5月15日(日)、「第16回島村渡船フェスタ」が伊勢崎市境島村の渡船乗り場を会場に開催されました。このフェスタは、利根川の水辺の自然に親しむとともに、利根川両地域に住む住民の交流を図るイベントとして、毎年開かれているものです。今年は3.11の東日本大震災による自粛ムードで一時、開催が危ぶまれましたが、被災地への復興支援の義援金募金を行うことで実施の運びとなりました。
協会もこのフェスタに参加して4回目となりますが、今年は伝道師10名と世界遺産推進課の秋山主任も加わり11名で伝道活動を行いました。朝8時に会場に集合し、パネルやノボリ旗の設置、チラシの配布準備をして来場者を待ちました。今年初めて参加された伝道師5名は、来場者が来る前に渡船体験をしながら対岸に渡り、「ぐんま島村蚕種の会」の案内人に解説していただきながら、大型養蚕農家巡りをして島村の歴史についての知識を深めてきました。
私たちの活動場所は「島村蚕種の会」の隣でイベント広場の真正面にあり、渡船の乗船場所にも隣接する絶好の場所で、これまでに無いほどの人達がテントに来て下さり、パネル解説に耳を傾けていただけました。また、チラシも島村作成のものとセットにして会場内を巡って配布し、約1,500セット配布する事が出来ました。活動中に五十嵐清隆伊勢崎市長さんや県世界遺産推進課の井上さんも激励に来て下さり、私たち伝道師の励みになりました。
好天に恵まれた会場には子ども連れの家族が押し寄せ、さらに参加41団体による各種イベントなどで、広い河川敷の会場も狭く感じるほどの大賑わいでした。
会場内でのイベントで人気だったのは、ジャブジャブ池の魚つかみ捕りや対岸への渡船乗船、地元産品を使用した料理の試食コーナー、子どもの乗馬・カヌー体験などでした。その中でも「魚のつかみ捕り」は大人気で、何百人もの子ども達が池に入って魚を追いかけていました。また、対岸に渡る渡船には気温28℃の炎天下に2時間待ちという状況にもかかわらず親子で行列を作っていました
一方、当協会の「工女ぐんまちゃん」も大人気で、こども達からの握手攻めや写真撮影にポーズで応え、ぬいぐるみを初体験した秋山さんも炎天下の中で汗だくになりながら大活躍していました。本当に暑い中、お疲れ様でした。
午后2時にフェスタが終了となりましたが、今回はこれまで以上に伝道活動に手応えがあったように感じ、満足感に浸りながら帰路につきました。(M.M記)