※あれこれ書いて悩んでいるが原因はちょっっと気になっていた「押し出し不足」だったのかも。
一度ググって見ようと思ったら、同じ症状が書いてありました!
参考サイト
また、エクストリーダー(Titan Extruder)の構造と底にたまるゴミ掃除記事はこちら
当初から防湿BOX使ってるので案外フィラメントが削られて、ゴミが溜まっているのかも・・・
防湿庫の摩擦問題も記事になっていた。これは気付いてた。確かに防湿庫を使わないと積層が安定したもんな。
そうなると、我が家のもノズルのつまりもヤバイかも。その対応はこちらにあるのでメモっておく。
糸引きを減らそうとリトラクション量を多くすると焦げ付くし・・
ちなみにベルト張り(スプリングテンション)改善も効果あるかもです。参考サイト
いや、みなさん苦労されておられます。感謝
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さて、本日の経過メモ記事です。
先般から取り組んでいるペーパータオルの先っぽのキャップ
長さは約25mm、幅30mm、
穴は3mmの鉄の棒を差し込むのだが、積層精度が悪いので設計上では3.4mmとする。
3.4mmでキチキチとなる。
内部はX構造で強度を保つはずだったが・・・
①右端は、積層0.3mmインフィル20%で「フィラメントケース格納」で印刷
出力が破綻して各層は所々接着していないという極悪状態
②真ん中は、積層0.3mmインフィル20%で、Mega-S標準のフィラメントホルダに架けた印刷
パーツ内部のX字型構造はしっかり出力され、押さえても歪むことはない。
③左は、積層0.2mmインフィル20%で、Mega-S標準のフィラメントホルダに架けた印刷
パーツ内部のX字型構造は破綻していて、指で押すと少し凹む。強度が不足している。
これが①の出力。使い物にならん。
これが②の出力。
少々積層がおかしいが、内部X構造のサポートもあってなんとか強度を保っていた。
右が②の積層厚0.3mm、左が積層厚0.2mm。見た目はかなりキレイになる。
が、内部X構造は破綻していた。
想像なんだが、
現在リールの最っとも中心に近い位置で、直径は8.5cm程度。巻グセが非常に強い。
計算上は残り長さは193cmで2.5層しか残っていない。
そういう癖のあるフィラメントを引っ張るから、箱の出口で抵抗が増し、積層が破綻してるんじゃないかと感じた。
実際、防湿ケースから出して動かすと積層は多少安定した。
もう一点、リールがキチッと巻かれている場合、リールの端がギチギチで固くなりすぎて「ロード負荷」が大きくなりすぎ印刷失敗するのではないかと思う。
一定間隔ごとに積層が不安定になるのはこの可能性が高い。
事実リール端の所で積層が破綻したのを現認した。(BOX運用時)
BOX出口の負荷と合わさった不幸なのかも。
それとも送り出しギア部分のパワー不足か?
残ったフィラメントを熱接合して使ってみる。
フィラメントの巻グセを合わせて接合
なかなかうまくいかん。10回ぐらいは諦めずにやってみるが吉
引っ付けたら少し引き戻すが良い。
新品の純正フィラメントの重量は、1137g
リールの重さは、140g
でした。
これを記録しておくと残りの長さが推測できる。ハズ
穴は3.4mmで0.3mm積層、インフィル20%、リール径は新品サイズだが巻グセが強いのが2mほど付いている。
結局6時間近くかかって完成
費用役150円。針金は廃材
鉄棒が少し長いので50mmほど切り詰める予定
途中にネジレ防止のつもりで失敗材でガイドを入れてみたが、接着しないと効果は無さそう。
この形状だと実は捻れてしまうので、構造的には失敗なのだが運用上は問題は生じないはず。
径の大きい巻グセのせいか、積層痕は大きく乱れること無く何とかなりました。
内部のX構造もちゃんと積み上がっていたようで。
軸の鉄棒は直径3mmだが、横穴は3.4mmでは少しスカスカ、垂直穴はキツかった。
キャップの方はギチギチ
微妙だな~
【結論】
どうもリールの最後の方は巻グセがキツイから積層に失敗していたという仮説は正しいのではないかな。
対処法は積層ピッチを0.2mmにするか、大径に巻き直すとか。
最後の30mm径あたりから積層がおかしくなっているので、ここで仕様を止めて大径リールに巻き直すとか?
ということで、
連続印刷時は防湿BOXには入れず、シリカゲルと共にZipロックに入れて、端っこはクリップで止める。という保管方法に切り替え
長期保管の場合は、ダイソー防湿BOXへ放り込む。
これで良いじゃんか!
実際、恒温BOX内は30度ぐらいが保たれるので湿度はかなり低くなる。
面倒くさいチューブやアダプタなんか使わずとも目的は果たせるし、使ったばっかりに災いも降りかかる。
まあ、完全防湿環境から出発しているからこそ、トラブルのネタが一個排除できてたため原因判明も早かった。