---始まり---
ボランティアで歩行ロボットを買いたいという人が4人ぐらい現れて、どれがいいかを検討していた。
①次のロボット安いのでどうですか?とまず言われた。
http://watako-lab.com/2018/06/01/folo_diary/
この黄色い奴は3000円程度で売られてる。
更に探すと8000円弱で、プログラム可能なヤツ②がある。
https://www.elekit.co.jp/product/MR-9110
世界的な流れから私的にはmicro:bitを使う1万円程度の次の③
https://switch-education.com/products/5482/
を思っていたのですが。
①は歩くだけなのでオモチャすぎる。
拡張性を考えると③だが、素人に初めからやらせるのはどうかなあ、と悩んでた。
①~③は見た目が同じなので機能差がわかりにくい。
---①---
ところが、①を改造しているサイトを発見
読み進めるとこの人(WATAKOさん)すごい。(以前からドロイド君の記事で知っていた人のようです)
そもそも頭脳が無い①にCPUを高密度実装で積んでTOFという光センサーを使って制御している。
http://watako-lab.com/2018/06/01/folo_diary/
私:ここでTOFというレーザー発信の応答時間を計測するセンサーの勉強
でも、WATAKOさんは①の開発を途中で放棄している。
なぜか。
どうも走行系の機構(脚)が適当なので、自位置の誤差補正が出来ないためらしい。
---A---
WATAKOさん、続いて「コロン」を駆動系から全て自作した様子
http://watako-lab.com/2019/03/18/colon_init/
私:ここで、精密なモーター制御と誤差補正のお勉強(SLAM技術、車輪オドメトリ)
私:精密モーターの回転数計測に磁気を使った簡単なオプションがあることを知った。
https://www.switch-science.com/catalog/2709/
コロン君は手の動作に応じて反応をする。これはジェスチャーセンサーなる物の応用らしい。
私:ジェスチャーセンサーをお勉強
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-09754/
私:PID制御について勉強(宇宙一わかりやすいPID)
https://www.yukisako.xyz/entry/pid_control
それ以外にも多くの技術が入っているけど、なんとか判るので今回は割愛
---B---
同じWATAKOさんのサイトで、更なるロボットへの進化記事が書いてあった。
ヒューマノイド型で自律歩行して障害物を避けてターゲットまでたどり着くという、スーパースター
全国大会で4位で特別賞まで受賞した作品
http://watako-lab.com/2019/08/23/premaidai/
もう高度すぎて、とても付いていけません。
しかし、ここでハマったのがAIを使った物体認識の記事
---C---
エッジAIと呼ばれる技術。1年前から聞いていたがまさかこんなに安価に提供されていたとは。
https://twitter.com/ksasao/status/1153663853781061632
この親指サイズのBOXは、ネコ画像を見せると「ネコ」とか喋る。
中国製で3000円で販売する玩具の位置づけの製品ではあるが・・
https://www.switch-science.com/catalog/5700/
でも、中にAIチップが入っていて、学習結果をマイクロSDで入れてやると物体認識して音声で応答する。
残念ながら学習させる機能は内蔵されていないので、
専用のPCを用意するとか、BOX提供元のサーバへ写真をアップロードする必要がある。
それにしてもすごい。1個欲しい。
---D---
WATAKOさんは、BOXではなく開発用の基板を購入し、自作ロボット「AIさん」に搭載した様子
このAI基盤を探すとカメラ+液晶表示器付きで安く売っていた。3000円程度!
https://www.switch-science.com/catalog/5701/
このK210チップを自作機器に組み込むための開発環境はMicroPythonだそう。
これなら、私でもなんとか動かせるレベルかも。
(こいつは「StickC」)
---おまけ---
M5StackというArduino+ESP32製品も出てるんだ。(スタックね)
ネット経由でブロックエディタでコーディング可能
M5Stackの各種センサーをセットキットは8000円台で、各種サンプルも豊富
一番面倒くさいPINの扱いも簡単
よく似た名称でM5Stickちゅー製品も。(スティックね)
M5StickCは1500円程度(bangood)で6軸センサー+LCD搭載。教育入門用にはよさげ。
これに付けるGPSユニットがたった1500円だと!
M5StickVの兄弟分らしい。パチモンとか誤植かと混乱しました。
同じ会社が出してるみたい。
---結論---
現時点で個人が遊びで自律ロボットを作る近道は、
1 しっかりとした足回りとその精密制御
2 物体認識はK210チップ搭載の基板に担当させる
3 言語の基本はPython
4 全体制御するのはRaspberryPi
5 末端パーツを動かすのは、RaspberryPiの指令を受けてある程度自律動作が出来るArduino
だということ。
5年前の退職時に、トマト収穫ロボットを作るサイトに感激して「ロボットやります!」と宣言した。
当時はAIを使ったトマト認識なんて無理な世界(openCVが関の山)だったけど、今や3000円で可能に。
とかで、一昨日夜まで2日間パラダイムシフトに酔っていました。
その疲れからか、日曜日の深酒のせいか、昨晩は体調不良で早く寝てしまったけど。
新型コロナウイルスがはやりそうなので、抵抗力低下はマズイ
12時間連続で寝たら、今朝はすっきり目が覚めた。