今回はプロにお仕事頼みました。
施工前。地下にある止水栓を回す手作りパイプが刺さっています。
今年の冬場に台所からの排水の油が年に一回は詰まるのを直して貰った際に、そもそも排水管の勾配が悪いので詰まってもしょうがないと聞いていた。
2月ごろには給湯機の埋没管に流れる電流が原因で銅管に穴が開き、10万円を超える修理をした。
この時には、経年変化で穴が開くことはしょうがないので、いずれは配管全体をやり直した方が良いと聞いていた。
そして今回。
4月末にまたも温水器の配管から水漏れしだし、すぐ隣にまた穴が開いたようだ。(どうもこれは避けようが無いらしい)
今まで、家の水のトラブルは全国的に有名なTVCMを流している大手XXに頼んでいたので、
この際だから、温水器水漏れと排水溝詰まりの2系統の配管を一度の工事で引き直してくれるよう見積もりを依頼した。
当然、重複する工事はまとめるので安くなるだろうと思って。
しかしなんと、出てきたのが2枚の見積もりで合計30+30の60万円!
http://www.irasutoya.comより 「いらすとや」さん、ありがとうございます
ハツリ工事も排気部品の廃棄運搬費用も全部2重に計上されている。
何考えてるんだ。素人だと思って吹っかけてきたとしか考えられない。
ネットでも結構悪口が書かれている部分もある。
余りにヒデーだろう。
つーことで、小学校以来の友人に良心的な工事業者の紹介を依頼した。
彼は3年前に会社をたたんで隠居生活を送っている建築関係のオヤジさんであります。
速攻で誠実そうな青年がやってきて出した見積もりが12万弱のもの。
当然、基礎コンクリへの穴あけは1回で2か所実施、廃材は持ち帰りで無料処理など、無駄は一切省かれている。
納得で工事を依頼した。
さて、本日はその工事日。
工事は9時に開始
洗濯機の下に穴がある(かなり狭い。デブは通れましぇん)
まずは1名が床下に潜って配管の準備作業など
床下換気扇を外して中へ資材を送り込む
古い排水管路を止めて、新たに排水路を既存のマスまで新管路で誘導。古いマスへの導入で必要となるハツリは自前で実施。
温水器の管路は宅外経由だったところを床下へ配管し直し
床下の社長に資材を送る若手社員さん
このための基礎コンクリートへの穴あけは昼ごろ、別の業者が2名でやってきて、専用の穴あけ機でギュイーンと片づけて、終わったらさっさと退去。
基礎部分に穴を2個開ける作業中。結構デカい専用の工具を使ってました。
13時半には綺麗に清掃して撤収。
完成後の様子 基礎に空けた2か所 1個は温水を入れる穴、もう一個は台所の排水用
出てきた廃材は、たった土嚢1袋分。大手XXはこの廃棄費用に5万円も要求していた。
以前、温水器の管路が破れた際の工事を見ていたのだが、別業者まで呼んで夕方遅くまでめちゃくちゃ御丁寧に修復していたので、
なんでこんなにゆっくり丁寧にするのかと少々疑問を持っていた。
同級生も「こりゃ丁寧過ぎる仕事だわ」と感心するほどの物らしい。
大手XX社はこの排水マスも完全交換する見積もりであった。そら30万位になりますわなあ・・・
我が家は公共工事を依頼しているのではないのだから、適当にハツってモルタルで塞げばいいのだ。
1㎡を半日かかって塞ぐ工事なんざ要らねえ。
「仕事を回す」業界の仕組みがよく判りました。
いい勉強であります。
ついでに、家を建てた際の給湯器の引き回し(銅パイプ)には床下や地下部分の保温措置がなされていなかった、明らかな手抜きを発見。
冬場は銅管が屋外の地面を温めて家をぐるっと回って、また家の中まで帰ってくるのだから、そりゃ熱効率はサイコー
外から見えるところはちゃんとしてあるのだが、見えないところが完璧手抜き。
腹立ちついでに書くと、ずいぶん前だがユニットバスの水漏れの相談では200万円出してユニットごと交換しろとか言ってくることもあった。
今回の件は完結後、同級生にしっかりとお礼をしなければ仁義を欠く。
PS. 6月6日
サントリーのブランデーを買って持って行きました。
ヤマヤのレジで店員さんに、箱詰めしてよって言っていたら、
後ろから肩をたたく人物が。なんと渡す相手の本人が店に買い物に来ていた。
結局、本人は頑なに受け取らないというので、施工したお兄さんにあげてくれってことで何とか渡して、
本人にはイナバのタイカレー缶詰をお礼にあげて帰った。
翌日夕方には、施工会社のお兄さんから早速電話でお礼。
さすがちゃんとしておられます。