複雑な香りや辛味のカレー、香りをかぐと無性に食べたくなります。
スパイスはインドからイギリスに渡って、世界中に広まりました。
日本へは明治時代に伝わり、1960年代に小麦粉を加えた固形ルーが誕生したそうです。
幼少の頃に父が作っていたおうちカレーは、真っ黄色でとろみが強くじゃが芋と豚肉がゴロゴロ、日本初のレトルト食品のボンカレーも、まだスパイスは控えめでした。
カレー粉はターメリック、クミン、コリアンダー、レッドチリ、カルダモン、クローブ、ナツメグ、シナモンなどの生薬とも言えるスパイス達が調合され、乾煎りしたものです。
クイックカレールーは、フライパンに大さじ3のサラダ油かバターで大さじ3の小麦粉を弱火でダマがなくなるまで炒め、大さじ2の市販のカレー粉、あるいは好みのスパイス達を加えて馴染ませます。
スパイスは脂溶性なので、油と炒めると香りが立ちます。
インドの家庭では食事の度にお母さんがスパイスを感覚で調合し、素晴らしく香りの良いオリジナルのマサラを作ります。
その日の気温や、家族の体調によってスパイスを変えています、まさに食べる薬の食薬ですね。
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