柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

海部白波

2012年08月29日 04時42分57秒 | 海部川
海部川河口@徳島県海部郡海陽町鞆浦 8月27日 9:30AM
望遠レンズの圧縮効果で、沖合4kmに浮かぶ出羽島の灯台がすぐそこに見えます


もっとサーファーがいると想って来たのですが、二人しかいなかった

一夜干し

2012年08月29日 04時40分49秒 | グルメ
梭子魚一夜干し

カマスは開いて18%の塩水に浸けます
目が白くなってきたら塩が浸透した証です
さっと水洗いして、よく水気をきって笊や焼き網にのせて、冷蔵庫で一晩干します
気温の高い夏季は、外に干すよりも冷蔵庫のほうが、美味しい干物ができます
急ぐ時は、エアコンをドライ運転にして扇風機でゆるく風をあてておけば、2時間ほどで乾きます
昔は保存食としてよく乾燥させていましたが
今では冷蔵庫も冷凍庫もあるので、生乾きで十分です
そのほうがジューシーで美味しい
塩水は煮沸して灰汁をひき、濾して冷蔵庫で保管します
作るたびに魚の旨味が溶けだして、美味しい干物ができるようになります
カマスや鯵なら5分くらいで塩が浸透します
濃い塩水を使うのは、速く塩を浸透させて鮮度を落とさないためです
うすい塩水だと時間がかかり、旨味も水に溶け出してしまいます
夏季以外は、風通しのよい日陰に干します

秋の食卓

2012年08月28日 05時34分27秒 | グルメ
梭子魚御飯

カマスは3枚におろして小骨を抜き、塩をあてて笊などにのせて冷蔵庫で半日ほど干します(干物を使ってもよい)
水分を拭き取り、網焼きにします
炊きたての御飯にほぐしたカマスとかるく俎板でたたいた梅干し、繊切りの大葉、煎り胡麻を交ぜます
少々むらがあってもかまいません 交ぜすぎるとご飯粒がつぶれて餅のようは食感になります
お茶碗に盛って、煎り胡麻を散らします
おそらく炊き上がりにご飯を交ぜている人が多いと想いますが、ご飯はまぜてはいけません
飯粒がつぶれてしまいます
交ぜるのがあたりまえだった時代は家族が多く、炊く米の量が多かったために炊きむらができたためです
また、ご飯はあまり蒸らす必要性がありません 5分くらいでOK
これも、かつてはいっぱい炊いていたので蒸らす必要があったのです
電気炊飯器は蒸らし時間をかなりとっているので、無視して食べたほうが美味しい
和三郎では、ガス炊飯器を使っています
どんな高価な電気炊飯器を使うよりも、安物のガス炊飯器のほうが美味しいし、炊きあがりが速い!
蒸らし時間5分を加えても17分くらいで5合くらいまでなら炊き上がります
分量的には米2合にカマス3尾、大葉10枚、梅干し3ヶです

那賀郡の橋

2012年08月27日 12時09分52秒 | 日記
赤松川@徳島県那賀郡那賀町雄 8月26日 12:10PM

赤松川は那賀川の支流で、川口ダムの下で那賀川に合流します
つまり、鮎やサツキマスなどの遡上できる最上流の那賀川水系の川なのです
軽トラでも通らないかと20分ほど待ってみましたが、諦めてシャッターを切りました
煙草を吸っていたころなら、もう15分ほど待てたかもしれません

Siesta

2012年08月27日 05時33分06秒 | 日記
和三郎は来年で築100年を迎えます
日本本来の建築物は窓が広く風通しがいい
地面から床まで70cmくらいの高さがあり
平屋なので、天井から屋根までもすごい距離がある
まわりの2階建ての家より背が高い
地熱も屋根の熱も伝わってこないので
断熱材などなくてもものすごく涼しい
窓を開け放って、蚊取り線香の匂いを感じながら昼寝をすると
これが正しい日本の夏だと思えてきます

秋刀魚の味

2012年08月27日 05時30分32秒 | グルメ
秋刀魚塩焼き

近ごろは四国の辺境地でも8月からサンマを食べることができる
私の子供のころは、大根おろしが美味しくなるころじゃないとサンマは食べられなかった
子供のころの記憶を思い出してみると、食べていた秋刀魚の半分以上が干物や味醂干しだったような気がする
こういうものは金串を打ってお上品に焼くより、焼き網の跡がついていたほうが酒も飯も進むような気がする
サンマはやや薄めに塩をあて30分ほど冷蔵庫におきます
出てきた水分を拭き取り、うすめに振り塩をして焼く
一回の塩で塩を浸透させるよりも、塩がふいている焼き上がりのほうが食欲がそそります
酢橘を搾って、夏をこした日本酒でやれば、徳島県人でよかったと叫びたくなる