肥え汲み

2016-04-22 20:22:28 | 日記

 小雨が降っている。こんな日にこの仕事は似合う。これが溜まると、気が気でないものがある。溢れることを想像するだけで怖いものがある。ようやくすることができた。はじめのうちこそ、跳ねっ返りや、こぼさないようにと気を使ってはいるのだ。それが何かの拍子にその跳ねっ返りが、顔にピシャとかかったりする。もうこうなると怖いもの無しの心境である。終ると心底ほっとする。これで安心して用が足せると言うものである。それにしても、いつも思うことなれど、じつにいい仕事なのである。その安堵感も大きいなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本的霊性

2016-04-21 21:31:37 | 日記

 定例の勉強会.鈴木大拙の日本的霊性.今日読んだところから引用。

 

 『一心の念仏だけが大切なのである。いちおう現世否定のうらに浄土往生をおくが、この否定と往生とは、実に南無阿弥陀仏において統一せられるのである。それゆえ六字の名号を称えることによりて一切の悪業が除かれる。そしてこの除かれることが、即ち浄土往生にほかならぬのである。ー中略ー念仏はまた祈りである。現世の批判はその否定であり、否定はそのうらに浄土の肯定をかくしている。このかくれたるものへの意向は、祈りにほかならぬ。祈りは有意識と無意識とに関係しない。現世を超えんとするところに祈りがある。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016-04-20 19:43:46 | 日記

 鶏を飼っている。最初の頃から飼っているから、もうかれこれ35年ほどになる。3年前に飼ったものは、冬にイタチに大半を喰われてしまい、急遽近くの養鶏所から買ったものだ。したがってふつうのというか、ゲージ飼い用のもので、高タンパク質の餌を貰っていた様子、それゆえ、こちらの屑米や残飯だけの餌だと、しまいにみずからが産んだ卵を食べる始末で、いろいろ手だてを施したが、最後まで油断すると食べるものがいた。ふつうゲージ飼いだとたしか15ヶ月ほどで、それからはブロイラーにされる。ここの鶏、3年目を迎えるに当って、更新したのだ。さいわい古い鶏、マリオたちが飼うとのことで先日持って行ったのだ。

 それで昨日鶏小屋のなかの掃除をやって、金沢近くの運送屋まで岐阜から送られてきた平ら飼い用の40日雛を新しく入れたのだ。大きいもの、前のもの4羽だけ残しておいたものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苗出し

2016-04-19 21:41:14 | 日記

 午前中1回目の苗出しである。先日田んぼに苗床を作ったところに、苗200枚ほどを並べた。これが始まると、いよいよ田んぼが近づく。午後からも盛りだくさん、襖、紙は張り替えたのだ。なれど、桟や引き手のところがはめてないものがまだあり、それらを。結局皆まで終らなかった。息子たちがそれぞれのところに帰り、賑やかだった部屋もいつのまにか静かな空間に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地球

2016-04-18 21:08:00 | 日記

 昨日の突風で、ビニールハウスが破れてしまい、急遽買いにいき、やりなおしを。昼から村の婆さまの納屋の壊れたものを片付けやら、戸を入れてきた。熊本の地震、こういう嵐だの雨、地震、噴火などに出会うたびに思うことは、人だけが生きているのではなく、この地球だって生きてなまなましく活動しているんだと言うこと。そこでは、人の営みの勝手さが初めて明らかになる。とはいうものの、被災し、真っ暗のなかで逃げ惑い、たいせつな人を失ってしまった辛さをおもうと、なんともである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする