:0854-56-0800
雨上がりの中国自動車道は、凄い霧。
この日は、三瓶山を縦走する予定だったが、天気の回復が遅れているので、
三瓶山は明日に回して帝釈峡へ行く事にし、中国道「東城インター」で降りる。
やって来たのは「上帝釈」。
協力金という名目で駐車料金400円を支払う。
400円ぐらいお安いもんですよ~。
若い頃から「帝釈峡」の名前と、どこにあるのかぐらいは知っていた。
そこへ40年以上も経た今、初めて訪れる。
「やっと来れた・・・。」という感慨にふけりながら歩き始める。
紅葉情報では、広島県の中でも帝釈峡が一番早かったように思う。
来るのが少し遅かったかもしれない。
すでに多くの葉っぱが散っている。
特に赤系統が散るのは早い。
ざっくざっく、落ち葉を踏みしめながら歩くのは楽しい。
道沿いに終わりかけのアザミが寂しそうな姿で・・・。
カラフルな「紅葉ケ瀬」。
高低差のない歩きやすい遊歩道が続く。
いいなぁ、うっとりする光景です。
天然記念物の「雄橋」が見えて来た。
渓水の浸食作用によってできた横長さ90m幅19m高さは40mもある
日本一の天然橋で世界三大天然橋の一つ。
横を流れる帝釈川は、これを造り出したとは思えないほどささやかなものだ。
賽の河原が出来ていた。
雄橋、反対側から。
開けた所にもみじが植樹されていて、きれいに紅葉しているが、
ちょっと、とってつけたみたいで違和感を感じる。
帝釈川の最も急流をなす「断魚渓」。
断魚渓からもう少し行った養漁場の先でUターン。
再び、美しい「紅葉ケ瀬」を通る。
途中にある鍾乳洞「白雲洞」に入ってみた。
200mほどの距離、1周15分ほどで見て回れる。
2時間弱、晩秋の上帝釈峡を楽しんだ。
川下にある神龍湖まで遊歩道は6キロ続いているが、そのうち1.7キロは
落石などのため14年間も通行止めになっている。
迂回路として中国自然歩道が設けられているが、高低差があるうえ
この渓谷は見る事が出来ないという。
もっと早く来ていれば、遊歩道まるまる歩けた。
いつまでもあると思ってはいけないのは、親と金だけではない。
自然も温泉も・・・。
がんばらなくちゃ。
大阪市役所の木々も紅葉が始まっています。
その大阪市役所のB2にある食堂「SAKURA」でモーニング、350円也。
淀屋橋にあるクリニックで採血の検査があったため、絶食で出かけていました。
誰でも利用出来る、市役所の食堂。
やすくて、おいしいよ・・・って聞いていたが、利用するのは初めてだった。
分厚いトーストはおいしいし、サラダの野菜はみずみずしい。
さいの目切りのリンゴまで・・・。
昼定食なら1コインの500円。
今度、一度食べてみよう。
梅田の第3ビル前のケヤキは、かなり色づいている。
イチョウは、まだまだ青い葉っぱ。
以上、梅田近辺の紅葉です。
こちらは、広島県の帝釈峡。
島根の海潮温泉へ泊まりに行くついでに、まだ行った事のない
「帝釈峡」へ立ち寄ってみました。
詳細は後日。
長い間、ご無沙汰してしまいました。
ひいた風邪がなかなかすっきり治らず、それにネタ切れもあって・・・。
高野山へ行って来ました。
車ではなく、「スルット関西3day」カードを使って。
難波から南海電車の特急に乗り、ケーブルカーで高野山まで。
高野山内のバスも、このカードで乗れます。
南海電車の特急は、別に特急券が必要でしたが、お得なカードです。
奥の院にある「英霊殿」の紅葉です。
ここは、きれいでした。
壇上伽藍へ向かう「蛇腹道」の紅葉がきれいです。
観光協会の前の大きなイチョウも色づいています。
普賢院の前にある「さんぽう」で精進料理の昼食。
注文したのは、「山菜生ゆばごはん」。
温かいご飯に、刻んだ「こごみ」が混ぜてあり、たっぷりの海苔の真ん中に生ゆば。
ゆばの上に乗せられた、山椒の佃煮が味を引き締め、とてもおいしい。
小皿の上は、いたどり(?)の煮物と湯葉を揚げたものだろうか?
それに、高野山らしく「ゴマ豆腐」が付く。
ヘルシーで、味もなかなかいい。
古びた感じの食堂は何軒かあったが、それらをやり過ごして良かった。
思いがけなくおいしいものが食べられ大満足。
ハイマツの間に咲くミヤマリンドウ 。
このあたり、もう高い木は生えない森林限界。
紅葉の主人公は、ウラシマツツジやハイオトギリ、それにチングルマ。
ウラシマツツジ
ハイオトギリ
「神のたんぼ」と名付けられた小さな池。
登山道の両側に一つずつあるのですが、もう一方の池は、
ほとんど干上がっていました。
ガレ場を歩きます。
7月にはコマクサが咲き乱れる「コマクサ平」着13:23。
歩き始めてから2時間。
標高1842m。
と、いう事は、登山口からたった325m上がっただけ。
正面の尖った山は何・・・?
あぁ、山の名前が分かりません。
斜面にチングルマの綿毛&紅葉。
こういう、大きな岩が転がるガレ場は歩きにくいですぅ。
登山道の正面、紅葉に縁取られた所が第三雪渓。
こちらは、もう雪はありません。
雪が残っています。
このあたりまでで降りる事にしました。
ここから赤岳までは1時間ほど。
この先は岩場を登らなければいけません。
体力的に自信がないのと、そろそろ下山の時間です。
赤岳まで行ってたら、陽が暮れてしまうかも・・・。
この光景を目に焼き付けて、来た道を戻ります。
名残惜しいです。
15:10、登山口に戻って来ました。
4時間かかりました。
平均的なコースタイムより少し時間がかかっています。
登りも下りも、抜かされる事はあっても誰かを抜いて歩く事はありませんでした。
若いカップルは、颯爽と歩きます。
右側の二人連れ、私達とよく似ています。
銀泉台からシャトルバスに乗り、車を停めている大雪湖レイクサイトへ。
このバスが、凄いオンボロ。
中乗りのドアは、ガムテープで開かないようにとめてあります。
路線バスとしては、もう使えないようなバスをここへ持ってきているんでしょうね。
満員で座れません、35分立ってバスに揺られました。
道は砂利道。
胃の腑まで揺れました。
やっと舗装された国道へ出る時のカーブで、ガラガラの後続バスが目に入りました。
「えぇ~」
こっちのバスよりは、新しいバス。
おまけに、車内はガラガラ。
そんなバスが、銀泉台から背後を走っていたのです。
これには、きれました。
もうバス運賃なんか払ってやらない!
「なんで、後続のバスに客を誘導せぇへんの!」
「うしろのバス、がらがらやんか!」
バスを降りる時、大阪弁丸出しで運転手と案内員に文句を言いました。
ほんとに、タダでバスに乗せてもらってるんじゃないよ、道北バスさん!
動画があります。
大雪に吹く風の音を聞いて下さい。
第一花園から眺める紅葉は素晴らしい。
これで満足して、帰る人もたくさんいます。
ツアーで来た人達も時間の制限があり、ここから引き返すようです。
私達は行ける所まで行こうと・・・。
先を歩く人の姿が見えます。
今度は下りのようです。
尖った山は「屏風岳」、奥に連なるのは武利岳、武華山・・・かな?
終わりかけのミヤマサワアザミの蜜を必死で吸う蝶。
「エゾシロチョウ」もしくは「エゾスジグロシロチョウ」・・・だろうか?
ここなんか歩き安い道ですが、こんな楽な道ばかりではありません。
真っ赤に燃えるウラジロナナカマド。
登って来た方向を見ると、右手にバスが走る林道が見えます。
こんな歩きにくい道が随所に。
おっとっと、へっぴり腰ですねぇ。
ストックが杖代わりに・・・。
第ニ花園に到着。
途中で昼食をとったので、ここまでは40分ほど。
風が強いです。
綿毛になったちんぐるまがいっぱい。
ちんぐるまの綿毛と、小さい紫色はミヤマリンドウ。
歩いて来た方向を振り返ります。
20日、天気が良さそうなので、昨日に引き続き京都へ。
今日の目的地は、今、丁度見頃という「二尊院」がある嵯峨野へ。
何十年ぶりに来る嵯峨野だろうか?
天竜寺北門を抜け竹林へ。
だぁれ・・・?
「大河内山荘」・・・。
名前は知っていたが、来た事はなかった。
かつての名優「大河内傅次郎」が30年にわたり、消えることのない美を求めてこつこつと作りあげた庭園らしい。
手入れされた庭園も素晴らしいが、なんといっても敷石に目が奪われた。
「常寂光寺」の紅葉は、今、真っ盛り。
しかし、近寄って見れば、葉が汚い。
写真を写す何人かの口から同じような言葉が聞かれた。
やはり、涼しかった夏の影響なのか?
「落柿舎」の前には、カメラマンがいっぱい。
「嵯峨菊」といい、このあたりでは、よく見かけました。
「祗王寺」の庭園もあと一歩で、もみじに埋め尽くされるかも・・・。
「あだしの念仏寺」は、まさに見頃。
「鳥居本」へやってきました。
最終地点となってしまいましたが、ここがメインだったかも・・・。
嵐山から京都バスに乗り、ここへ直行すればよかった。
ここから下りながらあちこち寄って行った方が楽だった。
京都鷹峯「光悦寺」の紅葉です。
19日の今日、ほとんど見頃です。
観光バスで来る団体も多く、ちょっと興ざめかな。
近くにある、吉野太夫ゆかりの寺「常照寺」は、終わりかけ。
「源光庵」は、見頃。
「源光庵」、すてきなお寺でした。
詳細は後日。
南禅寺にほど近い、山県有朋の別荘「無鄰庵」の庭園です。
訪れる人も少なく、小川治兵衛作庭の庭園もゆっくり、じっくり見る事が出来た。
15日の日曜日、京都へ行く前に奈良に立ち寄ってみた。
古都のハシゴ。贅沢な話だこと。
時刻は、8時前。
なにやら、行列が出来ている。
あぁ、これだったんだ。
でも、拝観開始時間は9時だから、まだ1時間もあるのに・・・。
日曜日だから、こんなに混んでいるのか?
ガラスケースの中におられても阿修羅は阿修羅なのに・・・。
うすら寒い朝でした。
落ち葉の絨毯、少しは温かい・・・?
15日、天気予報では、晴れ時々曇り。
行かなきゃ・・・と、東福寺へ行ってきました。
しかし、天気はよくありません。
ず~っと曇り空。
そして、日曜日とあって、凄い人出。
通天橋の上で写真を撮るにも一苦労。
↑は、よく紅葉しているほうで、まだまだ見頃は続くと思います。
近くにある「光明院」の紅葉は、まだ色づき始めたばかり。
20日ぐらいが見頃かなぁ・・・と、言われる。
石峰寺へも行ってみました。
こちらの紅葉は、1本だけ色づいていますが、多くはまだ青いまま。
鎮座する羅漢様が、紅い衣をまとわられるのは、まだまだ先。
高山寺、西明寺と回り、三尾の最後に神護寺へやって来ました。
石段が凄いよ~と、脅されて覚悟して来たのですが、やはり・・・。
しかし、きれいな那智黒を思わせる、黒光りする石が階段のアチコチに使われていて、見事でした。
この石一つとっても、歴史のあるお寺なんだと感じました。
200段ほど石段を上がり、着いたかなぁ・・・と、思えば、そこは茶店。
まぁ、丁度いい所にあるもんだ。
もう100段ほど・・・。
やっと、楼門に到着。
拝観料を支払い、境内に入ると見事な紅葉が待っていました。
これは、宝蔵前の紅葉。
和気公霊廟前の紅葉。
石段を登った先には、鐘楼。
金堂へ登る石段脇の紅葉。
正面から見ると。
登りきって下を眺めると。
そして、金堂はこれ。
金堂から多宝塔へ。
多宝塔脇に立ち並ぶ色鮮やかな杉林。
今回撮った中で最も好きな写真です。
特別公開の大師堂。
唐より帰国した弘法大師が14年に渡って住まわれたお堂とか。
別料金が要るので、私はパスしちゃいましたが・・・。
東寺や高野山と並ぶ霊刹とか、どうりで高野槙がたくさん植わっていました。
ちょっと作戦ミスでした。
三尾の中でひときわ人出の多かった神護寺。
着いて一番に訪れるべきでした。
境内は紅葉が最盛期ですが、まだまだ見頃は続くと思います。