今日は椎茸を食菌した。原木は楢の木である。昨年秋に、来冬用の薪切りの時に伐っておいたものである。楢の木(直径10㌢から25㌢ほど、長さ1、5m)にドリルで穴をあけたところに、椎茸菌を入れる。それを種コマ(長さ2㌢、直径1㌢)という。その種コマを穴の空いたところに、木槌でコンコンと打ち込む。このコンコンという音が、心地よくこだまするように響く。種コマを入れた木のことをホダ木という。このホダ木を山の斜面に、ここではシイタケ山と呼んでいるところに、梅雨の終わり頃まで伏せておく。このホダ木来春にはたくさんの椎茸ができる。このシイタケ山には、3年前のホダ木からある。5年も経つと、ホダ木は椎茸菌に食べられてぼろぼろになる。今椎茸シーズンである。しかしながらこのところ、雨が降らず乾燥気味なので、ニョキニョキと出ているが、大きくなれずにいる。夕方からの雨で一気に大きくなるだろう。言うまでもないが、この椎茸焼いても煮ても香りといい味と言い、絶品である。