春江のメモ用紙

楽しく節約、なるべく捨てず、売る断捨離。
エコロジーを目指す、私のシンプルライフ。
ほんの少しですがご紹介します。

小6同級生殺害事件

2004年06月13日 | newsを斬る!
今回は話題沸騰の小6同級生殺害事件です。
加害女児の精神面とか、事件背景とかいろいろ言われていますが、小学6年生なんですよ。
彼女は、恐らく自分でも気にしていることをネット上で書き込まれた、それがショックだったから、彼女がいなくなればいいのに=殺害を考えたのでしょう。
会って会話する関係ではなく、ネットで会話する関係だったのがよくなかったと思います。

思えばネットというのは怖いですよね。言葉だけのやりとりですから。
小学6年生で、自分の考えを適切に言葉にする能力があるか、という問題もあります。
ネット上のやりとりを見て、「こんな貧困な精神なのか!」と考えるのは間違いです。
怜美さんは父親にはとても親思いな優しい娘です。
でも一方、ネットの書き込みでは、加害女児をとても傷つけています。

ネットの書き込みを見ていると、大人が書いたものであっても、ひどく中傷的なものが多く見られます。
その書き込みをした人が、貧困な精神を持っているのか、というと、違うようにも思えます。
ストレスがたまりやすい生活をしていたり、自分の気持ちを自分でうまく把握できなかったり、適切な言葉にできなかったり。思いやりを持って書き込みしている人のほうが少ないくらいです。
学校や会社ではきちんと生活していても、ネットでは荒れている。ストレスを発散する場になっている。
そういう2面性を現代人は持ち始めています。

だからこれは、家庭とか、学校とかの問題ではなく、社会全体の構造です。
加害女児に問題があるとすれば、ネット上でうけた心の傷を、どこにも他に持っていけなかった点にあります。
怜美さんを排除する、ということにしか解決法を見出せなかったのです。